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ライラ・エスタンシア

ブレイカーズリベンジ

 特別人気があったわけではないのだけれど、何故か帰ってきてしまったブレイカーズのバランス調整版。が、ブレイカーズもリベンジもプレイ回数少ないものでどこがバランス調整されたんだか正直わからない。当時の雑誌にはコンドル・ヘッズ(のトマホーク・ジャック)が弱体化したと書かれてたけど、正直ホントに弱くなってる?レベル。実戦レベルでは弱体化を感じない。弱キャラが強化されていたりする気も全然しない。っていうか、演出変更してキャラ追加した以外にホントにどこか変化してんの?

 完全な新キャラが1キャラ追加され、勝利メッセージ画面なんかが変更されてます。そしてもうみんな忘れた頃になってラスボスが使用できる事が発覚。「2P側と協力が必要」というふざけたコマンドで、ビスコ社が公式に発表しないだけありそのコマンドを入れるとキャラセレ画面からラスボスがはみ出て表示される。つまり調整してない。最初は本格的にPC用のラスボスを作るつもりだったのかもしれないけど、出来なかった。使用コマンド自体は解析でもしないと「気づくわけもない代物」なので放置したといったところだろうか。

 ネオジオCDは当然として家庭用ネオジオ版も販売されなかったため、長い事ゲーセン専用の作品かつ、特に需要も無かったため割と闇に埋もれていたけれど、同じビスコ社の日本では未発売に終わった武蔵巌流記と共に家庭用ネオジオ版が正式リリースされ、そして言語選択機能を敢えて封印しなければ普通に日本語選択も出来るのにその機能を敢えてカットして英語版しか選択できないブレイカーズコレクション販売。何とブレイカーズとブレイカーズリベンジのセットだ!コレクションという程の代物じゃないよな。死嘩護入れるぐらいしろ。というか日本語封印するなよ。

 なお、ラスボスはブレイカーズ無印時点でもネオジオCD版においては普通に使えた事と、家庭用ネオジオでもいわゆるUniBiosであれば当然ラスボスも普通に使えたのでラスボスが使えるという事実が判明した後にも特に需要が無かった事は付記しておく。というよりラスボスの使用コマンド情報自体、割とグレーな世界からの話なのでそもそも「え、ラスボスって使えたんだ?」とブレイカーズレコレクションで初めて知った人も多いのではないかと思う。

解説

 1作品1キャラ縛りでやってるのでブレイカーズリベンジ名義だけど当然無印のブレイカーズの時から存在していたブラジルの野生児。セリフは漢字こそ使ってるけどカタカナで、そしてカタコトである。

 特別な設定があるわけではないけどとても野生児で獣のような鋭い爪が特徴。相手に飛び掛かって噛みつき攻撃もするよ。

 四つ足の獣に変身する能力もあり、印象としては超野生的というかブランカ風チャムチャム。とてもそうは見えないのだけれど、チャムチャムと同じ14歳の幼い少女なのだ。

 どうやら「女傑族」なる一族に属しており自然を守る為に戦っているらしい…シャンプー風ナコルルか。

 通常技は明らかにブランカを意識したというか、それを元にしたと思われる技が多い。当然ながら溜め系と連打系である。

 エンディングでは少女らしいというべきか賞金で服を購入している。ただ、その服は自由に動き回るライラには着づらいものだったようである。

オマエ、強イ。
デモ、ライラ、モット強イ!!。

 PS4ではブレイカーズコレクションは購入していないのでネオジオ版で作成したキャラ紹介にリンク。

スクショを基にAIに描いてもらったライラ
勝利ポーズ。

ボサボサの髪と爪は絶対に再現しないとなと思ったら何故かチャムチャムみたいな爪付き手袋とフェリシアみたいな足になってしまった。後は「可愛らしくならない」よう注意した。可愛いキャラではないからね。
 リベンジだと唯一はっきりとわかる才蔵ステージを使ってるのもこだわりの部分。