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Dyna Bomb

５段階評価	☆☆
トロフィー難度	☆
プレイ理由	見た目に惹かれて
推しキャラ	主人公（赤）
スクリーンショット	13枚

感想

　まずはプレイ当時に書いた雑記のまとめ

　由緒正しいレトロゲーって感じ。全8ワールドで、各ワールドに8ステージ+隠し1ステージの全72ステージ。

　カイの冒険のカイを上回る自由な浮遊能力に加えて回数制限こそあるけど攻撃手段の爆弾。結局のところ「プレイしやすいカイの冒険」なんだけど、ノーミスクリアや敵全滅、アイテムの回収コンプリートみたいに目指すべきものは多い。

　ただ爆弾の軌道が一定ではなく、同じ場所から止まった敵に対して攻撃しても攻撃が当たったり当たらなかったり、そこはかなりマイナス。爆弾の数がギリギリに設定されてるステージも多いのにランダムで攻撃が外れるみたいなのは勘弁だ。

　見えないスパイクも多く、それは限定された攻撃手段と制御の難しい浮遊を使いこなすアクションとあまりにも方向性が違う。そして1001Spikesのように人の心を読んで「ついその位置に止まってしまう」「ついそのルートを使ってしまう」とこに罠をしかける「やられた」と思うようなものではなく、「どうしてもそこに行くしかない」のに「そこに一定間隔で出るスパイク」を隠すのはただ単に性格が悪いだけ。時間制限まであるのに敵が見えないとこから出てくるだとかも結構あり、ストレス要素が多い。

　終盤のステージはただの物量攻撃。異常な数のトラップと敵。鬱陶しいだけ。

　ゲームで手に入れたポイントを使ってスキルを購入したり、スロット（スロットではなくルーレットだが公式にスロットとされてる）でスキルを追加したりで「次のステージ」限定で能力を強くすることが出来るけど、そのステージで死ぬとそのスキルが消えるというバカげた仕様。せめてリトライ中は消えるなよ。そしてそのスキルを使ってクリアしたとこで負けた気分が消えるわけでもない。が、豊富にあるんだ、スキルが。

　手に入る武器の数2倍は、本作の武器の軌道が一定ではないクソ仕様のおかげであまり負けた気分にならず気持ち良くプレイするには悪くないスキル。移動速度アップだとか時間制限緩和は敢えて買う人はいないだろう。1回だけミスを帳消しもまあ最初の内は悪くない。武器をミサイルに変更は、ミサイルは壁を貫通かつ爆弾と違って攻撃軌道が水平で常に同じ。ただ、爆弾の放物線軌道だからこそ攻撃できた相手に攻撃できなくなる多大なマイナス要素があり、爆弾に戻す事も出来ないというクソ仕様。

　スロットの方には「手に入るポイント2倍」「時間制限無し」「無敵」だとか購入可能なスキル全乗せとか狂ったものが多い。ただ、ハズレも多いしルーレットの各場所は確率が同じではなく、ポイント2倍と無敵…特に無敵はかなり確率が低く設定されている。とはいえ、確率がどうとかより「無敵」はもはやゲームになってないので、何故導入してしまったのか。救済のためであれば確率低くではなく購入可能にするべきだし。

　主人公は2人いるけどストーリーは無い。デモ画面すらない。全ステージをクリアしても何もない。全ステージを全チャレンジ制覇しても何もない。元々がどれもこれも自己満足要素とはいえ、何かあって欲しかったかなとは思う。

　複数のスパイクの出現タイミングがゲーム開始するごとに変わるのもどうかと思う。「なるほどこの２つのスパイクは同じタイミングなのか」と思って次にプレイすると「タイミングが変わっている」とかありがち。ふざけんなよ？バグかもしれないが。

　不満点ばかり書いたけど、価格から考えれば十分にお得で面白い作品。トロフィー難度の箇所で後述するけれどトロフィーコンプリートが容易でそこからほとんどプレイしてない人に酷評されていたりするのはさすがに不遇だなとは思う。せめて全ステージクリアしてから言えよって。