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東郷かおる

ヘルファイアーS

 ヘルファイアーのPCエンジン版。ゼロファイアーに収録されてる。

 ゲーム部分は割と忠実な移植なのだけれど、ストーリーはオリジナルと全く違い、パイロットも美少女に変更され、いかにも当時のPCエンジンらしくシューティングゲームだというのに声つきのビジュアルシーンを追加。PCエンジンは移植作品でも当時当たり前なんで。R-TYPEですらビジュアルデモと声付きだ。さすがにコナミはその流れに追従しなかったけどな。

 オリジナルでは「ヘルファイアー」とは自機の名前なのだけれど「スタンビート」と改名されてしまっている。Sの由来の1つか?が、ヘルファイアーとは何なのかわからなくなってしまった。

 2人同時プレイも実装されており、そちらにも専用パイロットがいる。前述の通りゲーム部分はよく移植されていて、オリジナルが難易度高すぎるためか「バリア」というとんでもないアイテムが追加されているがその部分で批判を浴びているのは見た事がない。難しすぎるからね、ヘルファイアー。多分バリアは多くの人が待っていた。

 スタンビートというか核融合エンジンは特に説明されてないけど、デモシーンのセリフとかを聞く限りだと、ちょっとしたことですぐに制御不能になり、そうすると周囲全ての物質を消滅させる「アインシュタインクラック」なる現象を起こすらしい。そんな危険なもの地球で使うなよ。…そう、ヘルファイアーSの舞台は地球だ。

 ちなみに時代設定はまさかの西暦2033年。21世紀初頭に核融合を実現しエネルギー問題を解決すると一気に科学技術が進展し宇宙に進出したみたいなトンデモ設定。何も21世紀にしなくても…。オリジナルは宇宙歴となっていて時代は不明。

解説

 1P側スタンビートのパイロット。航宙物理学の天才で18歳にして異星人対策委員会極東研究所所長の座にあり、スタンビート開発にも関わっていて自らパイロットもつとめちゃうバケモノ。父親もどこかの支部研究所の所長だけどさすがにパイロットになったりはしない。

 本来のスタンビートのパイロットは敵の先制攻撃で戦死したという設定なので正規パイロットではないけど、まあプレイヤーにとってはそんな情報はどうでもいい。食い意地がはっているという情報もあるが、その設定はゲーム中どこにも活かされていない。

 プレイヤーにはほとんどこのキャラについてもストーリーも情報が与えられず何か勝手によくわからないままストーリーが進行していき…最終的に核融合の制御不能に陥り敵要塞で爆発して死亡というわけのわからないエンディングを迎える。どうやら多部田…そうあの多部田俊夫の仕業らしい。「思い入れのあるキャラだから」という理由で殺すとかさすが頭おかしいぜ。

お昼代は返せなかったけど、棚の上のCD、ユウの聴いてたヤツあげるから

 その他の画像はスクショ集へ。

スクショを基にAIに描いてもらったかおる
最初に宇宙服だか戦闘スーツだかを着用した場面。


キャラセレのは何故か裸で寝てるシーン。最初の最初にだけこんなシーンを入れるという。