あなたは「ザ・マスターズファイター」というゲームを知っているだろうか?かつてPSで発売されたステキな対戦格闘だ。
その作品の主人公「北沢タクヤ」はテコンドー使いである。が、その使う技の数々は…。
掌から気弾 | 突進飛び2段蹴り | 拳連打 | 膝蹴り連打 |
見ての通りだ。極○流空手のような技の数々…そしてムエタイかよッというコマンド投げ。超必殺技に至っては衝波だ。
その挙句に勝利後に…。
あなたにテコンドーを教えてやろうか?
などと曰うのである。そもそもが、この台詞自体、「あなたに」と丁寧に始まりつつ「教えてやろうか」と最後は高圧的。こんな日本語もまともに扱えない男に誰がテコンドーを教わりたいなどと思うのか?極○流ムエタイの使い手のクセにッ。
そう……我々はかつてそう思っていた。この男の武術はテコンドーなどではないッと、そう信じていた。
「ザ・マスターズファイター」とはアメリカ、ヨーロッパで大ヒットしたという名目の韓国製対戦格闘……FATAL…でなくて「MASTERS FURY」をシネマサプライ社がPS用に移植した作品である。だが、移植した際に設定や物語が改変された可能性が高い。
テコンドーの本場「韓国」で作られたゲームである以上、テコンドーが○限流ムエタイになるわけがないのだ。つまり、タクヤの流派がテコンドーなのはあくまでも日本版だけの話。そう思われた。
だが…だが、もうわかるだろう、このような書き方をする以上、私が何を言いたいのか。そうだ!あなたの思っている通りだ。これを見て欲しい。
掌から気弾 | 突進飛蹴り | 拳連打 | 派手なアッパー |
スクリューアッパーでも放つのかよという派手なアッパーに、伝説の暗殺拳の使い手が使うあまりにも有名な気弾そっくりの技などを使ったりもする、北沢タクヤと必殺技が似ているこの男の名は「ハン ベダル(韓倍達?)」。
韓国製対戦格闘「ファイトフィーバー」の主人公である。わかっていただけたであろうか?
つまり、テコンドーとはそもそもがこういうものなのだ。様々な格闘技から良い技を吸収し、そして独自に改良…それがテコンドー。「お前、空手家だろ!」などと言われのない罵詈雑言を浴びてきた北沢タクヤであるが、間違いなく彼は「テコンダー」。
北沢タクヤはシネマサプライが我々に間違いを教える為に降臨したテコンドー神である!我々が間違っていたのだ…「キム=カッファンも随分とアレだけど、北沢タクヤよりはテコンドーだよな」などという考えは正さねばならない。
あなたはテコンドーをわかっていただけたであろうか?つまりは…こういうことだ。
有用であれば他格闘技の技も積極的に取り入れる
蹴り技を主体とするテコンドーである以上、強力な蹴り技を持つムエタイから技を取り入れるのは当然である。北沢タクヤを見てもそれは明らかだ。
だが、キム=カッファンはどうだろうか?
飛び道具は使えて当然
優れた蹴り技により接近戦をこなす事は出来る。だが、遠距離間合いではどうだ?まるで無力である。その弱点をカバーする為に飛び道具を身につけるのは当然である。北沢タクヤを見てもそれは明らかだ。
だが、キム=カッファンはどうだろうか?
攻撃に炎や電気を付加する
前述の通り、優れた蹴り技を持つテコンドーだが、防御主体の相手にはどうだろうか?そこで必用となるのが、防御を無視する攻撃だ。残念ながら、世界規模の格闘大会においては「オーラ」で身を護る輩が多く、炎さえもガードしてしまうが…が、何もしないよりはマシである。キム ジェイフンを見てもそれは明らかだ。
だが、キム=カッファンはどうだろうか?
未熟者は武器を使う
あまり誉められた側面ではないが、まあこれもまたテコンドーだ。チョイ ボンゲを見てもそれは明らかである。
……面倒だ。とにかく、あれもこもれテコンドーあのである。
ひっかく、分身する、腕が伸びる、髪を操る。恐るべし、テコンドー。恐るべし、韓国!
しかし、日本も負けてはいないのである。日本の国技「相撲」。日本の最終兵器ゆえにその真実が隠されおり、国際的には「巨体の方々が押したり倒されたりする」程度の認識を持たれていないであろうが、実は恐ろしい格闘技なのだ。日本人の方々には今更説明するまでもないであろうが。
最近、某元横綱が格闘世界において、敗北を重ねているが、これさえも国際社会を欺く為の「日本相撲界」の陰謀である事は日本人にとっては周知の事実。…そう、彼は本当の相撲を封印した状態で戦っているのだ。
今から私が行う事は日本社会への裏切りかもしれない。が、これ以上、国際社会を欺く事は許される事ではない!
韓国で「プレイヤー全員がテコンダー」な対戦格闘「ファイトフィーバー」が作られたように、当然ながら。日本国においてもプレイヤー全員が「力士」な対戦格闘が作られている。相撲の本場「日本」が作ったゲームだ、間違いなど無い。では、日本人以外の方々に見て頂こう、テコンドーにも劣らない恐るべき相撲の真実を。…いや、テコンドーには劣る…か?
脅威のジャンプ力
対戦格闘キャラのジャンプ力は異常だ。…が、このジャンプ力はそこらの対戦格闘キャラを上回っている。
もちろん、現実にここまで飛べる力士はいないが、常軌を逸した跳躍力の持ち主、それが力士だ。
空を裂く鋭い拳
腕を振るえば、空が避ける、それが力士である。
軽く腕を回しただけでこの有様だ。こんなものでお互いにどつきあう力士の恐ろしさわかって頂けたであろうか?
右の画像など、ただ「手を叩く」だけだ。それだけでこうなってしまうのだ。ちなみにこれが有名な「猫だまし」だ。
必用であれば炎にも包まれる
テコンドーでは攻撃に炎を付加していたが、相撲は違う。全身だ、全身を炎に包むのである。
KOFにおいて全身が炎に包まれる日本人が少なからずいるが、決して日本人全員がこのような特異体質ではない事は理解して頂きたい。基本的に力士の特技である。
尻から…
禁断の一撃だ。一体何が行われたのか…これだけは語れない。だが、相手の力士が石化してしまっているのを見ればどれだけ恐ろしい技かはわかって頂ける事かと思う。
恐るべき相撲の技の数々…まだまだあるのだが、この辺りでやめておこう。
凡人の身としては、テコンドーと相撲の異種格闘戦が行われない事を祈るばかりである。
※テコンドー及び相撲を愚弄しているわけではない事をここに明記しておきます。「ゲーム中のテコンドーと相撲」がいかに「無茶苦茶」かを記しただけです、えぇ。だって、韓国製のテコンドー格闘と、日本製の相撲格闘がこの有様だし。
なお…北沢タクヤについて興味を持った方は参考出展:ザマスを見て頂ければもう少し彼の事がわかるかと。
相撲格闘について興味を持った方は…昔のコンテンツなんですがお勧めゲームっていう。かなり恥ずかしい代物なんですが、文体とか。