声優:斎賀 みつき
個人データ
名前 | 黒河内 夢路(くろこうち ゆめじ) |
コピー | ますらおを求めし剣士 |
流派 | 神夢想一刀流 |
武器銘 | 自作・無銘 |
生年月日 | 明和五年六月二十二日 |
出身地 | 江戸 |
血ノ型 | AB型 |
身長 | 五尺七寸 |
体重 | 十一貫目 |
好きなもの | 南蛮菓 |
嫌いなもの | だんご |
コンプレックス | ……妄りに語ることではありません |
尊敬する人 | 兇國日輪守我旺様 |
剣の道について | 一度、手を血に染めれば最期まで…… |
特技 | 直立の姿勢で眠れる |
平和を感じるとき | 刀を置き、茶の湯に興じているとき |
好みのタイプ | 全てを受けいれてくれる包容力のある人物 |
物語
夢路は武道の名門・神夢想一刀流の家系に生を受けた。幼いころより師である父親に剣術を教え込まれ、その天賦の才を見せる。だが、生まれつきの身体的な問題により、15歳の時、家を追われる。
家を出た夢路は人と接することを拒みながら生きてきたが、我旺との出会いにより、自分の進むべき道を見つける。
性格は穏やかで、礼節をわきまえ心を乱すこともない。だが、何かに依存することで精神を支えているために、精神的に脆い一面もある。
設定
心酔する我旺の命令により、日本全国からますらおを集めている。
しかし、神夢想一刀流を揮う夢路の目にかなうますらおとは、滅多に出会うことはない。
公式ストーリー
鞘から出で、虚空に煌きを残し、その刀が鞘に戻るまで刹那の刻。
刀の切っ先が触れ合うことさえもない離れた間合いで、男は言いようのない寒気を感じた。一足飛びから電光石火の打ち込み――示現流に「受け」はない、極意は「攻め」あるのみ――何千回、いや、何万回と打ち込んだ必殺の太刀筋。斬ると腹を括った次の瞬間には、敵を屠っていたはずなのに――男は凍りつくような寒さに抱かれ、地に伏した。
夢路は男から目を逸らさない。名も知らぬ示現流の男は、袈裟斬りに胴と腰とが別離したことを、おそらくは知ることはないだろう。
神夢想一刀流 秘剣 陽炎。
間合いの外の敵を断つ――比類なき剛剣で謳われる薩摩示現流と正面から切り結ぶ危険を冒す必要などない。
上半身を失った下半身から鮮血が吹き上がる。霧のように風に流れ、胸の咽る臭気が漂う。失った上半身を求めてか、下半身は力無く崩れ落ち、臓物がこぼれる。
夢路は目を逸らさない。己の刀が導いた結末から、目を背けない。
ゆるり、と刀を抜き放つ。刀身に血糊などないことを確認すると、鞘に収める。己の太刀筋に迷いなどない。躊躇いなどない。
地に伏した男の亡骸から視線を上げると、年端のいかぬ童子――いや、元服を迎えて間もない少年が、震えながら夢路を見据えていた。全身を恐怖に震わせ、目に涙こそ浮かべてはいたが、口元にはある決意が固められ、その手が腰に帯びた太刀へと――
「……やめなさい」
穏やかに諌める夢路の声に、少年の手は止まる。
「彼方の父君を殺めた仇として言えた義理ではありませんが……刀を捨て、二度と手にせぬことを誓い、ここより去りなさい」
子連れであることは承知の上での死合いだった。懐柔の余地などなく、おそらくは薩摩藩、あるいはそれに縁の深い密偵であったのだろう。そんな父親の任務を子は承知していたのだろうか。否、立派な武人であったに違いない。そしてその父親は、相手に一太刀を報いることなく惨殺された。それが少年にとっての現実。
少年は一縷の躊躇を捨て、刀を抜き放つ。やることはひとつ、仇討ち。
およそ剣術とは結び付かぬ上段の構え。父親と同じく示現流の心得があるのだろう。
少年が何かを叫ぶ。仇討ちの前口上と己の姓名を叫んでいるのだと夢路は解釈する。何と言っているかはまるで聴き取れないが、その心意気を汲み、言い終わるまで夢路は身動きひとつしない。
「い……いぃ、いざ、っ尋常にっ!」
少年は叫ぶと、父親同様に一足飛びに夢路へと斬りかかる。
苛烈な気迫、それに伴う力強い太刀筋。素直に夢路は認める。いずれ、名うての剣客となる可能性は十二分に秘めている。しかし――
「黒河内夢路……参る」
鞘から出で、虚空に煌きを残し、その刀が鞘に戻るまで刹那の刻。
夢路の刀が描いた軌跡。それは、少年の首と胴に永遠の別離を強制した。
少年の命が燃え尽きる一部始終から、夢路は目を逸らさない。己の刀が導いた結末から、目を背けない。
如何に小さな禍根であろうと断て。それが、我旺からの命令。
「……全ては、我旺様のために」
ゆるり、と刀を抜き放つ。
刀身は鮮やかな朱に濡れていた。
勝利メッセージ
完勝
この身、この剣、この魂、……全ては、我旺様のために。
普通
我が剣に迷いなし……。
辛勝
剣を捨て、何処かでゆるりと暮らしなさい……。
開幕デモ
| 右京 | ご無沙汰……しております。 |
夢路の母 | 右京さん。お久しぶりね。 |
右京 | 先日、夢路殿とお会いしまして── |
| 我旺 | 夢路、これよりうぬも各地よりますらおを我の元に集わせよ。従わぬようであれば……如何に小さな禍根であろうと断て。よいな。 |
夢路 | 心得ました。各地を奔走し我旺様の腹心となれる剛の者を送り届けましょう。そしてこの夢路、必ずや國賊どもを誅殺すべく我旺様の元に馳せ参じます。 |
我旺 | うぬの忠義、真に痛み入る。それに応えるだけの恩賞など与えられもせぬが我が大儀を成就させることで、うぬの忠義に報いよう。許せよ、夢路。 |
夢路 | 我旺様の大儀は夢路の大儀にございます 我旺様の大儀が成就するその始終を、我旺様のお側で見届ける許しをくださいませ。それこそ、この夢路にとって何よりの励みにございます。 |
我旺 | なればこの兇國我旺、再び鬼十時と成り果て、道を拓こうぞ。ワシの背は、うぬ以外には決して預けぬ。 |
夢路 | もったいないお言葉を……。黄泉路の彼方までも御供仕ります。では一刻を争うこの状況、いつまでもゆるりとしてはいられませぬ。我旺様のご期待に必ずや応えてみせましょう。 |
| | |
| 我旺 | 倒幕の軍備が急務となるこの時期に、うぬを手元に置けぬは遺憾であるが……ワシはワシの為すべきことを為すのみよ。 |
一戦目終了後
我らの目に適う剛の者は何処にいるのでしょうか
ニ戦目終了後
さて……。次はどちらに行きましょうか。
三戦目終了後
他の者をあたりましょう。
四戦目終了後
その程度で剣を修めているとは笑い話にもなりませんよ。
三九六戦デモ
夢路1 | 少しは楽しめると思いましたが……失望させてくれますね。おや……?これはまたなんとも……巧く化けましたね。何のつもりか知るところではありませんがその思い上がり、見過ごすわけにもいきませんね。恨みはありませんが…… |
夢路2 | 私以外に幻覚の術者とは……何処の草が何を目論んで我旺様に近付こうと?この黒河内夢路、母より授かりしこの身を模倣されてなお穏やかであろうとは思わぬ |
三九六 | ちょっと待てぇ!次は俺様の番だぜ!が〜はっはっはっは!鬼と恐れられた、この俺様に…………あァ? なんだ、てめぇ? |
夢路1 | いいでしょう。お任せします。如何に小さな禍根であろうとも断て。それが我旺様の命です。三九六さん。くれぐれも、お願いしますよ。 |
夢路2 | 道を開けてもらいましょう。どちらが本物か、わからぬほど愚かではありますまい?三九六さん、今の私は手心を加えられるような心中ではありません。 |
三九六 | 本物でも偽者でも構わねぇ!前からてめぇは気にいらんかったわい!ぶっ殺してやる! |
五戦目(三九六戦)終了後
……実に不快ですね。
六戦目終了後
嫌な予感が……。我旺様は無事でしょうか……。
七戦目終了後
幕府軍が動き始めましたか。思っていたよりも早い……。
八戦目終了後
急ぎ日輪に戻らねば……
夢路戦デモ
夢路1 | おや、意外な方がいらっしゃいましたね。しかし……ここまでです。我旺様の忠臣として尽力していれば幕僚として労いもしますが……。 |
夢路2 | 私の留守の間に素性の知れぬ草を我旺様に近付かせようとは……。あえて何も問いますまい。死を以て自身の愚行と悔いるがよいでしょう。 |
夢路1 | 思い上がりも甚だしい。我旺様の戯れで飼われていた身の程で……。死を以て自身の愚行と悔いるのはむしろあなたの方ですよ。返り血で服が濡れるのは好ましくありませんが……黒河内夢路、参る! |
九戦目(夢路戦)終了後
心の痛まぬ戦いは初めてでしたよ……。
我旺戦デモ
我旺 | ……夢路か。うぬは無事であったか。 |
夢路 | 我旺様。只今戻りました。これより我が軍の真価を示す時。多少の劣勢など、歯牙にもかけぬと國賊どもに流す血の量で教えて── |
我旺 | よい、夢路。うぬはこの地を去れ。これからは思うがままに生きよ。この戦、もはやこれまでよ。ワシは倒幕への先兵として國の礎となるべく、ここに果てるが夢路、うぬを死なせたくはない。 |
夢路 | 黄泉路の彼方までも御供仕つるとこの夢路、お約束したはず!ともに果てること叶わぬならば……いっそ…… |
我旺 | 主君の命に従えぬ痴れ者めが……。なれば我が心、死を以て見届けぃ! |
我旺戦1ラウンド勝利後
我旺 | このうつけめが……。 |
夢路 | 我旺様……。どうか、この夢路の心中推察願えませぬか……。 |
我旺 | ならば、うぬを死なせたくないワシの心中も察せよ。もう一度、言うぞ。夢路、うぬは生きよ。剣を捨ててでも生きよ。 |
夢路 | 我旺様の大儀が成就する始終をお側で見届ける許しを得たとは私の思い違いでしたか……? |
我旺 | 夢路よ……。これ以上は言わぬ。 |
夢路 | ……我旺様。人の心を捨て夢路をも捨てられましたか? |
我旺 | 我、悪鬼羅刹と成り果てうぬもろとも、國賊全てを撃ち滅ぼしてくれるわ! |
夢路 | ……思えば三年前、我旺様に救われてから夢路は幸せでありました 主君に弓引く不忠者を、恩を仇で返す恥知らずをお許しください……。黒河内夢路……参る!! |
エンディング
| 夢路 | 我旺様……。何故ですか?何故、私を残して……私は、我旺様無くして生きてはいけぬことも……自らの命を絶てぬことも知っておきながら……何故、このような仕打ちをなさいますか……私は、これから、どうすれば、誰に、すがって、生きていけと仰せられますか…… |
| | |
| 夢路 | ……右京殿、笑ってください。主君の危機に駆けつけても救うこともできずあまつさえ、最後の命を成し遂げることもできず……私は、我旺様の忠臣の真似事に浸っていただけなのでしょうね……。 |
右京 | ……。 |
夢路 | 家を追われたあのとき……刀を捨てる決意ができれば……もう、この手に刀は持てません……。なにひとつ、右京殿には及びませんでしたね…… |
右京 | ……。 |
夢路 | 私は、生家を離れ、放浪の後に我旺様に召され── |
| 夢路の母 | それで、夢路は……あの子は今どこに? |
右京 | わかりません。先日、飛騨の枯華院に立ち寄った折、偶然にも……犯した罪は生涯をかけて、人々の役に立つことで償う──そう言い残され、枯華院を去っていかれました。決意は固い様子でしたので、引き止めることもかなわず、申し訳ございません。ただ、夢路殿からの伝言、母君にお伝えいたします。 |
夢路の母 | あの子はなんと言ってましたか……? |
右京 | 母君の子としてこの世に生を受けたことを、生涯の誇りにする──と。 |
夢路の母 | ──夢路、私を許してくれるの……? |
右京 | ……おそらくは、母君のことを恨んだことなど一度もないかと。では、これにて。 |
| 夢路の母 | 待って、右京さん……。あなたの身体のことを思うと何と謝ればいいのかずっと悩んでいたけれど……もう悩みません。例え死に目に会うことすら叶わなくても、あなたを子に持てたことを生涯の誇りにします。──と、もしも夢路に会うことがあったら……伝えてくださいな。 |
右京 | ……必ずお伝えいたします。……御免。 |
| | |
| 夢路 | 母上……どうか、ご壮健で…… |
必殺技
ささめゆき・閃
↓
←AorBorAB(要武器)
25フレーム。
柿を放り上げてそれを切り刻む技。食べ物を大事にしない奴に生きる価値など無い。
出が遅いので連続技にはならない。ささめゆきとの違いはヒットするとロックして安定したダメージを与える点。ガードされる分にはささめゆきとの差は無い…と思う。
「ささめゆき ふんっ」
陽炎
↓
→AorBorAB(要武器)
31フレーム。
抜刀し上段に振り上げ、その勢いで生じた空気の刃を飛ばす技です。
ふつーな飛道具で、これを利用して厄介な連携攻撃をしてくるみたいな事はしない。
切れ味いいみたいだよー。
「かげろう」
ツバメ返し
↓
→C(要武器)
30フレーム。
右京に変身して飛びあがりつつ抜刀、体を回転させ刀を振るう技。空気との摩擦なのか刀は炎を発するというすごい技。
天才だとかいう夢路がこの技を普通に使えない以上、ツバメ返しは神夢想一刀流の技じゃあなくて右京オリジナルの技だったって事なんでしょうかねぇ?
「つばめがえし」
弧月斬
→↓
A(要武器)
27フレーム。
覇王丸に変身して刀を回転させて飛び上がる技。
普通の対空技。無意味に空振りしたりするので反撃しやすい技です。
「こげつざん」
バイオネットラージュ
→↓
B(要武器)
43フレーム。
シャルロットに変身して突く技。
とんでもないリーチを誇る技で飛道具的。使用頻度は低め。
「バイオネットラージュ」
三連殺
→↓
AB(要武器)
39フレーム。
牙神幻十郎に変身して三回斬る技。
三回目の斬り攻撃の出が遅いので2斬目をガードすれば割り込んで反撃可能。三斬目をガードした後でも反撃可能なので無理しなくてもいいですが。
「いのしかちょう」
モズ落とし
→↓
C(要武器)
23フレーム。
服部半蔵に変身して相手を捕まえて飛び上がって相手の頭を地面に叩きつけるコマンド投げ。
ガード主体で戦ってるとノコノコ歩いてきてこれで捕まえる。…実にイヤらしいボスキャラである。
ジャンプや回避動作で簡単に回避可能なのでこんなものを喰らわないように。
「もずおとし とぅっ」
ルプシ カムイウェイサンペコル
←↓
A(要武器)
28フレーム。
リムルルに変身して…転ぶ技。何でリムルルに変身してまでそんな事を…。
「うわっ」「キャー」
ルプシ カムイウェイサンペコルヤンペ
←↓
B(要武器)
25フレーム。
リムルルに変身して…転ぶ技。…ルヤンペじゃないと思う。
「うわっ」「キャー」
椿
←↓
AB(要武器)
59フレーム。
徳川慶寅に変身して宙を翔けて刀を振り下ろす技。
CPU夢路は使わない。何かゾンビみたいな色だし。
「ふんっ」
跳尾獅子
←↓
C(要武器)
46フレーム。
千両狂死郎に変身して薙刀を支点にして炎の飛び蹴りを放つ技。
この技も無意味に使う事が多く、かつ反撃もしやすいという、プレイヤーにとってはありがたい技。
プレイヤーが使う場合は正確に入力しないとアンヌムツベに化ける。
「ちょうびじし」
心眼刀
↓
←C(要武器)
柳生十兵衛に変身して相手の攻撃を受け止めて反撃する技。
受け止める時間がかなり微妙で受け止め損なう事が多いというか、使う事自体が稀。特に気にする必要も無し。
「ふんっ」→「せいっ こわっぱですね」
アンヌムツベ
←
↓AorBorAB(要武器)
39フレーム。ナコルルに変身して刀を前方に構えて地を滑走する技。
下段判定の突進技という事で、CPU夢路が最も多用する変身技。
「アンヌムツベ」
武器飛ばし必殺技
神夢想一刀流奥義 御神薙
↓
→CD(要武器)
ネオジオ版には存在せず、PS2版で追加された待望の武器飛ばし技。…でも、これ……。
突進し、相手の周囲を回りつつ何度も斬りつけ…そしてそのまま相手の背後へと走り去り…納刀。この瞬間、斬られた事にすら気付いていなかった相手の体は「斬られた」事を認識します。
つまりは夢想残光霞ですが、技名が違う以上、どこかに違いはあるんでしょうね。…ネオジオ版では「一閃」の時にこの技名を叫んでたけどなぁ?大体、羅刹丸エンディングでも、「しんむそうりゅうおうぎ みかなき」とか言いながら一閃放ってる(PS2版でも修正されず!)けどなぁ?
まあ、それはそれとして、中斬りからつながるけど、無敵無くてあっさりつぶされる上に突進も遅いので完全に中斬りからの連続技専用。
更に言うと私も長い事、勘違いしてましたが「しんむそういっとうりゅう」ではなく「じんむそういっとうりゅう」が正解…昔の資料を見る限りでは。
「しんむそういっとうりゅうおうぎ みかなぎ」