ヴァンパイアシリーズ2作目。タイトル通り主人公はヴァンパイアではなくモンスターを狩る人間側となった。最もそのハンターも純粋な人間ではなくいわゆるダンピールと人間がモンスターに法術で変身したものとだが。
前作のボス２人とハンター2人の4体追加。チェーンコンボをボタン連打でもつながるように変更。ダウン追撃を全キャラに装備、オートガードを採用した初心者用のモードの実装。超必用のスペシャルゲージを1ゲージMAXではなく複数溜まるよう変更しゲージがあると勝手に強化版になるなどという事を無くした。
ストーリー設定は前作と同じだけれどゲームとしてはもはや別物というぐらいに進化し、ヴァンパイアシリーズの名を一気に高める事となった1作。
現在でも名の知れているプロゲーマー「ウメハラ」の名が大きく広まったのもこの作品から。
ただし名作とはいってもカプコンの対戦格闘はSNKと違って毎度破綻（ネットではSNKが破綻してカプコンはバランスが取れてると語られがちだが確実に逆。SNKはKOFシリーズがダメなだけで大体バランスは良い）しており、本作も上位と下位とでかなり差があり、普通使いやすいはずの主人公が使いづらい上に弱いという非常に厄介な事態に。使って面白いけど決して強くはない。生粋のモンスター…ダークストーカーとハンターの実力差を思い知らされるぜ。
中国の仙術使いの生まれ。異形転身なる術で母は皆を救い自身は命を落とした。残された姉妹は死した後に魂が囚われの身にある母を救うため、自分たちもまた異形転身の術により力を得てダークストーカー狩りを開始する。
見た目はどう見てもその当時…というよりそれよりだいぶ前だけど起きていたキョンシーブームから、キョンシーを新たなゲームに採用したもの。ただ、採用したのに実際のキョンシーも映画のキョンシーもロクに調べもしなかった結果「札を貼ると自身の意思で動く事が出来、はがれると暴走する」という明らかにキョンシーとしては間違った事に。映画は何となく見たのかもしれない。が、お札を貼られた状態は道士に操られているのであって自分の意思で動いてるわけではないわけで…結果、「チャイニーズゴースト」という謎の種族となり果てた。ただ、異形転身の術で変身した姿なので、それをアンデッドと呼んでいいかどうかはわからない。ただ公式に「キョンシーではない」事は明言されている。
キョンシーのような姿になってるのが妹のレイレイで、姉はお札になっている。異形ってレベルじゃねぇぞ、お札は。
ダークストーカーであればそれが善良なるフェリシアであろうとその存在を許す事は出来ないと全てのダークストーカーを狩りつくし母の魂を救うことに成功はするが、母と同じく術を使った事で命を失ってしまう。ただし、母の魂が奇跡を起こし姉妹を再び双子の姉妹として人間に転生させてくれた。これでもう続編があっても出演は無いはずだったのだが…。
なお、一部ネットではフルネームは「少泪泪」としているけれどそれは公式情報ではないので注意。対戦格闘系のサイトを運営していた頃にウチでもその情報発信したというか、下手したらその時発信した情報が未だにネットでコピーされまくってる可能性すらあるけど「シャオ家（少家）」と「泪泪」という漢字表記は間違いではないのだけど、「シャオ家」の「シャオ」が苗字だなんてカプコンは一言も言ってないし、少泪泪なんて表記は最低でもヴァンパイアセイヴァーまで一度も使われていない。もしかしたらその後どこかでそんな表記をした事があるかもしれないけど、だとしたらすまん。カプコンをずっと追いかけていたわけじゃないから。ただ、そんな表記多分してないと思うんだよね。
後にマーヴルVSに出演した際には一人称がボクとなり、もはや誰だかわからないキャラに成り果てていた。何で勝手に原作のキャラを改変出来るのか理解出来ない。自社キャラといっても、それを作った人は存在するわけで、それを勝手に変えていいわけないじゃん？ファンだっているんだし。そんなの同人で勝手にやってろよと本気で思ってしまう。
PCとしてはちょっとテクニカル。操作が忙しいキャラ。それでいて決して強いわけでもないという困った性能のキャラ。消えるダッシュ、空中ダッシュ、ヒット即気絶の飛道具、高速発生の中段、リーチの長い通常技、などなど強い要素だらけなのだけど、なかなか上手くいかないんですよ、えぇ。ああ、そういえば春麗さんに喧嘩売ってんだろって勝利メッセージも当時話題になったよね。
ヤッターってのもナンだし
キャハハってのもアレだし
スクショを基にAIに描いてもらったレイレイ
一応勝利ポーズなんだけど衣装が独特すぎて巨大な袖が足と認識されててよく見ると気持ち悪い。
キャラセレのはセイヴァーのエンディング。ハンターエンディングで人間に転生した後の姿。普通に可愛い。