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リリス

ヴァンパイアセイヴァー

 ヴァンパイアシリーズ3作目。タイトル通り主人公がまた変更。救世主を自称するラスボスが主人公だ。

 設定にだけ名前があった魔界3大貴族のドーマ家当主の冥王ジェダが力を取り戻し復活。3大貴族の霊王ガルナン、魔王ベルナールは既に亡く、ベルナール次期当主はサキュバスの小娘。私がやるしかないと魔界救世を計画。

 魔界に限らず全ての価値ある魂を1つの神体に集め完全なる1つの生命体になろうと画策していた。いや、それ人類補完……いや、何でもない。

 新キャラ4体の内、3体が女性と珍しいバランス。ジェダという最高クラスの魔族が追加された一方で、職業としてのプロハンター、シリーズ初の完全なる人間も追加。

 前作主人公は前作で闇に堕ちて恐らく現在眠っているので不参加。生命体ではないフォボスと滅びてしまったパイロンも当然不参加。人間に転生したレイレイは何故かまたチャイニーズゴーストの姿に戻り参加だ。

 本作ではラウンド制が廃止され(通常設定では)2本の体力ゲージの1本が無くなると、そこで仕切り直しにはなるものの体力差が縮まるわけではない。負けてる側への何らかのボーナスもない少し厳しい仕様。

 必殺技をガードさせた際の削りダメージ、ダウンした相手への追撃、コンボダメージの一部は当時の対戦格闘には珍しい回復可能なダメージとなり、そのダメージは一定時間後に徐々に回復していく、ただし体力ゲージが0になったら回復可能ダメージであってもそこでダウン、仕切り直しが発生。体力ゲージが最後の1本であれば敗北となる。いかに回復可能なダメージを回復させるかも重要な作品となりました。

 場合によっては(自身に原因があるとはいえ)絶望的な体力ゲージ2本分ぐらいの体力差を覆さないといけない事にもなるけれどタイムカウンターは他の対戦格闘と変わらない。それでもその状態からの逆転劇は普通に発生する…前作以上に本作はハイスピードバトルなのだ。空中ダッシュの使い手も複数いる、ダッシュが宙を浮くタイプのキャラはそこでジャンプ攻撃を出せる、そんななので画面がとてもうるさい。相手の足払いを見切ってとかそんなじりじりとした展開にはならない。攻め攻め攻め攻めなのだ。ガードキャンセルに加えて相手を押し戻すアドバンシングガードも追加されたけれど、それでも攻め攻めの作品なのである。操作も忙しいよ。

解説

 前作(前々作)にて魔王ベルナールの後継者となったモリガンはその絶大な力の大部分を魔王ベルナールにより封印されており、復活したジェダはその力を見つけ解放。身体と名前を与え自らの部下に迎えいれた、それがもう1人のモリガン…リリスである。

 その本質はモリガンと同じサキュバスだけれど生まれたばかりなので非常にピュアである。ピュアなのにエロい。

 ただの「力」として封印されていた記憶のようなものはあるようで二度とその状態には戻りたくないけど今は仮の身体…本物の身体を手に入れるためにジェダからの命令でもあるので自身の半身たるモリガンを探しジェダの作り出した魔次元を彷徨う。悪意などどこにもない無邪気で邪悪な存在である。

 見た目はモリガンに近いけれど、その容姿は幼く胸はほぼほぼ平らという事で話題となったキャラ。当時の人気声優を使った媚びキャラである。勝利メッセージがいちいちエロい。

 使う技は一見するとモリガンと同じなのだけれど、その性能は明らかに低い。我道拳かよってぐらいに飛ばない飛道具、全キャラ標準装備のはずのコマ投げを持たない。まともに使えるEX技はルミナスイリュージョンのみ。独特のコマンドのこの技をチェーンコンボキャンセルから出せないならこの子を使ってもしょうがない、そんなレベルにある。ただ他キャラに無いハイジャンプを持っており、攻撃範囲の広いジャンプ強パンチを絡めた攻めは気持ちがいい。

 人気キャラではあるものの、設定上長く存在する事は出来ず、本作にてモリガンに吸収されているため、VSシリーズ等ではモリガンの一部として特定の必殺技で姿を現す程度にとどまってしまってます。

そんなにキツくしたら
壊れちゃうよう…!

スクショを基にAIに描いてもらったリリス
勝利メッセージのとこ。超強気なリリス。勝手に胸のサイズ増量したり普通に乳首描きやがったり実に大変だった。

キャラセレのは全裸対空ことスプレンダーラブ。あっちも大変だった。乳首を勝手に描ないでくれっての。