独特な仕様であった前作から一般的な対戦格闘風アレンジをした結果、とんでもない駄作となってしまった1作。ただし、SNK全盛期の頃であったことと当時はまだ対戦格闘自体がしっかり整っていなかった事、キャラにそれなりに魅力があった事からかなりのヒットとなった。でも、駄作は駄作じゃけぇのぉ。
CPU戦は超反応しすぎるのでまともにプレイするとクリアが非常に困難。が、あまりにも超反応する上に行動がワンパターン。カプコンなんかは超反応であっても、行動が確率で行われるけど、SNKは本作に限らず特定の行動に対する反応はそんなに多くなく、100%この反応をするという事も多い。つまり、同じ事を繰り返せば簡単にクリア出来るゲーム。
ゲームシステムは対人戦向きではなく、実際人気あった割に対人戦が盛んにおこなわれたゲーセンはあまり無いと思う。攻撃の強弱をボタンを押す時間で決めるのは操作が難しくて出したい技が出ないのでそれだけで攻防が雑になりやすいので対人戦にはどうしてもやはり向かない。
結局、超反応する相手を使ってのスコアアタックが熱いアクションゲームでしかなかった。ストーリーも今回は単なる格闘大会。餓狼伝説を中心とするSNKオフィシャル世界的にはこの龍虎2がキングオブファイターズの第1回大会なので重要な位置ではあるのだけれど。
主人公リョウ・サカザキの妹。前作の囚われのヒロイン。いかにも弱そうな典型的な囚われヒロインだったのだけれど、ストーリー的にはその1年後という設定なのに、全くの別人なとても元気で生意気で勝ち気な女の子になって帰ってきました。
それまで修行もしてなかったのに、前作にて救出されてから空手を習い始め約1年でとんでもない強さに。西山隆志さん的には納得いってるキャラだったのだろうか、これ?あまりにも不自然すぎる。
明らかにひいきを受けていたキャラで、本作で唯一全ての対戦相手に対して個別の勝利メッセージを持つ。そしてキャラ性能もかなり高い方。「よゆうッチ」という謎の勝利のかけ声も当時話題に。「語尾にッチをつけるキャラではなく、『よゆうッチ』という言葉だ」とは当時の龍虎チームのお言葉だけど、KOFチームはそれを知らなかったか、無視したか。KOFでは全くの別人レベルに改変を受けてただの頭のおかしいクソキャラと化しました。
なあんだ、相手はお兄ちゃんか。
だったら楽勝、楽勝。軽いもんよ。
その他の画像はスクショ集へ。
スクショを基にAIに描いてもらったユリ
にっぽんいちぃ。日の丸を上手く再現しないし、ヘンな衣装になるしこれが限界だった。
キャラセレのはビューティーダンジョンの料理イベント。エプロンの下どうなってんだよ、これ。