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真かまいたちの夜 11人目の訪問者

5段階評価☆☆
トロフィー難度
プレイ理由フリープレイ
DLC評価☆☆☆
推しキャラオーモリ君
スクリーンショット13枚

感想

 実質、初めてプレイするサウンドノベル。このただただテキスト読んで選択肢の中から行動選ぶだけってタイプだと「痕」ならプレイした。が、アレはサウンドノベルを名乗ってないというか、グラフィック要素強いからちょっと違う。

 ただ、「本来テキストベース」で、後は想像力に任せるというジャンルで、盛り上げる為に「音」がある。だから「サウンドノベル」だったはず。余計な先入観を与えず、場面、人物全て読む人次第…つまり小説と同じ楽しみ方が出来るジャンルのはず。なのに、何故か声がついている。しかもアニメで良く聞く声優の。…アニメに声優を使わないジブリだのの思想には真っ向から「ふざけんな」と言う。けど、本作がサウンドノベル初めての人間が言うのも何だけど、このジャンルに「声優のわざとらしい演技」はいらねぇよと。これなら棒読み素人の方がマシなんじゃないかとさえ思えてくる。…このサウンドノベルに限っていえば、「声優の演技は」とか言い出す人の理屈に「その通りだ」と言える。アニメには通用しない。別に下手じゃあないし、場面を盛り上げてるとは思うよ?でも、そんな特定の声優の特定の演技に縛られたくないんよ。というか、緊迫感無いんよ。自分の好きなペースで文字を読み、どうしゃべっているのか頭の中で勝手に再生したいんよ。

 プレイ中にも指摘した事だけど、本作はミステリであり、この場合、映像作品では不可能な「文字しか無い」からこその叙述トリックを代表とする「だまし」が出来る。それを不可能にしてしまっているのが声の存在。

 そして、同じく「影」のキャラ達。輪郭まで含めキャラデザインがはっきり出来上がってる。それをただ青く塗りつぶしただけ。これだったら普通に描いてしまった方がまだマシ。これもプレイ当時に、こんな事を書いて批判している。「キャラの印象を持たせないために影で描くというなら、それは悪くないと思うんですよね。体格とか全部無視して全員同じ形で描くならな。輪郭やら何やらほぼ描いておいて、全身真っ青にしただけの影のキャラに何の意味があるんだろう?」。要するにこれももう読者の想像の余地が無いんですよね。キャラデザインがはっきりしていて声までついてしまってる。もう文字ベースでやる必要無くて、出来の悪いアドベンチャーゲームにしかなってない。それなら、かつて存在していた「やるドラ」でいいじゃないかっていう。

 後は「選択」をするゲームに、ゲーム性なんて求められてない。サクラ大戦みたいに盛り上がるのを期待したのかもしれないけど、面白いと思うヤツぁ全プレイヤーの1割もいねぇよ、時限制とか選択肢が変わるとか、そういうゲームじゃねぇんだよ、サウンドノベルは。…サウンドノベル初体験の人間が言うのも何だが。これはプレイ当時、こう批判した。「全選択を選ぶ事になるゲームで、時間制限付きで、時間切れになると、最後の選択肢が出るのと、時間制限付きで、時間切れになると、選択肢が変化するのと、何の意味があるんだ?というか、選択肢が変わるのと、最後の選択肢が出るののとの違いを教えてくれ。もう1個特殊選択あったけど、全部意味無いだろ。そんな下らない事でゲーム性増したとか思ってるなら、人として救いが無いな。シナリオもヒドいけど、やっぱりゲームシステムがあまりにもヒドい」

 つまり、シナリオの出来がどうとかじゃなくて、根本から勘違いした「バカ」が作ってしまったクソゲー。プレイヤーへの挑戦要素となる「推理」編、「解答」編みたいなのも、「犯人ばわかるけど、ツッコミどころ満載すぎ。消去法で犯人はわかるけど、現実としてこいつが犯人では有り得ない」というか…わざわざ館の地図まで作って「こんな展開はあり得るわけがない」と雑記で割と大きく扱った。まあ、地図は作中に表示されるんだけど、それでもわざわざエクセルで自作したんよ。

 というわけで、当時雑記で展開したものへのリンクを。あまりにも納得いかなくて色々書いた魔女審問編と、出来が良いわけではないし、疑問も残るけどまあこんなもんかと納得した鎌鼬の夜編

 ただ、全体通して「つまらない」というわけではなく、それなりに楽しく読む事は出来る。だからこそこの作品の「声優」やら「輪郭はっきりした影」やらに文句が言いたくなるわけだが。後、プレイヤーへの挑戦になってる「問題点ありすぎなシナリオ」に。後はボッコちゃんすぎる。「ボッコちゃんの夜」なら批判は少なかったかもしれない。「オーモリ君とボッコちゃんの純愛殺人事件」とかでもいいけど。

 これを監修したとかいう「我孫子武丸」なる作家はどんな低能なクソ作家なんだろう?と試しに1つ買ってみたら、「余計な文章」は多いけど、普通に面白くて、出来も良かった。叙述トリックの使い方も上手くて、そもそも謎がどうとか関係なく読ませる能力に長けてる。…何でこの人があんなもの描くんだ?と謎だったが、「監修」は本当に「監修」でしかなくて、実質「名前貸してるだけ」に近いようで納得した。「本編」と「推理」系のシナリオは全部担当してて、ギャグシナリオとかは他人任せで、後はキャラの性格の整合性とかとったとかそう思ってたよ。本編すら書いてなかったのか…。じゃあ何したんだよ?っていう。というわけでこの作品の真の価値は、安孫子武丸という作家を知る機会になった、そこにある。我孫子さんが本当に書いたのは初代だけで、評価が高いのは初代だっていうなら、もうこのシリーズやる意味無いじゃん。意地でも我孫子さんに書いてもらわないと毎回低評価にしかならんわ。

トロフィー難度について

 特定の箇所でランダムに発生するっていう「確率」が絡むプラチナのしおり以外は普通に全選択を地道にやっていくだけ。プラチナのしおりはネット情報でも見てどこの文章が変化する可能性があるのか知ってないと…まあ無理ですな。何でこんな下らない確率要素入れるのか理解出来ない。面白いと思ってるのか?まあ、プラチナをネット情報に頼れば難しい箇所はどこにも無い。誰でもプラチナ達成出来る。

推しキャラについて

 存在自体がギャグでいっそすがすがしい、真かまいたちを象徴するキャラ。真に2次元を愛する男であり、共感するオタクは結構多いのではないかと思われる。そんなキャラを、ミステリに出す意味はわからないが。この男が主人公になった有料シナリオなど、一体どこに需要があったのかさっぱりわからない。キーワードは「ボッコちゃんだ!」

DLCについて

 いくつかの追加シナリオ。下らない内容だけど、どれもまあそれなりに楽しめる。普通の小説と考えると高いけど、それは本体にも言える事。ただの良い話でしかなかった「みゆきとサトミ」編が好き、本作で唯一まともに評価できる話だと思ってる。あー、この2人はこんな関係だったのかーと。このDLCを批判してた時代遅れの人達は…多分今でもDLC自体を批判してるんだろうなー。お前らが生まれた時には追加料金という概念が無かったから、「いらないシナリオまで勝手に入れられて抱き合わせ販売」されてただけと理解出来ない無能。いらないシナリオを買ってまで読まなくていいんですよ?真かまいたちが、それ以前の作品より高額で、かつボリュームも無かったっていうなら少しは考える余地もあるけどな。「有料になった」ってつまり、お前らは以前の作品を無料でプレイしたという事だな。お前らがプレイした旧作にはその本編以外のシナリオの分の代金も入っていただけですよ?無料じゃねぇんですよ?…シェアウェアに「何で追加料金払わないと全機能使えないんだ」と文句言ってるようなもんだわ。
 真に「クソ」シナリオである魔女審問編がどうやら評価高いようで、このシリーズのファンの頭どうなってんだ?「ミステリとして」酷評してる人もそれなりにやっぱりいるし。シリーズファン、オツム弱すぎじゃね?あのシナリオがどれだけ出来悪いかもわからない人間にまともに作品評価も出来るわけもなく、「バカに酷評された可哀想な作品」って事になるな、真かまいたち。まあ、実際には本当に出来が悪いんだけど、酷評してる部分が全然違う。ミステリとしての完成度が低い事すらわからないなら一体何を楽しんでいるんだろうな?

100% Clear

100% Clear

 よくわかんないけど、他の作品と同じく全トロフィー取得だろう。というかそれ以外のプラチナを見た事が無いし。

ピンクのしおり

ピンクのしおりを入手した

 本編のTRUE END到達トロフィー。しおりを入手したとかだと後で記録としてわかりにくい。

赤のしおり

赤のしおりを入手した

 あまりにもあっさり終わって驚かされる話。

ボッコちゃんのしおり

ボッコちゃんのしおりを入手した

 ボッコちゃんだ!赤から1週間も経過してるのな。

黒のしおり

黒のしおりを入手した

 これで一通りのシナリオは見た事になる。

金のしおり

金のしおりを入手した

 金コに告白を。告白する告白する告白する告白する失敗した告白する告白する

プラチナのしおり

プラチナのしおり

 前述の通り、ランダム発生なんて事になってる以上、攻略情報抜きではほぼ無理なトロフィー。変化する箇所もノーヒントだしの。

エンディングコンプリート

エンディングをコンプリートした

 全部見るだけだからね、まあ別に難しい点無いよねっていう。

完読

読了率が100%に達成した

 日本語がおかしい。「達した」ならわかるが。そして100%なのに、100%CLEARではないという理不尽。

異次元少女ポポリン編コンプリート

異次元少女ポポリン編をすべて見つけた

 残念ながらそんなに面白い話じゃないっていうか、普通につまらない。時間の無駄っていう。

ビンゴ編クリア

ビンゴ編をクリアした

 ビンゴォ。

スパイ編クリア

スパイ編をクリアした

 何がどう派生してもこうはならねぇよ&全く面白くないクソシナリオ。何故こんなの入れたのか?ギャグシナリオの方がまだマシなレベル。

死神編クリア

死神編をクリアした

 自身、他人問わず、死亡フラグに類する台詞が特定回数超えると失敗。何で他人の死亡フラグの巻き添えでバッドエンド迎えんとならんのか。

妖怪編クリア

妖怪編をクリアした

 多分評判が悪いであろうギャグシナリオ。主人公達以外全員実は妖怪でしたー。影の色が青以外もいっぱいいてカラフル♪オーモリ君に最も存在意義のあった話だと思います。私は…好きだよ、このあまりにも下らない話。笑う事も出来やしねぇよっていう内容だけどさ。オーモリ君に特に意味もなく、そしていともたやすく行われるえげつない行為が魅力。

異次元少女ポポリン編見つけた

異次元少女ポポリン編を見つけた

 作者はどうしても自分が書いたこの話を読ませたかったんだろうか?作者誰か知らないけど。本編と全く関係無くても、オーモリ君が夢中になるのもわかる!アニメ化希望!レベルの作品ならともかく、ほんと心底つまんねぇからな、ポポリン。

エンディングを見た

エンディングを見た

 エンディングを見た