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ラビ×ラビ-パズルアウトストーリーズ-

5段階評価☆☆☆
トロフィー難度☆☆☆
プレイ理由懐かしかったのと投げ売りされてたのと
推しキャラアリシア
スクリーンショット122枚

感想

 まずはプレイ当時に書いた雑記のまとめ

 雑記書いた当時とは感想が変わっているんだけど、アクションとパズルが融合した名作。ジャンルとしてはパズルアクションって事になるんだろうけど、パズルはパズル、アクションはアクションとして分離してる部分は多い。もちろん、純粋なパズルと違ってアクション要素もあるんだけど…それでもアクションはアクションとして切り離されてる。キャッスルエクセレントだとかロードランナーは、いくつかの解法はあっても基本的にパズルとアクションは合体している。けれど本作は違う。

 基本的にはパズルゲームとしての解法がある。それとは別にアクションのテクニックにより全く違う解法が生まれる。シリーズ通してほんの数ステージ、パズル要素の無いステージもあるし、アクション…プレイヤーの腕で工夫するとか出来ないステージもあるけど、多くのステージで難解な手順でのクリアと「そんな無茶苦茶な」と言うような強引な手段でのクリアとがある。そしてその更に上に「複雑な手順と難解なテクニックの組み合わせ」によるショートカットなんてのも。

 プレイ開始当初、雑記の前半では「タイムアタック要素がストレスになる。パズルゲームなんだからいらない」と書いてしまったけど、後半の雑記では「タイムアタックで時間が潰れる」的な記述に変わってしまっている。そう、もっと早くゴール出来る別の解法を思いついてしまう。解法は変わってないけど、より洗練された無駄の無い動きでのゴールを目指したくなる。どんどん時間が奪われていく。

 プレイ開始してすぐは多分かなり難しい、1をクリアしてしまえば2や3は「大体の解法」が身についているのでクリアするだけならそれほど難しくは感じない。ものすごく良いコントロールになってる。全ステージに「タイムアタックには全く役に立たないけど真似ればとりあえずゴールは出来る」お手本プレイもついているので、1つのステージにつまずいて先のステージがプレイ出来ないなんて事は無い。…まあ、それなら最初から全ステージ選択させてくれって思うが。

 パズルゲームでありながらアクション要素が独立し多くの解法が存在しタイムアタック要素により無駄なまでに華麗なプレイも生まれ病み付きになる。上述の通り、ある程度「パターン」化されているので、これ以上の新作は望めないだろうけれど、本作収録の全4作で十分すぎるほどにこのシリーズは楽しめると思う。まあ、外伝はまだ1作しか無いからまだ新作作れる余地あるだろうけど、外伝はストーリーが完結してしまってるからね。でも、アリシアが幸せを得るために2あってもいい気はするんだが。

 まあ、後はおまけでしかないストーリー。オマケでしかないんだけど、もうちょっと面白いストーリーに出来なかったのかなと思う。登場するプレイヤーは個性豊かで面白い会話してるんだけど、ストーリーが淡泊。特にネタに走るわけでもないし、怒涛の展開があるわけでもないし、特に盛り上がる場面も無い。パズルゲームとはいえアクション要素もあるっていうのにボスキャラというのがいなくて、ストーリー上は本編外伝共にラスボスとして登場してもおかしくない女王がストーリー上ですらほとんど目立たない。この辺りが勿体ないところ。

 とりたててパズルゲームとしての問題点は無いけれど、普通こういう昔の作品のセット販売は安くなる。が、本作は4本全部購入しても1700円だったのに4800円というわけのわからない価格設定。後に発売されたPS4版だと3500円まで落としていたけど、それでも元の価格からするとだいぶあがっている。そして、結局PSNでは900円で投げ売り、パッケージ版も新品が500円程度で投げ売りというヒドい状態に。名作だし、決して5000円が高いわけではないけれど、元々が全部買っても1700円で、特に追加要素も無いのでは「損した」気分になってしまうのが痛かったかなと。


 後は雑記でも指摘した「ステージクリアタイム」による成績の目標タイムが不明な事。何秒以内ならプラチナ、何秒以内ならゴールドとか全くわからないのは結構ストレス。〇秒以内というのがゴールまでの手順のヒントになるとはいえ、「会話でヒント」出したり、お手本プレイいれるぐらいだったら目標タイムは提示して欲しかった。多分現実そんなものほぼヒントにならない。10秒以上縮めてもブロンズのままとか、「もっと早くなる手順がある事に気づかずに遅い手順を洗練化してタイム縮める」という無駄な作業をする事が無くなるんだけどな、それなら。

 で、特に無い「追加要素」の部分。前述の通り全ステージにお手本プレイがついた。どうでもいいといえばどうでもいい。後はストーリーイベントとBGMを自由に見れる聞けるミュージアム。DSiで1しかプレイしてないから元々どうだったか知らないけど、3のミュージアムに「後日談」があって、3のエンディング後の展開が見れる…3と外伝クリアが条件かな?原典になかったならこれが唯一の完全の新要素って事になる。後は「どこがどうイージーになったんだ」なイージーモード。リリの自爆回数が無限になっているとか、正直どうでもいいわって言いたくなる内容。何だろうアナログなとこをもう少しデジタルに「移動が半歩づつ」とか敵からの攻撃で死ななくなるとかオプションあれば良かったのにな。

 ウリ要素の1つだったっぽい全作に搭載されたタイムアタックランキングもエクストラステージのある2と3はバグなのかまともに機能しておらず、それがそのまま放置されている。タイムアタックはエクストラステージのタイムは含まない。けれど、ゲーム中に記録されるタイムは全ステージの合計タイム。エクストラステージをプレイしてしまうとそのステージのタイムも加算される。これを上手く処理出来てないようでランキングが壊れてまともに表示されない。PS4版がどうなってるかは知らないが。というか全ステージの合計じゃなくて、1ステージごとのタイム知りたいと思うんだけどな、ファンは。どのステージのタイムが自分はダメなのかとかさ。合計タイムだと「上位の奴らは一体何をしてこんなタイム出したんだ」としかならないんで。

 最後に書くべきことは雑記でも指摘した事だけど「完全移植」ではない事。グラフィック強化として、キャラは大きくきれいになってる。キャラが大きくなるという事はステージも大きくなるって事だけど。ただこのサイズ変更によりステージに対するキャラの相対的な移動スピードだとかアタリ判定というか接触判定が移植元のオリジナルからかなり変わってしまっていて、オリジナルと本作アウトストーリーズでのリメイク作品とでは出せるタイムが大きく変わってしまってる。大体において本作の方がタイムは遅くなる。厳しい。こちらの動画はほぼあがってないけど、原典の方の動画はあがっているので、本作を持っているなら見比べてみるといい。キャラの移動スピード上本作では出来ない事、スパイクの判定やブロックの判定が違うから本作では出来ない事…結構やっている動画見つかるはず。プレイが極まれば極まっていく程にその差は顕著となっていく。

トロフィー難度について

 要は4作品全ステージを好成績でクリアすればコンプリート。クリア以外のトロフィー無いんで。「リリを100回爆発させた」とか「リリを100回踏んづけた」とか「リリを以下略」みたいな面倒くさいトロフィー無いからね。
 4作品の全200ステージをゴールド以上、2と3に存在するエクストラ全7ステージをシルバー以上でクリアするだけでコンプリート。時々かなり厳しいステージもあるけど諦めずに頑張ればゴールドならどうにかなる。プラチナだったら絶望してた。お手本は参考にならないから見るだけ無駄…と思わせておいて、そのステージの好タイムには役に立たなくても「こんな解法もある」みたいな、頭を柔らかくするみたいな意味では見ておく意味もあるんで一応見ておくといいんじゃない?大抵「何やってんだ?」な無様なプレイしてるけど。

 出来なくてもゴールドには届くんだけど、出来るようになっておくと随所で楽になるんで3段ジャンプも出来るようになっておくといいかもしれない。リリの頭の上に乗ってアリスが自動でジャンプ、アリスのジャンプの頂点にちょうど重なるようにリリがアリスを追いかけてジャンプ。これでジャンプの頂点でアリスが2段ジャンプになる。ここまでは通常テクニック。ただ、二段ジャンプで終わるだけならアリスのジャンプの頂点でなくてもアバウトで問題ない。3段ジャンプの場合、ジャンプの頂点でないとリリがアリスの重さに負けて落下しちゃうんで、頂点で踏んでもらうのが必須。後はリリは最初にジャンプする時、今いる位置より高いとこに着地するようにジャンプ。着地したらアリスに向けて再度ジャンプ。これでアリスが更に跳ねて3段ジャンプ。隙間が狭いとこを抜けて高くジャンプするには絶対必要。ただ前述の通り、出来なくてもゴールドまでなら届くのは確認済。ものすごくシビアになるけど、あっちこっちのステージで。

推しキャラについて

 優しい心をもったチェシャ猫のアリシアさん。人間となってアリスと友達になりたがってる?チェシャ猫としてはかなり能力低いけどその分可愛い。チェシャ猫嫌いなアリスもアリシアには一目ぼれしたほど。可愛いよね。アリシアだけ。他の奴ら見た目同じなのに。

 魔法の力で一時的に人間の姿を得た後は、チェシャ猫の姿は肌の露出が多くて恥ずかしいとか可愛い事言い出すし、エロガキのアリスさんと違って癒される。まあチェシャ猫全裸だしね。

 3の後日談はあるけど、外伝の後日談は無いのでアリシアとアリスがその後どうなったかわからない。いやまあ、3と外伝のエンディングは同じ場面ではあるから3の後日談=外伝の後日談と言えなくもないんだけど。でもまあ外伝2まだ?2のエンディングでアリスとリリは別れた事が示唆され、その代わりにチェシャ猫を抱いているので…3の後リリとは再会せず、アリシアは人間になれずずっと猫としてアリスと共に過ごしたって事なのかもしれないけど…

ラビ×ラビシリーズゴールデンクリア

全シリーズのノーマルモードのステージ1〜50で金メダル以上を獲得する。

 まずステージクリアして、その後そのクリアの仕方でゴールドにたどり着けるかどうかの判断。下す材料が無いので出来る限り頑張ってゴール。多分ほぼミス無しでゴールした!と思ったのにシルバーとかシルバーどころかブロンズだったら新しいルート構築。これを繰り返すのみ。1作品に1、2ステージぐらいは「さっぱりわからん」ってステージ出てくるかもしれないけど、もう頑張るしかないね。

ラビ×ラビクリア

ラビ×ラビ(シリーズ1作目)のステージ1〜50をクリアする。

 ルールは単純なんだけど、アナログ判定というか位置調整とかも大事だし、慣れないうちはなかなかラビラビ特有の解法にたどり着かないので一番難しく感じるのはこの1作目だと思う。敢えて2作目からとか変則的なプレイしたら別だけど。

ラビ×ラビノーマルクリア

ラビ×ラビ(シリーズ1作目)のノーマルモードのステージ1〜50で銀メダル以上を獲得する。

 一番難しく感じるし、実際に一番パズル要素は難しいんじゃないか?と思うけどシルバーまでは別にどうって事ないんですよね。ただトロコン目指すならゴールド以上必須なんで銀メダルじゃあ再プレイするしかない。

えぴそーど2クリア

ラビ×ラビえぴそーど2のステージ1〜50をクリアする。

 1よりアクション比重が高まった2作目。パズルでも何でもない、ただただ素早くアリスとリリを交互に動かすだけのステージとかアクションが苦手な人には少しキツイかもしれない。が、何度もやればどうにかなるでしょ。

えぴそーど2ノーマルクリア

ラビ×ラビえぴそーど2のノーマルモードのステージ1〜50で銀メダル以上を獲得する。

 1と同じくシルバーは別に難しくない。シルバーとゴールドの差は紙一重のステージもあれば、シルバーは簡単だけどゴールドはいきなり難しくなるステージもあるし、タイムとメダルが妥当には感じられないのがストレスになる。原典よりタイム遅くなりがちな本作では特に。

えぴそーど3クリア

ラビ×ラビえぴそーど3のステージ1〜50をクリアする。

 ネタが尽きるなんて事は無いシリーズだと思うけど、どんなにステージの形やギミックを変えても結局解法はもうある程度パターン化されてしまっているんで、続編はもう無理だよねって感じでマンネリ気味の3作目。それでもまあ個人的には本編3作の中では3が一番面白いと思えたけど、パズルとアクションのバランスが良くて。割と勝手に動き回る幽霊の存在だけはいただけないけど。

えぴそーど3ノーマルクリア

ラビ×ラビえぴそーど3のノーマルモードのステージ1〜50で銀メダル以上を獲得する。

 3はかなり簡単なんでサクサク進む。かと思うといきなりつまづいたりもするけど、シルバーまでならつまづかない。

外伝クリア

ラビ×ラビ外伝Witch's Catのステージ1〜50をクリアする。

 ルールは大体同じだけど全く別のゲームの外伝。あまりにも違いすぎて序盤はその難易度の高さに苦しめられる。初めてラビラビの1作目に触れた時に近い。「これ解けるのか?」と。下手にらびらびの知識がある分、固定観念があって「ブロックを動かせる」事を理解してるのにどうしても忘れてしまうっていう。

外伝ノーマルクリア

ラビ×ラビ外伝Witch's Catのノーマルモードのステージ1〜50で銀メダル以上を獲得する。

 アリシアに永続する人の姿を与える外伝2とか欲しいよな。そして大量の帽子屋を見てうんざりする。面白いんだけど、それでも帽子屋いっぱいいると「これどうするんだろうなぁ」と面倒くせぇーって感情が先に来る、こればっかりは仕方ない。

エクストラクリア

ラビ×ラビシリーズの全エクストラステージをクリアする。

 通常ステージクリアすると普通に出現する追加ステージ。無茶苦茶難易度あがってるってわけでもないし、別に出現に特殊な条件も無いと思う。

エクストラノーマルクリア

ラビ×ラビシリーズのノーマルモードの全エクストラステージで銀メダル以上を獲得する。

 前述の通り通常ステージより無茶苦茶難しいってわけでもないので別にゴールドが厳しいわけでもない。それでもシルバー以上と条件が緩いのので気は楽か。まあ多分そんなのとは関係なく意地とかでゴールド以上にはしちゃうだろうけど、多くのプレイヤーは。