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睦月ヒカリ

ザ・ランブルフィッシュ

 カプコンでストリートファイター、SNKで餓狼伝説を立ち上げた男が起業したとディンプスの対戦格闘。ここで勘違いしてはいけないのは「ストII」「餓狼2」ではない事だ。ストリートファイターと餓狼伝説はどちらもまともに対戦格闘の形になっていない。そこは勘違いしてはいけない。

 ディンプスは元SNKと元カプコンが多いと言われているのだけれど「それがどうした?」と。よっぽどのことが無い限りただの部品はどこ出身かとか関係ない。結局、その元SNKの名前で無理矢理売ろうとして、それなりに注目は浴びたけど実際にプレイした結果として対戦格闘好きですら多くの人が見離した作品…と思っていただこう。元ドラクエ開発とかの名で売ろうとした作品がことごとく失敗したのと同じようなもん。

 決して出来が悪いわけではないので熱狂的なファンもいるのは事実。ただ、パーツを組み合わせて動かすという謎の技術が稚拙すぎて動きがぎこちなく、そもそもその動き自体が気持ち悪い。そして採用しているシステムが多めでわかりにくい。操作感はKOFに近く、採用してるシステムはSNKとカプコンの代表的作品で採用されたものを食い荒らした感があり、それが逆にとっつきづらい。

 パーツを組み合わせているので、ダメージを受けるとその部位が壊れるというパーツクラッシュによる服が破れる要素だけが多くの人の記憶に残っただけの作品と言ってもいいかもしれない。

 背景となるストーリー設定、キャラごとのストーリー設定はしっかり設定されているのだけれど、公式でさえそれを宣伝する気がなく特に初代ランブルフィッシュはリアルタイム当時こそアルカディアからムックが出たけど、それぐらい。ディンプス公式サイトでも扱っていないので闇に埋もれてしまっている。

解説

 パーツクラッシュするゲームで女性キャラは扱いづらい…わけもなく10キャラ中3キャラも女性キャラ(家庭用移植版なら4キャラ)がいてその中の1人が硬い和装少女のヒカリだった。

 姉のカヤともども衣装の防御力?がものすごい事になっていて普通にプレイしていたらまずクラッシュしない。対戦相手と協力するぐらいの勢いじゃないとクラッシュしない。そしてクラッシュしてもほとんど破れないという保護っぷりである。

 ストーリー設定はストリートファイターEXの水神姉妹と似てる点がいくつか。

 ザ・ランブルフィッシュシリーズの舞台となる格闘大会「F.F.S」の第1回大会の優勝者がヒカリの父親。ヒカリの記憶にある父の姿とその事実はあまりにも違う。その父も戦いに敗れ命を落とし、その仇討ちのためにF.F.Sに挑む。

 姉や闇の世界に住む暗殺者にまで「(光の世界に住むお前とはここから先は)世界が違うから何も見なかった事にして表の世界に戻れ」と言われてもその声を聞く事なく突き進み、未だ戸惑いの中にいる。

 ギース以来、袴姿の格闘家は当て身投げをするもの!的な感じがあり、このヒカリもやはり当て身投げの使い手…というかスペシャリスト。攻撃は不得手なので当て身投げを使いこなさないと強さを発揮できない使いづらいキャラですよ。一応メインヒロイン格のキャラなのに使いづらい。

この人も何か背負ってる?気迫が違う。
でも、私も負けないです。

 その他の画像はスクショ集へ。

スクショを基にAIに描いてもらったヒカリ
エンディングが元。全然別人だな。髪の色も違うし

スクショ一番右のがキャラセレのとこで使ったやつの元