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BloodRayne 2: ReVamped

5段階評価☆☆☆☆
トロフィー難度☆☆☆
プレイ理由シリーズまとめて買った
推しキャラフェリル
スクリーンショット154枚

感想

 まずはプレイ当時に書いた雑記のまとめ

 PS2版当時に日本で発売されなかったとはいえ、前作に日本語音声、字幕が収録されていたので、ReVampを名乗るならせめて日本語字幕ぐらい収録して欲しかった。それだけはホントに残念。字幕無しに音声だけの場面もあるしさ。

 ゲームとしてはだいぶ進化して、とりあえず吸血しとけというゲームではなくなったし、どこに行けばいいのかわからないと迷う場面も少なくなった、そしてストーリーもわかりやすくなったし何より面白い。前作の「ナチスの秘密部隊が悪魔を復活させてその力を利用しようとしてる」なんて話よりはずっと。

 主人公レインは父親を殺そうとしているという設定でありながら、出てこないどころかそれに対する言及すら無かった前作に対して本作は父親が「殺される」シーンがあり、自分の手で父親を殺せなかったレインはその後何十年も「異母兄弟」たちを殺害して回ってた、そんな始まり方。そして今、1か所に兄弟たちが集まっている、探ってみると「人間の血」で作られた人工雲「シュラウド」により太陽の下でも吸血鬼が行動可能になる、そんなヤバイものを異母兄弟たちは開発していた。そして死んだと思われた父親が生きていて、兄弟たちは父親の意思のもとに動いていた事を知る。盛り上がるね。

 ただ、雑魚があまりにも強くなりすぎてて面倒臭い。正面から吸血出来ず逆にダメージを受ける。斬撃も防がれる、ハープーンも通らない。そんな敵が当たり前になってくる…ザコなのに。そんなのがワラワラ沸いてくる。だというのに、その雑魚を特定の場所にハープーン使って投げ入れろっていう。今回、ハープーンで雑魚を特定の場所に投げないと先に進めないシーンが多くてこれも面倒。ハープーン無効化はやりすぎだと思う。どうにか背後を取る、ダウンさせるとかしないとハープーンが刺さらない。

 その一方で影牢のような環境利用闘法は面白い。空中にある重い何かをハープーンで無理矢理落として下にいる敵を押しつぶす。壁にある鹿とかの角飾りに敵をぶん投げてツノに突き刺して殺す。高いところから放り落す、炎の中に投げ入れる。…まあ大体投げ入れる事になるんだけど、結構爽快。そしてこの環境利用での殺害は「Carnage」と判定され、経験値が増える。斬撃や吸血で殺して得るものがない。出来る限りCarnageで殺すようにすると、レベルアップしてライフが増えていく。楽しい。

 銃撃もシステムが大幅変更され「拾う」事は出来なくなり、レインの身体というか腕と一体化した「血液を弾丸とする銃」に。弾丸は血液なので人間を襲って補給する事になる。いざとなったら自分の血を使う事も出来る。ただ弾丸としてしまうと吸血で回復出来ないし、Carnageも狙えない。つまり、弾丸補給か吸血か、それかブラッドレイジのゲージを溜める為に斬撃、打撃で倒すか。もしくは可能な場面ならCarnageを狙うか。吸血しとけばいいってゲームじゃなくなったのはとてもいい。

 ただ、銃はゲームを進めるとそのタイプがどんどん増えていく。そして銃は使えば使うほどに経験値があがり最大で3レベル。ただ、「銃」全体のレベルではなく1つ1つの銃のタイプごとにレベルが設定されている。終盤に手に入る銃をレベルアップさせる余裕なんてないし。レベルアップさせた銃から変えるのもおっくうだし。そもそも銃を使う「利点」は遠くから攻撃出来る事ぐらい、使わない方がいい武器だというのが問題になる。最後まで全ての銃のレベルが1のままクリアした人も多いと思う。システム説明無いから銃がレベルアップする事にすら気づきにくい。レベルアップしたところで最大弾数がちょっと増えるとか微妙。だったら銃全体でレベル設定して欲しかった。とにかくかなりの回数使わないとレベルアップしないんで。

 一部の雑魚が強すぎるのと、一部のボスが強すぎる、そこが問題点。レイジゲージの使い道が増えたけど、結局ほぼブラッドレイジにしか使わない。前作では無条件で使えた体感時間の変化にもレイジゲージが必要になったのが痛い。その分、体感時間というか実際に「周囲の時間を遅らせる」という能力になってるけど、自分のスピードは落ちないので簡単に敵の背後を取れる、それは面白いんだけど…。

 対戦格闘っぽくコマンドで技も出せるようになってるけど、これも覚えるのが遅くて、ほとんどの技は無理に使う必要もない。最後に覚える技だけが異常に強いけど、覚えるのが遅すぎて使う場面が無いっていう。

 アクロバティックな新アクションで高いところ登ったりアスレチックなコースを進む場面は…ちょっとストレス。操作性が良くないのと次にどこに行けばいいのかわかりにくいのと。これはゲーム的に必要な部分だったかなと思えてならない。

トロフィー難度について

 環境利用闘法を活用しつつクリアすればほぼ埋まる。とはいえ、ゲーム自体の難易度がそこそこ高い。そして吸血鬼の巣もある程度見つけないといけない。☆2つでもいいかと思ったけど必要なスキルがトロフィーごとに結構違うんで☆3つ。

推しキャラについて

 全裸なのに全然エロくないフェリル姉さん。純血の吸血鬼だけどだからといって全裸で行動する理由はわからない。ゲーム上の表現では当然、性器は当然として乳首も描けないわけだけど実際には多分そういった部分も露出させて大暴れしてたのかと思うと……興奮しないなぁ、フェリル姉さんだと。
 ケイガンの子供たちの中では間違いなく最強、レインが戦う場面では無敵なので最後まで倒す事が出来ないし、ストーリー上も腹貫通してぶっ刺されてそのままビルの40階相当のとこから叩き落され日光にさらされ…それでも死なない、そしてすぐに回復する。無茶苦茶頑丈な身体と異常な回復力。倒すには日光の力を借りる以外にない。なのに作中は中盤以降。ケイガンの子供たちが作りあげた「日光を遮る血の雲…シュラウド」で空が覆われているので日光で倒す事も出来やしない。事実上無敵だったお姉さん。本作の吸血鬼の下僕はその吸血鬼エキスの持ち主の能力を使えるようでフェリルの下僕は多分強靭な肉体と再生能力を持っていたはず。とんでもない。

 純血の吸血鬼である事に誇りを持ちダンピールを蔑んでいたのに、(倒されたわけではないけれど)レインに出し抜かれ失意の中、父には役立たずで用済みとされ、妹(姉?)には裏切られ…復讐の為に立ち上がる。ホント死なないし強い。が、最も憎い妹(姉)はレインに討伐され、父親打倒を決意!何とあんなにも蔑んでいたレインとの和解すらも考えて。…フェリルが味方だったらさぞや頼りになっただろうなぁ。少なくともレインは「ダンピールとはいえ兄弟姉妹たちをことごとく討伐してきた実力があり、少なくともいきなり裏切ったりはしない」という事でそれなりに信頼出来る仲間にはなれると考えたんだろうなぁ。…まあ、この直後「サンガン」とかいう太陽のレーザーでぶっ殺されちゃったけど。惜しい人を亡くした。ストーリー上大暴れして主人公が勝てなかった唯一のキャラとして大いにプレイヤーの記憶に残ったキャラでした。全裸だから記憶に残ったわけじゃないよ。

コンプリートまでの流れ

 

  1. 全てのフェイタリティ(14種)を使う
  2. 環境を利用して敵を殺す。新しい地形?「これで殺せそう」という何かがあったらそこに投げこめ
  3. 吸血鬼の巣を15個見つける(チュートリアルで見つける1個を除外。全部で17個あるはず)
  4. クリアする

Going Batty

Kill Zerenski

 最初のボス…ゼレンスキー。ケイガンの子供たちは男性はケイガンに忠実だけど弱い。ゼレンスキーは攻撃は下僕に任せ、高いところから傍観、何もしない。近づくとコウモリになって逃げる。
 コウモリに変身する能力は他のキャラでは見ないのでゼレンスキー固有の能力なんだろうけど、まあただ逃げ回るだけなんで弱いね、うん。コウモリになったら血弾撃ち込むだけ。弱いね。

Go for the Heart

Kill Slezz

 古代バビロニアの伝説的吸血鬼。説明を読むとケイガンの子供を大量に産んだ事になってるけど、本作に登場するケイガンの子供たちの母親という気はしない。
 エフェメラに唆されている人間たちにもその存在を知られているけど、現在は干されてる?
 ケイガンの愛を求めて襲ってくるけど、自爆兵を投げつけてくるのでそれを捕獲して投げ返すという、「敵の攻撃を利用してダメージ与える」系のバトルとなる。自爆兵なんて投げてこなければダメージなんて受けないのになぁ。

Amateur Electrician

Destroy the Shroud Tower

 本作最強のフェリル姉さんとのバトル。トロフィーの説明は元々は「Kill Ferrill」だった事がトロフィーサイトでわかるが、殺せないので変更したのだろう。
 ものすごい勢いで追跡してくるフェリルは無敵なので無視して逃げ回ってあっちこっちにある歯車を全部破壊すれば勝利。張り巡らされたロープの上をレインは歩けるけど、フェリルには無理なんでロープは安全地帯となる。ロープでフェリルの追跡をかわして、次の歯車がどこにあるか探す。その繰り返し。
 ロープは屋外で影も無いけどシュラウドで空が覆われてるので日光ダメージは無い。レインにとってもシュラウドはありがたいのだ…ゲームとしてはね。

Zen Garden

Kill Ephemera

 割と序盤から散々暗躍し、フェリルを唆した挙句に裏切った本作最大の悪役エフェメラは中盤で割とあっさり退場。
 ただ無敵のフェリル程ではないけど、影を自在に操るエフェメラは強敵。影に潜り込み移動するし、影分身を作り出す。影分身を取り込んで体力を回復するという…デビルガンダムみたいにずるい事をしてくる。そしてその攻撃は苛烈で即死級の攻撃を放ってくるという…多分本作で一番の強敵。
 「禅ガーデン」で影を作る邪魔な障害物をまずは破壊。フェリル戦と同じくエフェメラから逃げ回りながらの破壊作業。影を作れないようにしないとエフェメラは無敵なんで戦うだけ無駄。
 全部破壊し終わったらようやくエフェメラとバトル。ザコから吸血して体力回復は出来るけど、前述の通り即死ダメージ繰り出してくるんでそんな事考えずにエフェメラとのバトルに集中すべき。

Tight Rope

Kill Unraveller

 柱にしがみついて上下移動するだけという謎のアンラベラー。時間はかかるけど安全な場所から血弾撃ち込んでれば勝てる。攻略系情報見ると、それ以外にも高いところにある核みたいなの全部壊して落下死させる事も出来るみたい。まあ、どっちにしても弱いよ…ケイガンの息子はホント弱い。

Pound of Flesh

Kill Xerx

 本作では最後のケイガンの息子。設定上は他にもまだまだいるんだろうけど。科学者というかシュラウドのメイン開発者、後はバケモノ作ってるのも多分こいつ。
 ザボエラみたいに肉の鎧をまとって無茶苦茶な強さで登場する。肉の鎧は何故か一部むき出しになっている肌の部分を血弾で攻撃してハープーンで抜き取る、これを繰り返すと、どうにもこの肌の部分が球体関節的な役割を果たしてたみたいで動けなくなって勝利。
 ゼルクス本人はゼレンスキー以下だから。というか吸血鬼としての能力なんか持ってたのかな?

Armed and Dangerous

Acquire all Guns

 全ての銃を入手。ここからの「All」何とかはボス倒すと手に入るものなんでストーリー上必須。気にする必要もないトロフィー。
 銃はほぼ使わないと思うけど、普通に銃撃するなら「Blood Stream」。とりあえず吹き飛ばしたい、ダウンさせたいなら「Blood Spray」。終盤のボス相手には「Blood Hammer」。残る3つは使い道無い。
 レベルアップさせても少し弾数が増えるだけ、特に「Blood Stream」はレベル1で40発撃てるのに、レベル3で50発と1レベルで5発しか増えない。「Blood Hammer」はレベル1で3発しか無かったのがレベル2で7発になるのでゼルクス戦がかなり楽になる。とはいえ、ゼルクス戦までにレベル2にするのが大変なんだけど。
 血弾が尽きてもレインと一体化してるのでレインの血を使って撃つ事は出来るんだけど…体力減るから到底お勧め出来ない。

Full Blooded Vampire

Acquire all powers

 今回のレインは能力多彩。前作のようにベリアルの力を借りたものではなく、ボスを倒すと増える、強化されるので倒した吸血鬼から何かを奪ってる感じか。こちらも勝手に増えてくので取り逃しはない。
 前作から引き続いて使えるオーラを見る事が出来る「オーラビジョン」と一時的な強化「ブラッドレイジ」、そして「体感時間…周囲の時間を遅くする」能力、これは前作では使い放題だったけど、レイジゲージを使用するようになってしまった。その代わりにレインはいつも通りのスピードで動ける。つまりとんでもないスピードで動ける能力ともいえる。
 この3つに加えて「ブラッドレイジ」の強化版の「ブラッドフューリー」。周囲の時間を更に遅くする能力…これはすごい強い。そして更にもっと遅くする能力…レイジゲージ消費が激しいのでここまではいらないけど。後は幽霊を飛ばす能力と雑魚を下僕にする能力…どっちもいらない、そして最後に覚えるのが全く使い道のない血の嵐。レインを中心に血の嵐が巻き起こるけど、覚えるの遅すぎて使う場面無い。ラスボスには通じないし。

Combat Specialist

Acquire all special moves

 コマンド入力で繰り出される技。これもボス倒すと勝手に増える。ただほぼ使い道はない。最後に覚える「Curtain Twice Torn」は空中からの急降下攻撃。ものすごい威力でザコ敵はこの一撃で真っ二つになる。すごい強いけどこれも覚えるの遅くて使う場面が無い。

CARNAGE!!!

Get 50 carnage kills in a single playthrough

 環境利用闘法で50人殺すだけ。割と序盤で達成するはず、達成しない方が無理だろっていう。

Feeding Frenzy

Use all feeding fatalities in a single playthrough

 吸血中に相手を殺害するアクション「フェイタリティ」を全種繰り出す。無限に敵が沸くとこで一気に達成できる。銃に血を補充する形のものが混ざっているので銃が無い序盤には無理。
 前方から吸血した場合7種、背後から吸血した場合7種の14種類。背後からの吸血が面倒臭い。吸血したら「△」を押して、その後に押すボタンで分岐する。「×」「○」「□」「R1」の4種+吸血したら「△△」と△を二回押した後に「○」「□」「R1」の3種。これをそれぞれ前方と背後でやるだけ。
 敵を吹き飛ばす、周囲の敵も巻き込む、レイジゲージを溜める、血弾を補充するとかで使い分ける事になるけど、大体において△△の2回押しバージョンの方が強い。

Patricide

Kill Kagan

 ラスボスのケイガン。血の噴水があるエリアでの戦いで、レインもケイガンも血の噴水を浴びると体力が回復する。血の噴水に位置取りつつケイガンには浴びさせないようにする。
 と言ってもケイガンも激しく動くんでそう上手くいかないだろうけど、まあ無限に体力回復出来るわけで負けようがない。弱いラスボスだ。

Deathtraps

Use all deathtrap types in a single playthrough

 カルネージになる環境利用闘法を全部。この全部ってのがどこまでなのかわからない。似た感じのが多いから。
「重いものを落として潰す」は出来る場面が少ないので可能な場面では絶対やっておく。他には階段の手すりを滑り降りつつ刃を出すという素敵な殺し方、出来る場面は多いけど、この2つは特殊。残りはほぼハープーンとかフェイタリティで敵をふきとばして特定のどこかに投げ入れる形になる。
「壁のツノに突き刺す」「剣を持った像の剣に突き刺す」「高いところから落とす」「深い水に落とす」「ベルトコンベアに投げ入れてぺったんぺったん圧死させる」「炎の中に投げ入れる」。後はストーリー上必須なものだけだと思う。

Nowhere you can hide

Bathe in the blood of 15 vampire lairs in a single playthrough

 オーラビジョンじゃないと入口が見えない吸血鬼の巣を15個見つける。全部で17個あるっぽい。
 オーラビジョン多用してればほぼ見逃さないものばかり。一部隠れてるけど、全部で17個だから2個は見逃す事が出来る。何ならネットに動画とかもあるから不安ならそれを参考にすれば問題無いでしょ。