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チチとネネ

神凰拳

 最高神の座をかけて神様たちが戦う3Dっぽい2D対戦格闘ゲーム。

 浮かせ攻撃の上昇攻撃、空中から急降下する下降攻撃、フロントステップ中にジャンプ攻撃を出せるなどなど、ヴァンパイアシリーズ以上に攻めがやばい事になっていて、そしてヴァンパイアシリーズ以上にガードキャンセルがもっとやばい事になっている。

 ガードしたのを確認してからレバー操作で即ガードを解除して行動が出来る、ほぼほぼ上昇攻撃が確定し、上昇攻撃からは長い空中コンボというかエリアルコンボが始まってしまう。浮かせなので、地上攻撃だろうがジャンプ攻撃だろうが関係なくガードされると終わるという作り。

 通常投げは投げられたのを確認してから投げ受け身可能。その分、全キャラが統一されたコマンドのコマンド投げを持っている。とはいえ、じゃあガードキャンセル狙いの相手に投げが簡単に決まるゲームなのかというとそうでもない。待ちが圧倒的有利。

 超必が特殊で、昔のKOFのように3ボタン同時押しでゲージを溜める。ただし、MAXになっても超必が使えるわけではなく、MAXになると天変地異が発生。ABCとBCDのどちらの同時押しでMAXになったかでキャラにより起きる天変地異が変わる。天変地異状態では特定の必殺技が強化され、属性アイテムが時々降ってくる、その属性アイテムを拾うとその属性の超必が1回使える。アイテムは3つまでストック可能。3つあると超必より強い超必が使用可能となる。

 超・超必は瀕死になると使い放題なのはいかにもネオジオ系対戦格闘といったところ。無茶苦茶な性能をしているボスキャラもコマンドで使えてしまうけれど、だからといってそれがどうしたといった感じだろうか。

 システムが複雑で、そしてヴァンパイア系のゲームでありながらスピード感は無いという不思議な状態。そしてハンパな3Dでの見た目の気持ち悪さや待ちが強すぎるシステムなどなど当然のようにゲーセンでは一瞬で姿を消してしまった作品です。個人的にはとても大好きな作品なのだけれど。

解説

 イタズラ好きの双子の幼女神。短いスカートで大胆に足を広げて蹴り技を繰り出すので当然、パンツ見放題。素晴らしい、でも神様が下着着用するなんて…。でも、312歳だけどな。312歳だけど、セリフが全部ひらがなで表現されるぐらいに幼い。312年間何やってたんだ、神様?身体の成長は遅くても勉強は出来るだろう?人間年齢への換算方法は示されていないけれど、他の神の年齢だとかから考えると8歳〜9歳程度。それで全部ひらがなはやべぇな、この双子。

 子供という事で特例なのか2柱というか2人同時参戦が認められている。ただし、基本的には1人で戦い、もう1人は後ろで観戦。特定の技を繰り出す時にのみ2人で技を繰り出すというスタイル。

 チチとネネは4ボタン同時押しで瞬時に切り替え可能だけれど、必殺技1つづつを除いて性能は同じ。そしてその1つの必殺技、雷神チチの「雷神拳」と比べて風神ネネの「風神脚」の方が圧倒的に性能が良い。試合開始時は絶対にチチなので試合開始と同時にネネに切り替えるのが基本。

 あまりにも風神脚の方が性能が良すぎたためかセガサターン版では風神脚が空中専用必殺技となり地上でのコンボには使えなくなるという弱体化が施された。とはいえ、本作の連続技は空中コンボが基本なので…雷神拳はKOF'94の暫烈拳で、風神脚は'96ロバートの飛燕旋風脚を更に高性能にしたものといえばその性能差はわかっていただけるだろうか。

 超・超必ではチチとネネが合神し風雷神という大人の1柱の神となり突風と稲妻を巻き起こすというとんでもない事をしでかす。が、コマンドに失敗すると合体せず2人が一瞬大人の姿になるだけで終わる。何だ、それ?

なーんだ、もうつかれたの?
つまんなーい、つぎいこつぎ!

 PS4では神凰拳を購入していないのでネオジオ版で作成したキャラ紹介にリンク。

スクショを基にAIに描いてもらったチチ・ネネ
勝利画面。頭のは鈴だって指定してんのになぁ。当然原典ではオッドアイではなくAIさんによるアレンジ。

キャラセレのは超・超必の転生風雷神成功時のもの。カラーはネネ版。