たサムライスピリッツの3作目。前作の続編というよりは初代の続編で、剣劇の渋さに特化した形となった。
当初、ストーリーはリセットされ、前作までとは関係の無い話とされており、前作で消えたはずのナコルルも普通に登場する事となった。そして実際に採用された設定は1作目と2作目の間の話。
非常に渋い世界観であり、ラスボスは今までのような魔な存在ではなく力に溺れ自らを鬼と称す強すぎる人間となっている。
背後から攻撃を受けた時ののけぞり時間が長く、回り込みという背後に回り込むシステムが標準装備。その他「怒り溜め」「空中ガード」「攻撃避け」などなどシリーズの中ではかなり異端な存在。体力が減ると怒りゲージMAX固定で武器飛ばし…いわゆる超必殺が使い放題になる辺りなんかも含めてKOFシリーズの影響を大きく受けた作品といえる。
が、その中身は前述の異常な背後のけぞりに加え、ガード硬直中の相手を投げる事が出来る仕様もあり非常に混沌とした出来。
世間一般では失敗作とみなされ人気のない作品と思われがちだが、大幅なシステム改革により強斬りはボタン同時押しではなく1ボタンで出せるようになり、その代わりに弱・中・強と3つあった蹴りは1つに集約。より武器格闘らしい出来となった事もありサムスピファンの中ではそれなりに評価も高く、KOFの96ともども「異端」ながらも実はファンが多くやりこんでいる人の数の多い作品となっている。言う程、簡単に背後もとれないので、実際の対人戦はそんなに異常なものではない。
「アイヌの戦士は私だけ」って言うし家族欄にも無かったのに突如前作で登場したナコルルの妹リムルル。ナコルルエンディング時点で「次回作以降にナコルルの代わりに出すつもり」なんだろうとファンに思われていて、実際に出てきた、が、ナコルルも一緒に出てきた。そして、前作の大人しそうな少女のイメージと真逆な元気少女としてリデザイン。ユリ・サカザキといい、何故その方向に変化させてしまうのか。
前作ではクマの上に乗っていたので冗談的にクマ使いなのでは?と言われていたけど、やはりそんな事はなく…氷使いとしての登場となりました。何で氷使えるんだ…。
そして、本作以後レギュラー化。KOFのアテナばかり言われていたけど、実は頻繁に声が変わっていたキャラ。アテナより担当した声優の数は多い。斬紅郎無双剣が声優委の桜井智さん、天草降臨が女優というか子役というか松本恵…話にならないぐらいの棒読みで滑舌も悪い黒歴史。ゴミと言っていいレベル。最もセリフ数の多いサムスピRPGでも続投…地獄としか言いようがない、1人だけ棒読みっていう。素人という点ではチャムチャムも同じだったのだけれど、あっちはまだ聞けるレベル、リムルルは聞くに堪えない…カブキ伝の阿国より更にヒドいと言えばわかる人にはわかるだろう。そしてポリゴン侍では女優の神谷けいこ、零では声優デビューしたばかりの頃の生天目仁美さん…今この声が出せるとは思えないぐらいその後主に演じてる役とは声質が違う。というかロリ演じる人じゃないよな。天下一剣客伝では2回目の黒歴史…声優の釘宮理恵、これもヒドいの一言しかない。声優さんは悪くなくてそういう演技を求めた側が悪いのだろうが、幼稚園児じゃねぇんだから。そして現在は声優の大野柚布子さんが担当しているけど、次出る時また変わってるかもな。
令和に復活するまでにリムルルを担当した歴代5人の内、いわゆるアニメ声優は3人、その3人全員が灼眼のシャナでレギュラー、準レギュラーで揃うという奇跡が起きた。そしてまさかの生天目さんと釘宮さんによる「リムルルパロディセリフ」がノイズファクトリー開発のシャナのデスクトップマスコットソフトで実現してしまった。何やらせてんだ。
ときどき寂しく感じますが、風が吹かない場所はありません。
ねえさまが側にいてくれるようで、不安はありません。
心配しないでください。
私は元気です。
その他の画像はスクショ集へ。
スクショを基にAIに描いてもらったリムルル
背後からの無限コンボの友「コンルメム」。
キャラセレのは発売前から何度も掲載されていたサムスピRPGのリムルルイベントCG。汚い池で水浴び中。