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ミト

ザ・ランブルフィッシュ2

 どうにか出た続編だけれど、前作以上に見向きもされなかった。前作時点で多くの人が見離しているため、プレイしたのは前作が好きだった人が多かっただろうと思われる。

 そういったファン層の期待に応えるには十分な出来で、キャラバランスはともかく2D対戦格闘としてはプレイしやすく、それでいてやることも色々とありただ動かしているだけでも面白い結構な傑作。

 そう、傑作ではあるのだけれど、とにかくファンが少ない。熱狂的なファンがいるのでネットでの扱いは悪くなく7年後に続編ではなくバランス調整版が稼働。その10年後に念願の家庭用ゲーム機への移植。家庭用用に作り直したのではなく7年前のバランス調整版をそのままぶちこんだだけの代物。それ以外にも「色々と問題ある移植」であったもののファンからすれば移植されただけありがたいという作品で発売直後のヒドい移植っぷりの悲鳴はあったもののおおむね歓迎の声で迎え入れられる事となった。

 前作より更にシステムが増えて名前が独特なので、その大量のシステム群を見ただけで対戦格闘に慣れた人ですら敬遠するだろうなという状況を公式が改善する気も無いようでおそらく今後も特にいきなり謎の超人気なんて事件も起きず熱狂的な一部のファンがプレイするだけの作品として自然消滅、3も発売されないだろうと思われます。

 パーツクラッシュによる衣装破壊も売りの1つで安易ではあるけどまず触れてもらう為に女性キャラを増やしてはどうか?という判断に至ったのか前作時点でも男女比7:3と女性が多めの作品だったけれど本作は10:6。男女ともに3人づつ追加で女性比率がとても高い作品となりました。すっごい破れるキャラと一人称ボクのロリっこと…

解説

 上記で解説した安易に人気を得るために追加したんだろうなという一人称ボクのロリっこがこの子。スペイン出身だけど日本の道場で修行中。年齢は多分ロリという範疇ではないと思うけど。

 「はぁとばりあ」とかいうアルカナハートのキャラですか?という技名、「はわわ」という口癖、一人称が「ボク」、謎の眼帯。そして全キャラ中唯一「おしりパーツがクラッシュしてパンツが見える」という……が、まあ何というかアカツキ電光戦記でいまいち萌えない娘と言われたミュカレ嬢に近い位置づけ。色々と盛り合わせた結果、ただ単に痛々しいだけのキャラが誕生してしまった。

 「構え切り替え」というそれだけで面倒そうな要素を持つけれど、この要素を持つキャラは多くの場合「バランス崩壊」級のクソキャラになる。そしてこの子は切り替えとは関係ないけど、バランス崩壊のクソキャラ…前述の「はぁとばりあ」がぶっ壊れていた。結果、ただの嫌われキャラに。可哀想。

 バランス調整版では当然そんな事は無くなっており、ただ単に痛々しくて扱いにくいだけのキャラと化しました。

 おそらくは上記の通り客寄せ用のキャラだったのだろうから、設定もものすごくテキトーでストーリーに全然絡んでない。家に伝わっていた「真剣・天罰」と「木剣・断罪」の内、何故か「真剣・天罰」だけが盗まれた。盗んだのは門下生、その門下生の手により真剣・天罰は闇の世界に流れ…その剣を追ってF.F.Sに参加という。その剣を持つラスボス相手に剣を返せと言うけれど、善意の第3者だから返還する義務無いよね。返せと言われる筋合いがない。

 眼帯は特に設定は無く、別に魔眼とかではないし目が見えないというわけでもない。多分ファッション。パーツクラッシュで普通に眼帯も取れる。

はわわっ!
そんな事よりも、宝刀かえすですっ!

 その他の画像はスクショ集へ。

スクショを基にAIに描いてもらったミト
ただのジャンプ中

木剣というより銅剣だな、これ