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フェリシア

ヴァンパイア

 ストリートファイターIIシリーズは飽きられた事もありスーパーIIXで打ち止め。新たに始まったのがヴァンパイアシリーズでその1作目。

 キレイなアニメーションが特徴で、当時としては驚くほどになめらかに動く。

 登場キャラに人間は1人もおらずそのほとんどは有名なモンスター。人間ではないので無茶苦茶な動きをするキャラ多め。ストリートファイターシリーズには採用されなかったダッシュ、バックステップも採用されハイスピードなゲームに。

 通常技キャンセル通常技を弱>中>強の流れで可能とするチェーンコンボシステムを採用。ただし後のものとは違い、入力は1回しか受け付けず受け付けるタイミングも限られているので慣れが必要。まずはしゃがみ弱K>しゃがみ中K>しゃがみ強キック程度は出来るようになりたいところ。ガードキャンセルも標準装備されているので、無意味にチェーンするのは危険行為。

 超必系のゲージが溜まっている状態で必殺技を使うと強化版の必殺技が勝手に出てしまうため、いわゆる超必を使うのは厳しめ。また、カプコンとしては唯一だろうか?当初は超必のコマンドが昔のSNKの超必と同じで隠されていた。そしてその多くは偶然見つかるようなコマンドではなかった。

 キャラが人間ではない事と、あまりにも独特なシステムを積んでいる事でリリース当初の人気はいまいち。このシリーズが人気でたのは続編のハンターからである。

解説

 他のモンスターが吸血鬼や狼男、半魚人と有名なモンスターの中、フェリシアは本作唯一のカプコンのオリジナルモンスターである「キャットウーマン」と呼ばれるネコ人間。元々人間として生まれてきてある程度成長するとキャットウーマンに目覚めるというわけのわからん種族。人間との間に子を為す事は出来るが、その子がキャットウーマンになるのかといえばそうでもなく、突然変異的に人間の女性の中から生じるらしい。一度キャットウーマンとなると人間時代の記憶は残っていても人間としての常識は消えてしまうようで、キャットウーマン独自の社会を築いており、人間からは迫害されている。不思議だ、迫害される要素が見当たらない。

 キャットウーマン種族は名前通り女性しかおらず、そして服を着る文化が無い。キャットウーマンに目覚める年齢は個体ごとに違うけれど、人間として長く時を過ごしていてもキャットウーマンになると羞恥心が消えうせるようである。キャットウーマン自体は人間の倍ほどの寿命を持ち成長、老化も人間の1/2程である。

 フェリシアは6歳の頃にキャットウーマンに目覚めた孤児。孤児として教会で育っていたため元々人間社会に疎い。キャットウーマンに覚醒して以降も教会のシスターには愛を注がれていたため、人間に対する負の感情は持っていない。偶然にテレビで見たミュージカルに憧れ、人間の光の世界に出たいと人間の役に立つ事をして人間に認めてもらおうとモンスター…ダークストーカー退治のバトルを開始した。

 間違いなく善良なモンスターで人間からすれば危険度はゼロに近い。結果、キャットウーマンとしての愛らしい姿と、元来の明るく優しい性格もあり一躍人気スターとなり…シリーズ最終作となったヴァンパイアセイヴァーにおいては恩返しという事なのか教会にてシスターとなった姿を見る事が出来る。

 基本的に、というか常時全裸で、ヤバイところは体毛で隠しているだけというレベルで、尻は全く隠していない。その容姿で当たり前のように家庭用ゲームに出演している事は驚くしかない。

 PCとしては毎度中堅と言ったところだろうか。所詮は元人間の「ちょっと素早い」だけのモンスターなので強みといえる強みが毎回無いのである。ヴァンパイアシリーズで強いのはやっぱり圧倒的物量というか手数とガードの揺さぶり、そして安定した迎撃技だろうか。手数という点だけ見ればフェリシアは一見強そうにも思えるのだけれど…他のキャラがもっと凄いんですよ、このシリーズ。そして防御が弱い。

最近ツメののびがはやくって
あなたの体ってツメとぎに最高ね♥

スクショを基にAIに描いてもらったフェリシア
エンディング。普段の姿はAIに理解させるの難しくて「全裸」と指定すると到底公開出来ない絵にしやがるし、その指定取ると服着るし…体毛というのをどうやっても理解してもらえなかった。

キャラセレのはセイヴァーのエンディング。