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牧原アリーナ

わくわく7

 サンソフトのネオジオ対戦格闘第2弾。ギャラクシーファイト2なのだけれど、その方向性は全く異なり非常に明るい世界観の作品となりました。

 7人のキャラが1つづつ持つわくわくボール。7つ全て集めると願いが叶うと言われており、わくわくボール争奪戦が始まった。「いや、それドラゴンボ…」何か言ったかね?わくわくボールだと言っているだろう?

 ギャラクシーファイトと異なりかなり普通の対戦格闘となってます。前作ではベジータをモデルとしたアルバン王子だけが持っていたスーパー化を全キャラが搭載。全キャラが高威力のガード不能技も持つ。ネオジオでありながらカプコン系の対戦格闘の影響を強く受けている作品で、ダウンしてる相手への追い打ち、ゲージを使っての必殺技強化、技の空振りでのゲージ溜め、投げ抜けや、全キャラ搭載の中段技やコマンド投げ。ヴァンパイア系、ストIII系、ストZERO系の融合形態。

 一応、ギャラクシーファイトとは多分同じ世界で、ギャラクシーファイトにも出演したボーナスくんが続投。前作ラスボスの「フェルデン」のプロフィールの家族欄に名前が記されていた「フェルナンデス」が本作ラスボスとなっており、フェルナンデスの出身を見る限りは偶然の名前の一致ではなく確かにフェルデンの兄弟なんだろうとわかる。

 ギャラクシーファイトと同様に今回もそれなりにわかりやすいモデルがいるキャラが幾人か。公式に堂々と「トトロ+(カプコンのヴァンパイアの)サスカッチ」だというまるるん。インディー・ジョーンズ+老ジョセフ・ジョースターなダンディーJ。まあ、老ジョセフ自体がインディーなのだけれど、そもそも。セイバーマリオネット+サイバーボッツなティセとその姉妹(ゲーム中には登場しないけれど姉妹のデザインは存在しており、完全にサイバーボッツのデビロット姫なキャラも)。

解説

 貴重なおそらくは完全オリジナルキャラであり本作ヒロイン…オープニングデモとかでも大きく扱われてるけど、完全にティセに人気を取られてしまった残念ヒロイン。声が野太い。

 ルーミに続く獣人系の少女でルーミと同じく全身タイツ(に見えるけど色の振り分けを見る限りは青レオタード+青タイツっぽい)。ルーミから流用されたかなという技も一部。髪の毛と耳が一体化しているかのように描かれているけれど、実際耳なのかどうかは不明。

 オープニングデモの時点からずっと「尻」押しのキャラで、後ろを向いての振り向きポーズがとても多く、ヒップアタックも多い。「へへーん」と言いながら尻を叩く攻撃、技名は「へへーん」。それはヒドい。コマンド投げもヒップアタック。

 ルーミと同じくホームステージでは歌が流れ、その歌はルーミと違い本格的なもの。コマンド入れると歌詞も表示されるぞっ!どこに力いれてんだ、サンソフト?

 愛をこめて作られたのはわかるのだけれど、「いえ゛ーい」といった感じの野太い勝利ボイスと、事務的で無機質、機械がしゃべってるのかよという「アリーナカーニバル」の「アリーナカーニバル フェスティバル」というボイスがものすごく残念。カーニバル感無いわぁ。ノリよく「あっりーなかーにぼー えーんど ふぇすてぃぼー」ぐらいの…そうKOFユリ的なノリが欲しかった。「いくわよ アリーナスペシャル」いや、そんなやる気のないボイスで言われてもなぁ。

 あ、完全オリジナルじゃなかったわ。この子が使うアリーナビームのゲージ使用版は巨大なハートを飛ばすのだけれど、これはGANGAN行進曲のキサラが使う「ジェラシーボンバー」が元だと公言されている。後は公言こそされてないけど、アリーナクラッシュの少しづつ連打速度をあげる事で攻撃回数が増える対空技はストZEROの元が使う逆瀧だわな。わくわく7がZERO2の半年後ぐらいだから…うん、偶然じゃないと思う。

わたし…………すてきな恋がしたいの…………
なんて、キャーッ!!はずかしいっ!

 PS4ではギャラクシーファイトを購入していないのでネオジオ版で作成したキャラ紹介にリンク。

スクショを基にAIに描いてもらったアリーナ
勝利ポーズ

キャラセレの方もだけど髪のような耳がどうしても再現させられなかった
 キャラセレの方のはよく見ればわかると思うけど、全身タイツではなく、青レオタード+青タイツで再現してます。