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ブリギッテ・ブロックスベルク

Bibi Blocksberg - Big Broom Race 3

 3DSで2作発表されたビビのレースゲームの3作目。と言っても前2作を見た事が無いので何とも言えんのだが。というかビビという作品自体今回初めて知ったけど、1980年に最初のラジオドラマが始まり、その後、漫画、アニメ、実写、ゲーム、そしてスピンオフ作品も生まれそれもマルチメディア展開。アニメは少し遅めの1999年にシーズン1が放映され、2024年現在は2019年のシーズン5が最新作となっている。なかなかに息の長い長寿作品である。が、母国のドイツ以外での知名度は低め。ドイツではかなり人気あるようでものすごい数のゲームが作られてます。これはその内の1作。ただし、英語版。日本では実写版が「リトルウィッチ」名義で輸入されている。

 休みの日にヒマなので魔女らしくホウキレースしましょうという、強引な導入、そして8人の魔女によるレースが始まった。吸血鬼が出てもおかしくないトランシルヴァニア、ジーニーが出てもおか…しくないというかジーニーが出てくるオリエント、そして恐竜が跋扈する恐竜の時代。魔女すげーな。

 そんな場所でホウキに乗って駆ける。非常に操作は簡易でもう太古の昔からのお約束である曲がる時の「アウト−イン−アウト」すら不要。加速ボタンは押しっぱなしでカーブが来たらその方向にキーを入れるだけ。もちろんある程度はコース覚える必要はあるけど、ミニマップは出てるし、そんなにシビアじゃない。つまり、気持ちよく走るというか飛び続ける事が出来る。常に全速力だけど、更に加速がかかる要素がいくつもあるのが良。ただ、CPUキャラがちょっと弱すぎるのが難。かと思えば一部のコースでは「何故ここでそんなスピードが出る?」って感じでプレイヤー置き去りにしたりもするけどな。

 プレイヤーは8人、多分性能差はない。その代わりに性能に違いがある8つのホウキがあるのでそれを自由に選択可能。と言っても性能差を実感するほどのゲーム内容ではないけど。

解説

 主人公、通称ビビ。ドイツ生まれの13歳のそばかすが目立ついかにもな主人公な「優等生」。頭がいいとか魔法の天才とかそういう意味ではなく「優等生な主人公」。適度に優しさや正義感を持ち合わせていて、そして決して才能豊かというわけでもない普通な子。

 母親も魔女で、どうも古い図書館で魔女の本というのを見つけそこから独学で学んだっぽい。それを娘のビビも受け継いでいて、生きたホウキ「マッシュポテト」を手に飛び回る。なお、英語環境にローカライズされた際にホウキの名前は「アップルパイ」に変更されており、本作は英語版のゲームなのでホウキはアップルパイ名義。名前の由来は本人がマッシュポテトを好きだったからというヒドい理由。

 1980年にキャラが誕生した時と比べると当然ビジュアルは変わっているけれど、金髪に赤いリボンと緑のワンピースというスタイルは現在まで変更無し。が、実写版ではあまりにも漫画的と判断されたのか継承されていない。…いや、そこを再現しなかったら誰かわからんじゃん?

WELL, LET'S GO SOMEWHERE ELSE THEN AFTER ALL, WE ARE WITCHES!

スクショを基にAIに描いてもらったビビ
ゴールシーン。「そばかす」指定したら超ぶつぶつにしやがって気持ち悪いので諦めた。加減してくれ。

キャラセレのは漫画シーンのとこ。結局どっちもホウキに跨ってるやつになったけど、しょうがない。そんなシーンしかほぼ無いんだもん。