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武蔵巌流記2

5段階評価☆☆☆
トロフィー難度☆☆
プレイ理由横スクアクションがプレイしたかったんだよ、したかったんだ
推しキャラ佐々木小次郎
スクリーンショット45枚

感想

 まずはプレイ当時に書いた雑記のまとめ

 海外製作の何故わざわざ権利取得してまで続編として発売した?な作品。ストーリーはおそらく前作からつながっておらず、前作のリメイク的…つまり同じような物語「巌流島で敗れ死亡したはずの小次郎が蘇り魔の力を使い武蔵に復讐を宣言し巌流島で待ち受けるという。主人公となる武蔵のアクションも見た目も前作とは全く異なり、ホント何で「2」としてわざわざ発売した?ゲームシステムも全然違っていて共通点ほとんど無いよ。前作ではPCとして使えた雀ちゃんなんて影も形もないよ。うん、本作のプレイヤーは武蔵1人だけだ。

 全5ステージとボリューム無さそうだけど、1ステージは2つに分かれていて、スーパーマリオの「1−1」とかと同じ概念、つまり全10ステージ。前半ステージ、後半ステージともにステージの最後にボスがいるし、特にセットで考える必要は無いと思う。ただ、本作のスコアはステージごと。ステージクリアすると0点に戻る。ステージ1−1と1−2は完全に別モノだけど、スコアは1−1から1−2に引き継ぐ。2−1にいくと0になる。そしてゲームオーバー時の再開は「〇−2」で死んでも「〇−1」から。これがステージが5つで区切られている理由だろう。

 史実の武蔵ではなく一応は吉川英治の小説を原作としている…のだけれどファミコン時代のキャラゲーかのように原作要素などほとんど無い。一応、江戸時代の物語だけどステージ1からいきなり「HOKKAIDO」と表示される。あの…当時は蝦夷地…アイヌ民族の土地なんですよ。北海道と名づけられたのは明治時代なんですよ…。北海道>江戸>京都>四国と辿って巌流島にたどり着く。けど、各ステージにはその土地らしさなど微塵も無い。四国なんて謎の巨大ダンジョンだ、超深い。しかもその穴に潜るのではなく登っていくんだ、武蔵は何をやってるんだ一体?…ちなみに四国の呼び名は江戸時代にはもう存在していたらしい…けれど、四国じゃなくて位置が微妙に国境でわかりにくいけど阿波じゃね?…まあ京都から巌流島行く過程で何で四国に立ち寄ってるのかわからんけど。

 ゲームは最初から二段ジャンプ、壁蹴り実装、空中でも使える攻撃判定を纏ったショートに加えて永続ダッシュもあり、ダッシュしながら攻撃し続けるヴァルマンウエみたいな状態にも出来る。敵の飛び道具は通常攻撃で弾き落とせる。かなり爽快な高速アクション。二段ジャンプ中の攻撃は全身が攻撃判定に包まれて空中ふらふらする相手を倒しにくいなんて事もない。つまりイラっとくる要素がほとんど無い爽快アクション。

 壊せる壁の中のアイテム、高いところに設置されてるアイテムだとか、お約束もしっかり守りゲージを溜める事で使える「神を使う」はものすごい効果。体力全快に使う事多いけど、それ以外に画面全体を炎で攻撃…威力低くて使い物にならんが派手ではある。雷をまとい超火力に…ボスを瞬殺出来る。真面目にボス攻略するのがバカらしくなるぐらいの超火力。まあ、通じるのは序盤ぐらいだけど。そして使い道よくわかんないけどものすごく効果時間の長い全身無敵。画面全体攻撃以外はその効果が絶大ですごい面白いと思う。

 敵の配置も上手いし、「うぜぇ」って思える場面もある。二段ジャンプとショートダッシュや三角蹴りを駆使しないと突破出来ない地形ギミックとか、攻略するのがとても楽しい構成。回復アイテムも多めで優しいし、前述の通りダッシュしながら攻撃し続ける事も出来るしゲージさえたまれば体力全快も出来る。好き放題暴れられる。

 アクションゲームとしてかなりの名作…なんだけどジャンプ出来なくなるバグ、攻撃出来ないバグ、移動も攻撃も出来なくなるバグがあり、それ以外にも大量に「それほど害は無いけど」なバグがあり、せっかくの良デザインのゲームを台無しにしてしまっている。設計は素晴らしい、でも開発のレベルが低すぎて出来上がったものはバグまみれ。ホント勿体ない。

 後、日本語が無茶苦茶。とはいえ、この無茶苦茶な日本語は天然の代物ではなく多分「これやったらウケるだろ」とわざと無茶苦茶な翻訳をしたんだろうなぁと感じる。

 一方、バグ以外の残念な点としては、スコアがステージごとにリセットされ最終的に全ステージのスコアを加算したものが総スコアとなる形式それ自体は別にいいのだけど、ミス…死ぬと0点に戻るのでボス戦で死ぬとそのステージのスコアはものすごく低くなるというのはおかしくない?と。何で0点に戻してしまうの?クリアタイムも計測しているけど、死ぬとリセットされる箇所と死んでもリセットされず加算され続ける箇所と。4−1なんかは死ぬとリセットされる、かつ、再開ポイントまで到達していればそこからスタートと…わざと死ぬ事でだいぶ先まで進んだ上でタイムは0秒という状態に出来てしまい、一体どういう思想でそうしたのか理解出来ない。

 後は同じく死ぬとリセットされるLIFE強化。1ステージに1つづつLIFEを1増やすアイテムがあって初期5LIFEが最終的には10LIFEにまでなる。けど、死ぬと5に戻される。ノーミス進行するとLIFE多いままで楽。死ぬとキツくなるという「下手な人はよりキツく」というファミコン時代のようなゲームの作り方。いや、そこはリセットしなくていいじゃん?と。残機はものすごい勢いで増えていくんだけど、死ぬとキツくなるっていう。最終的にLIFE量が上手い人の1/2しか無い状態になるわけで…。もちろん初期LIFEでもクリア出来るよう設計はされてるけど、それは10LIFE維持できるような人達なら出来るっていう事で、何か違うよなぁと。

 各ステージにやっぱり1個づつ存在する「花札」。50点札で5枚で五光が完成する。ただこの花札を集めると何が起きるのかさっぱりわからない。ゲームの解説には花札レベルがどうとかあるけど、さて一体ゲームのどこに影響を与えている要素なのか。花札に限らず何もかも説明不足。「雷攻撃」とか書かれてて何これ?なのはショートダッシュ。英語版だとDashって書かれてるのに何で雷攻撃と和訳してしまったのか。「神を使う」も、雷だけ説明が無くて使ってみてもボス相手に「通常攻撃」して初めてその効果に気づくという代物。まあ、多分そうだろうなぁとは思ってたけど。つまり、ゲームの説明が不足しすぎ。プレイすれば大体わかるし、昔ながらの横スクアクションなんで「下+ジャンプ」で床抜けとか、下を入れ続ける事で画面を一時的に下方向にスクロールさせて飛び降りても大丈夫かどうか確認出来るとか…このジャンルに慣れた人なら「大体今までにプレイしてきたゲームで実装されてた」やつなんでわかるけど、下を入れ続ける辺りなんて実装されてるゲーム少な目だし…このジャンルに慣れてない人には超不親切でしかない。

 ホント勿体ない…名作になり損ねたバグゲーでした。

トロフィー難度について

 プラチナ率低めだけど、ゲームクリアで大体埋まる。1時間15分以内クリアとノーミスクリアがあるけど、どちらもセーブデータからの再開でも取得出来る。1ステージごとにクリアデータが作られて、ステージプレイ中にリセットすればそのプレイは無かった事に出来る。ただそのプレイ中に1回でも死んでるとその死んだ記録は残ってしまう。LIFE減って死にそうというならリセット出来るけど、本作で死ぬのはほぼ落下死だろうから…落下死なんて操作ミスか初見で「これ穴だったのかよ」な初見殺し。反応でどうにかなる場合じゃないことがほとんどだろう。まあ気をつけてくれ。ジャンプ出来ないバグにな。

 1時間15分以内は全5ステージなので1ステージ15分以内でいい。ただ最終ステージがちょっと時間かかるので、簡単な序盤3ステージで最終ステージ分の時間を稼いでおかないとキツイ事にはなる。最終ステージは20分もあれば余裕でクリア出来るけど、もっと余裕持って出来れば猶予を15分ぐらいは作っておくと精神的に楽。タイム的には20分あれば間に合う状態でも時間に迫られると恐怖を乗り越えてない我々は精神的同様による操作ミスが起きてしまうからな。

 花札を全部見つけるとかLIFEMAXまでとかあるけど、そこは別に難しくない。敵は主にジャンプ出来なくなるバグ…ステージ4が最大の敵だ。慣れればバグ込みで安定クリア出来るようになるけどな。

推しキャラについて

 ラスボスの小次郎。海外版はサブタイトルがHAKUMA KOJIRO…H悪魔小次郎。何てこった雀ちゃんがいなくて良かったぜ。H悪魔さんは武蔵の関係者に化けさせた妖怪を次々と放ってくるサービス精神旺盛なお方。自分で倒したいんじゃないの?
 丁寧に話しかけてたのに無視されたからか、いきなり口調が荒くなりもはや何を言ってるのかすらわからなくなるお方。武蔵にホテルに誘われて一瞬揺らいだけど、H悪魔として断ってやったぜざまあみろ。日本を南下して疲れきってる武蔵相手に俺なんて死んでるからもっと疲れてるとか意味不明な言いぐさ。
 結局、武蔵と遊びたかっただけだったんだよな、H悪魔さん。何痴話げんかだったの?

コンプリートまでの流れ

 1周でほとんどのトロフィーは取得出来る

  1. 以下を達成しつつクリア
  2. 以下を達成していなかったら再度プレイして達成する

リアルサムライ

すべてのトロフィーをアンロックして、本物のサムライになろう

 販売会社がフランスの会社なのでSamuraiではなくSamouraiになってるのがポイントだ。

初めての対決

ステージ1の第1幕を攻略せよ

 各種アクションを自力で覚えろという感じのチュートリアル感あるステージ。二段ジャンプ、雷攻撃(ショートダッシュ)、三角蹴り、敵の飛び道具弾き、壊せる壁等々、本作で覚えるべきアクションのほぼ全てを駆使する事になるとても出来の良い最初のステージ。
 ボスは会話も無いので何者なのやら。雷の神を使うことで瞬殺出来るし、雷以外の他の「神を使う」を試すのにちょうどよい相手となってる。

旧友?

ステージ2の第1幕を攻略せよ

 トロフィーの順番がなぁ。夕暮れの江戸を駆け抜けるとそこには沢庵和尚が。別に旧友ではないけどな。

機会との対決

ステージ3の第1幕を攻略せよ

 そして京都を駆けるとそこには承太郎先輩が。オラオラオラオラ裁くのは何かの機会だー。機械ではなくて?
 機械の上にいて常時高いとこにいるので、通常攻撃を当てにくく、当たる間合いだと足元の機雷が避けにくいという本作屈指の強敵。遠くからちまちまクナイで攻撃するか、風の神で無敵になってからジャンプ攻撃連発、もしくは雷の神の力で強引に大ダメージかのどれかだな。火の神はやめとけ。

見知らぬ人

ステージ4の第1幕を攻略せよ

 四国の謎の縦穴に落ちた?武蔵。駆けあがるとそこには化け物が。見知らぬ人?人なのか?お前にはあの紫で単眼で尻尾伸ばしてくる化け物が人間に見えているというのか?

もう少しで完了

ステージ5の第1幕を攻略せよ

 今までに比べるとだいぶ難易度あがってるけど、敵が多い分ガンガンゲージも回復するので、日の神の力で体力完全回復を2回から3回ぐらいは使える。そこをケチるとキツいかもしれない。が、ダッシュしないで慎重に進めばそうでもない。

隠れた悪魔

ステージ1を攻略せよ

 何故か樽に乗って進行するステージ1−2。クナイ使うと楽だけど、封印するとちとキツイステージ。そして、行き着いた先には恋人の大津ちゃん。お通?知りませんなぁ。武蔵の恋人と言ったら大津、これは常識!いきなり一人称が俺に変わる可愛い女の子ですよ。
 まあ、大津さんも雷の神の力使えばほぼ何もさせずに瞬殺ですよ。最初の方のボスだから普通に戦っても大した事ないけどな。

撃ち合い

ステージ2を攻略せよ

 死んだはずの沢庵和尚がまた出てきて、異世界の技術がどうとか意味不明な会話を。そして横シューが始まった。
 適当に撃ちこんで、オプションの魔物3匹放ってきたら必殺技の極太ビーム!…撃ち合いだったかなぁ?

スチームパンクデーモン

ステージ3を攻略せよ

 死んだはずの承太郎がまた。お前は死んだんだぞ?ダメじゃないか死んだ奴が出てきちゃあ、死んでなきゃあ。全くもってやれやれだぜ。
 見た目は3−1と同じだけど、近づいて通常攻撃連打が通じるんで超雑魚と化してる。雷の神の力使ってもいいけど、次のステージにゲージ持ち越した方がいいかもしれん。

怪物

ステージ4を攻略せよ

 ジャンプ出来なくなるバグが発生しまくる地獄のアクロバットステージ。的確に三角飛びとショートダッシュやら何やらを出来るようになってないと、バグの前に沈む。ジャンプボタンを押してもジャンプ出来ないのが「当たり前」だと思ってプレイするべき。壁の近くでは壁に向かってショートダッシュを先にしておくべき。1度でもジャンプしたらすぐにまたショートダッシュすべき。
 ボスは通常攻撃連打で沈む雑魚。雷の神の力を使うよりステージ5をダメージ覚悟でガンガン進んで日の神の力で回復した方が多分いいタイムが出る。

最終対決

ステージ5を攻略せよ

 ドラキュラ伝説のごとく、画面左から針のトゲがすごい勢いで迫ってくる。逃げろ、敵なんて無視して逃げろ。実際のとこ、ダッシュ中は攻撃判定出っ放しに出来るし、ショートダッシュは攻撃判定付きなんで、敵を無視してプレイしても大体倒してくれるしな。
 他のボスと比べるとラスボスだけだいぶ強い。とはいえ、完全にパターンなんで覚えればまあ…覚えても回避ちょっと難しい攻撃もしてくるけど、ライフ回復アイテムが4つもあるからまあどうにかなるでしょ。

日本の救世主

日本を救いゲームを攻略せよ

 ゲームクリア。つまり、1つ上の最終対決と条件同じ。何のためのトロフィーだよ、これ。

花札

隠れた花札を探せ

 割と隠れてなくてそのまま置いてあったりする。ステージ1で取得する事になるトロフィーだと思うけど、ステージ1の花札は最初から見えてる。隠れてない。

シークレットファインダー

5つのそれぞれステージに隠された5つの花札を探せ

 ステージ4だけ強制上スクロール中なんで急いで取る必要がある。そこ以外は普通にプレイしてりゃ全部取れるでしょ。壊せる壁はわかりやすい見た目になってるし。ただ、この花札を集めると結局何が起きるのかわからなかった。

花札マニア

5つの全ての花札を探し、ゲームを攻略せよ

 上のやつは5枚集めた時点で取得。こちらはその上でゲームクリアすると取得。敢えてわける必要は無いよな。

より多くのスコアとスキル

合計250,000ポイント以上のスコアでゲームを攻略せよ

 2ステージほどノーミスでクリアしてればこの程度のポイントは達成する。意味の無いトロフィーの1つだわ。

クリーンカットアフェア

1時間15分以内にゲームを攻略せよ

 1ステージ辺り15分。でも、全アイテム収集しながらでもステージ1は余裕で10分切れる。実際全アイテム収集する必要なんて無いんで、6分もあれば終わるんじゃね?ステージ1〜3で時間を余らせて、ステージ5を慎重にプレイというのが理想。

クナイマスター

クナイで500の敵を倒せ

 クナイ使いまくらないと1周で500はなかなか達成できない。とはいえ、別に1周で達成しろではなく、プレイした中で倒した総計。ステージ1を何度も繰り返すだけでも取得出来るっていう。

ソードマスター

ソードで500の敵を倒せ

 こちらは通常攻撃なんで500なんて余裕。何でサブウェポンと同じ数に設定したんだろ?500は少ないでしょ。

デストロイヤー

500の箱とランタを壊せ

 らんた。ランタンでも違うと思う。行燈とか書いて欲しいとこかな。

デーモン狩り

1000の敵を倒せ

 カタナで500、クナイで500求められてるので両方合わせればそれだけで1000なんだが?考えてないトロフィーだよな。

神ジュニア

助けを求めるために神を一度呼べ

 マジュニアに対抗してカミジュニア。ちなみに英語版ではGODはまずいという判断なのかKAMIとなってた。いや、そもそも神を呼ぶってどういう事だよだが。精霊とかじゃダメだった?というか火日風雷っておかしくね?何でそこで地水火風空の5つにしなかったのかが理解出来ない。

神マスター

助けを求めるために神を15回呼べ

 1周で15回は無理ではないけど、まあ初プレイでいきなりトロフィーコンプリートなんて人もいないだろうから繰り返しプレイしてる内に取得するよ、15回ぐらい。

健全と悪

HPを最大値まであげろ

 「Healthy and badass」の訳なんだけど、日本語的には「とにかくすごくとっても健康」的な意味合いっぽい。もしくは健康的で超Coolとかそんな感じ。
 HPというのはいわゆるライフの事、5つ集めてライフが10目盛りになればいい。ステージ5のは「仕掛けスイッチ」を入れてしまうと壊せる壁が隠れてしまう箇所があって、そこの壁の中にある。初見はむしろ取れる、2回目以降のプレイで取り損ねやすい。
 ステージ3のもちょっとわかりにくいとこにあって、高いとこから二段ジャンプ+ショートダッシュしないといけないとこ。

無敵のヒーロー

ライフを1つも落とさずにゲームを攻略せよ

 ここでいうライフは残機の事。つまりノーミスクリアせよ。ステージ4以外は落下死さえ気をつければ問題無いし、そもそもステージごとにセーブ出来るから実のとこそんな厳しいトロフィーではない。

カウントマスター

ソードまたはクナイで100のクナイをカウンターせよ

 ダッシュ攻撃してると勝手に弾いてる事多いんで意識しなくてもどこかで取得するやつ。