5段階評価 | ☆☆☆☆ |
トロフィー難度 | ☆☆ |
プレイ理由 | またLIMBO系かぁと思いつつ |
スクリーンショット | 35枚 |
LIMBOかぁと思いつつ買ってプレイしてみたらそうでもなかった。アクション要素と謎解き要素の比率を逆にしたLIMBO?
とはいえ、死んでもその場で即巻き戻しが出来る設定になってるからそう感じるだけで実のとこ結構死ぬ。かなり試行錯誤が必要なゲームなので死ぬのが前提になってるともいえるけれど。
最初の内は面白いのだけど、終盤はもう「面倒くせぇ」って思えてきてしまう。解いて楽しい謎解きというのではなく、何というか「総当たりするしかない」謎解きは面白いとは思えない。「気づき」が必要な謎解きは面白いし、そういうのもあるんだけど、光と影を利用して、「ここにこれを置くとこうなるのか」みたいな試行錯誤は面白くない。正解に行きつくまでただ試すだけだから。
ストーリーは「自分で解釈しろ」系だけど、光と影の主人公が外部の声に耳を貸さずに閉じこもってる話か。主人公は大人だけど、トラウマか何か大人になりきれてない。内に少女時代の自分を抱えていて、それをどうにかしたいと思ってる。でも、彼女は内に籠ったまま、いつまでも光を嫌う。悪いのは自分なのか他人なのかもわからず、自分自身すらも拒絶する。でも、寂しくてやっぱり何かを求める。
子供の頃の呪縛を解き放ち前に進むためには何が必要なのか、そんな話…じゃない?
折り紙は「アザー」から彼女に課せられた課題だろう。「頑張れ」「キミは出来る」みたいに挑戦をさせようとしている事をビジュアル的に。そして、それがどれだけ彼女にとって苦痛なのかをプレイヤーにわかりやすく示している。だんだんと折り紙を集めるのがキツくなっていく。アザーの声なんて無視したくなる、何でこんな事をやらないといけないのかと思えてくる。
一部の謎解きが結構難しいのと、折り紙探しに手間取る場面もあるけど、その辺りは面白いポイント。全くわけがわからんって謎は無いし、いつでも巻き戻せるし、好きなパートをプレイも出来るので☆2つ。
すべての実績を獲得する |
アザーとは主人公以外の存在全て。我々プレイヤーもまたアザー。主人公にとっては自分を勝手に動かす謎の存在ともいえるかもしれない。というより我々の事を認識すらしていないかもしれない。
プロローグを終える。 |
コントローラーですね、えぇ、コントローラーのアナログスティックを使って進めてますよ。
この時点では最初に影の子を動かしていて、影の子が奈落に落下したとこで目覚めるとこから始まるし、明らかに実体があるので、こちらが現実なのかと一瞬思ってしまうけど、結局どちらも夢の世界、自身の内部世界だっていう。始まってすぐに「いつも通り開かない扉」がある。これが心を閉ざし、精神は子供のまま成長してしまった事を多分示唆してる。
第1幕を終える。 |
影…己の内に閉じこもってしまった大人である事を自覚してる自分が「闇」を捨てて今の自分から脱しようとしてるっぽい事が何となくわかる。「今度こそ出られるかな」とか「(前とは)何もかも違う」とか、どうやら心が少し成長してる事がうかがえる。この時点では影と実体が仲良く協力しあっていてほほえましい。
第2幕を終える。 |
自分がダメなのは、前向きになれないのは全部アザーのせい、悪いのは「あいつら」という自分にイラっときてる大人の主人公。アザーを拒絶してしまい「また」今回も出れそうにない事で子供の自分を責めてしまう影。
第3幕を終える。 |
喧嘩してしまった影と実体。実体から見れば影が大人の自分だとは思ってない。影はそんな自分を見て苛立ちつつも自分を認めていく。彼女を強制する事は出来ない、大人の自分が子供の自分に強制出来ればどんなに楽なのか。でも、結局、子どもの頃の自分自身が前を向いて歩く事を受け入れないといけない。
物語を終える。 |
ようやく夢の世界から出られた。
プロローグですべての折り紙を集める。 |
プロローグはさすがに簡単なので全部集めない人の方が珍しいだろうってぐらい。
第1幕ですべての折り紙を集める。 |
アザーに応援されて自分に挑戦する。まだこの頃は挑戦を楽しめている、自分を信じる事が出来ている。
第2幕ですべての折り紙を集める。 |
アザーの応援の声がただの忠告に。第2幕も全部集めるのは大して難しい事ではない。
第3幕ですべての折り紙を集める。 |
アザーに言われたからではなく、自分で切り拓かないといけない。
第4幕ですべての折り紙を集める。 |
べりぐっ。
紙上の鳥類学者 |
どういう事?条件自体は多分全折り紙収集。
どうぞお先に!いいえ、どうぞお先に!絶対に! |
第2幕の特に何もないとこで取得。意味がわからん。
5つ目の舞台裏のパズルで巻き戻しを使わない。 |
そのパズル自体で巻き戻しはダメだけど、パート自体をやり直す事は出来る、1回しかチャンスが無いわけじゃないので別にどうって事もない。というかパズルか、これ?特に難しい事はない。
初めてアザーの言うことを聞く。 |
アザーとは精神科医なのか?と思わせる最初のアザー。が、ゲームを進行させればアザーとは特定の誰かの事ではない事がわかってくる。あくまでも本作はたった1人の主人公の物語、それ以外は全てアザーだ。英語版だとそのまま「Other」なので日本語版より、わかりにくいのかわかりやすかったのか。これが日本語版では「自分以外」とか「他人」とか翻訳されてたらわかりやすかっただろうか?
忠告されて時間を取って深呼吸する。 |
本作でもしかしたら最難関な気がするトロフィー。第2幕で「深呼吸しなさい。落ち着くんだ」というアザーの忠告が入った時点で何もしないで待ってると取得。「深呼吸」というキーワードが無かったら絶対と言っていいレベルで無理。その上で深呼吸=何もしないというのがなかなかね。「深呼吸ってどうやるんだ?」ってなる。