輪廻彩声の公式サイト見て…すぐ帰還

 キャラが影でなくなっているってのは知ってたし、一部のキャラのキャラデザインも見ていた。その上で「シリーズのファンは批判するかもしれないけど、これぐらいならアリだろ」と思ってた。

 が、公式サイト見て、「なるほどこれが絶句というものか」と理解。シリーズのファンですら無いのにあまりにもヒドすぎて詳細知る気すら起きなかった。トップページの目を見開いて死んでる?絵がね…これは「こいつはプロ意識の無いクソの仕事だな」と、自分の仕事に誇りも何ももってない人の仕事…元々全くオリジナリティの無い「代わりはいくらでもいる」というクソキャラデザな上に、更に多くの人が「下手すぎ」と言いだすであろうレベル。なのに、そこからの派生も出来ない、動きのある絵も描けない。それこそ専門学校の素人でも十分というか専門学校生以下だろ、この絵師?こんな仕事する奴に金払うとか何考えてんだろうな。そんな程度の仕事しか出来てない。

 たとえば、どんなに酷評されようが「ノナ」さんの代わりはいない…自分の仕事に誇りも持っていたのは発言から伺える。だから単純に「好き」か「嫌い」かって話で終わる、でも、この人のは仕事舐めていて、そこに怒りすら覚えるわけだ。つまり萌え絵がどうとかじゃなくて、単純に「下手すぎ」だっていう、そこに問題。プロとして仕事を受けたなら、もっとまじめに仕事しろって事…そこらのカードゲームのキャラを安く描かされてる素人じゃねぇんだからさ。他人の描いたそれっぽいゲームの死体を真似て描けって話じゃない、それなら特定の誰かを使う必要が無い。まともに仕事が出来ない連中には苛立ちしか起きない。

 というか竜騎士何とかっていう痛々しい名前の人誰よ?「タイトルでお別れ」する作品多いけど、作家の名前でお別れだわ。クソ作家連れてくんな。名前というのは大事、タイトルもな、そこが最初に目につく部分。この部分のセンスが悪いなら、作品も同じなんよ。そのセンスの悪さは作品に反映される。似たような長々しいタイトルのラノベとか、「個性無い」だろ?それも同じ、作品の中身も無個性だという事。自分の名前、タイトルに気を使えない奴はクリエイターとしてクソ判定。くたばればいい。…検索…なるほど、思っていたよりずっとメジャーな「クソ作家」だ。やっぱりクソ作家だったって事実が笑えるが。

 いいさ、買うさ。その上で否定しまくってやる、このムカつく作品を。特にキャラデザインしたクソをな。…キャラデザを選んだ奴が悪いとかそういう話じゃねぇんだ。引き受けた上でまともに仕事出来ない奴が悪であり、そのクソ仕事にNG出さない奴が真の悪なのだよ。

かまいたち開始3分で挫折

 ユナと並ぶな。無理だわ。背景実写なのにキャラが年齢すらわからないクソ下手な絵。そしてその絵にすら似合わない声。誰だよ、キャスティングしたの。…これプレイするの拷問だろ。

 キャラ絵つけたけど、動かす気は無い。背景は実写。手抜きしすぎだろ。クソ下手なキャラ絵つけたなら、小学生でも幼稚園児でもいいから、背景誰かに描かせるべきだった。背景見てる時とキャラ見てる時とで別のゲームになって気持ち悪いっす。

 ふむ、声は消せるのか。それは良いな。キャラ絵を消す機能は無いのか?…実装されるかもしれないから待つかな?冗談抜きで本当にひどい。そしてホントにキャラ絵が下手すぎる。とりあえずアマガミで時間潰して少し待ってみよう。キャラ絵削除モード来る事を信じて。

仕方無いので、かまいたち再開した

 画面を真っ暗にするモード追加するだけでいいんだ。影のキャラとか頑張らなくてよくて、ただ単にもう真っ暗な背景に文字だけでいいんだ。それだけでいい。絵が下手すぎて吐き気催すぜ、ホント。知り合いの中学生に頼まれてキャラデザさせましたとか、そんな感じ。あの絵だけで価格マイナス5000円ぐらいになるんで、真っ暗モード追加してください、ホント。というかホントイライラしかしない、プロ意識の無いクズがのうのうと仕事してるとか。とっととくたばれとしか思えない。

 が、意外と意識的に存在を無視するという事はそれなりに出来る事に気づく。動画に文字があると、文字に気を取られる、これはどうしようもない。が、絵は目に入っても「無い」ものと認識する事は割と出来る。石ころ帽子の理屈。そこらに落ちてる小石は目には間違いなく入ってる。でも、意識してないから、後で聞かれても「あったかどうか」「あったのはわかるけど、何個あったか」なんてのは答えられない。その程度には無視出来る。これなら何とかなる。まあ、それでもふと気を抜くとバランス崩れた気持ち悪い人体とか気持ち悪い表情の人間見せつけられるんだが。

 そして「推理とか関係なく、ミステリとして、『この状況でわざわざ電話かけてまで無理矢理やってきた人間』は犯人」。室内でサングラスかけて一言も発しない怪しい人物がいなくなり、その後にやってきた。もう何の証拠も無くても、これは同一人物!とか雑記に書こうとしたら…そのままエンディングに突入して、書くに書けなくなった、そのまんまかよ。あー、なるほど、こんな序盤にいきなり犯人名指し出来るのか。犯人の動機も何でこんな事したのかとか、一部どうやってやったのかわからない事もあるけど、まあそんな事どうでもいいよねと。…しかし、何というか、結論として「大人しく昔のオリジナル版買え」だな、以前書いた通り萌え絵がダメって事じゃない。絵が下手すぎるのが問題。デザイナー変えれば受け入れる人はいるだろう。この中学生が頑張って書きましたレベルじゃ、誰も喜ばない。もう、これPSNで100円ぐらいで投げ売りした方がいいと思うぞ…フリープレイに回すには被害が大きすぎる。無料だと触れる人が増えてしまう。100円払って「不快な思いをしてみよう」っていうネタとして成立させるべき。

かまいたちのシナリオ部分の感想

 色々と必要の無い悪趣味な描写が、ああ、作者が変態である事を隠そうともしてなくて、なるほど我孫子武丸作品なんだなと。作中に鬼畜な変態はいないけど、今まで読んだ我孫子武丸作品に偏りがあるんだろう、きっと。胸糞悪い変態と理解出来ない変態と…。

 オリジナル知らないから、どこが改変されてるのか、されてないのか。Aノベルとやらが何か恥ずかしい名前の人が描いた新作部分なんだろから、読む気が全くしない。分けてくれてるのはありがたいけど。

 で、全ルート我孫子さん?それとも一部ルートは素人の「当時のチュンソフト社員」の仕事?その辺りもわからない。チェーンソーで頭ぶった切るシーンとか、我孫子武丸という作家なら、「そんな描写いらねぇよ」と言いたくなるぐらいに、余計な事を事細かに書くんで、これが我孫子さんの仕事とは思えない、悪い意味で。…良くも悪くもっつうか、まあそれが我孫子武丸なんだろうと、今まで読んだ作品を見る限りだと…面白いの書く人なのに、余計な描写を入れずにはいられない。こうグロい描写に限らず、とにかく色々書く。まあ、だからこんな分岐まみれの作品書けたのかもしれんけど。で、心理描写に力入れる。このシーンがあるルートの話も、素人っつうか中学生が考えた内容じゃね?って感じで浮いてる上にヒデぇ出来なんで、まあ、これは社員の仕事だろうと。いらねぇよ、名前もわからねぇ社員の書いた駄文とか。何だろうな、内容に対して推敲とかしたかな?整合性考えたかな、とイライラするレベルだぜよ。真かまいたちのスパイ編よりはマシだけど、無い方がマシって時点で大差無い。

 一応、理詰め部分だけでも指摘しておくか?まあ、そんな事よりシナリオがダメなんだけどさ。どうやら数十年前だか十数年前に起きた事件、これを偶然知ってしまい、被害者の意思を記憶した、徹クンは事件の生き残りに、知り合いを装って会いに行く。出迎えてくれた生き残りさんの両親は、息子さんが残した手紙を見せてくれる。これがもうおかしいんすよ。徹クンの年齢的にさ、「事件」があったのがいつの事かは語られてないけど、「かなり昔の事件」であると語られてる。透クンまだ生まれてないか、生まれてても子供だわ。「知り合い」装うの無理なんすよ…ネタバレだけど、手紙は事件の1年後に書かれたもので「遺書」だから。そして、透クンは生き残りさんが「死んでいた」事を知らなかった。事件が起きた当時はそれなりに騒がれて、生き残った息子にマスコミも取材をしたって事なんで、「両親」は当然うんざりしてる。それを今更になって「蒸し返そうとしている無神経な若者」がいる。今更事件の事を探る人間に「生き残りさんが自殺した事を示す遺書」なんて見せるわけないんですよね。オカルト編だったかな、こっちのルートでは十数年前に起きた事件の真相を探る為に記者を装った美樹本さん。それに対して「やっぱり事件の事を扱おうとしてるのか」と頑なに何もしゃべろうとしない。こっちの反応が当たり前。まあ、事件の当事者である人間と、事件に関わってない人間との差はあっても、人間の態度はそう変わらない。…そして、こういった部分をロクに考えない幼稚な人物が考えた稚拙な物語。こんなものが何度もリメイクされてるとか書いた本人だったら「もういい加減にしてくれ」と言いたくなるわ。いつまで駄文さらされ続けるんだよ。実際のとこ、もっと色々と言いたい事があるけど。

 真理が探偵になる話もクソつまんねぇけど、内容的にはプロのミステリ作家が仕上げたものだろう。ただただつまらん内容だったけど、素人の仕事ではない。状況と誰が犯人なのかを示すアイデアを提示されて、それを別人が文章化したとかなら有りえるけど。このシナリオも無くていい。というかさ、「別にやらなくてもいい」と言われればそれまでだけど、100%にする為に延々と作業だったので印象が悪い。内容どうこうより、キャラの名前の選択順序を変えて最後まで選択する作業。

かまいたちが終わったのでらぶchuchu

 不安だったAノベルも何の問題もない普通の内容で、無難に終了。ただ、作品全体を通しての「シナリオ」部分での評価だと、評判悪い真かまいたちの方が良いんじゃないかなとは思える。あまりそういう人はいないのだろうけど。

 古典的作品なので今更ネタバレも無いだろうから書いてしまうと、犯人が皆殺しする理由が何ていうか無いよねっていう。プロなんだか素人なんだかわからんぞ、犯人の言動が。プロだって事になってるけどさ。誰が犯人でどうやって?ではなく、犯人は誰でもよくて、目の前に迫る死の恐怖を描いた作品?誰が犯人であるにせよ。どうもこのままだと自分も殺されかねない。その恐怖を描いた作品なんだろうと、推理物ではなく。でも、その恐怖を感じないんですよね、全然。

 我孫子先生の作品で、「犯人」はわかっている。その犯人から無力な主人公達が逃げる「狼と兎のゲーム」ってのがある。これは本当に怖い。犯人探しをする作品ではないから。まあ、「本当にこいつがやったのか?」と疑問を持つ場面もあるし、最後の最後にその辺りも明かされるけど、それは重要な事ではない。「追ってこれるわけがない」「ここまでするわけがない」「この人なら頼ってもいいかもしれない」そういう安心フラグをへし追って迫ってくる、「どこにも安全な場所なんて無い」という恐怖。舞台は閉ざされた孤島でも、外は猛吹雪のペンションでもない。自由に行動が出来る。実際作中、電車でも移動する。追跡できるわけがない。警察に駆け込もうと思えば駆け込む事も出来るはず。でも、それを「作者」がさせない。クソ作家だと、警察に頼れない理由とかがホント下らなくて、「昔、警察に」とかだけど、この作品だと「警察に頼れない」は伏線ですらある。だから納得がいく。まあ、とにかく怖い。

 この怖さが、かまいたちの夜には無い。つまりは犯人が誰なのかは不明。それはプレイヤーがわからないって事ではなく、作中の人物、主人公が犯人が誰なのかわからない。誰から逃げてるのかわかってない。どこまでする犯人なのかわからない。狭いペンションだから逃げる場所も限られてる。結局、どこまでやる気なのか、皆殺しなのか?もう何もしないのか。それはそれで怖いけど、そんな考えてもわからない事の心理描写を延々と続けたって面白いわけがない。実際、そんなの描いてないし。色々と中途半端。サウンドノベル自体は弟切草という前作があったにしても、安孫子先生はこれが1作目か?どこまで何が出来るか。ゲームという分野で、選択で物語が進行するやり方で、本格ミステリは難しい。じゃあ、どうすれば楽しんでもらえる作品になるのか、色々と考えた末の「多岐なジャンルで色々やってみる」。その結果、どれもこれも中途半端な内容になってしまう。多岐なジャンルっていうのは「スパイ編」とかそういう、全く別の方向に話が進むルートの事ではなく、メインとなる「ミステリ編」だけの話な。このミステリ編にどこまで話を詰め込むか、どんな内容を入れるか。

 そういった面では、真かまいたちの方がやはり出来は良い。まあ、その部分で劣るならもうホント救いないけどな。ただ、犯人当てが3か所に存在し、どこで犯人を当てるかで犠牲者の数が変わる展開とか、「ゲーム的」な面白さは真かまいたちより上だろう。真かまいたちは「時間経過で選択肢が変わる」とか、「何を勘違いしてんだ?」っていうアホな方向に走ってるからね。ゲーム的な面白さってそういう事じゃねぇから、時間の無駄なだけだからっていう。

 という事で、初代かまいたちは、辺獄の何たらが極端に出来悪い以外は、まあ無難にまとまった作品である、という評価となる。名作ではないけど良作とはいえる。そして、初体験であっても、それがどんなに上手く描かれていたとしても、絵は無い方がいいはずと判断する。今回の絵はヘタすぎて論外だけど、そうではなく、上手かったとしても、それはそれで邪魔になる。結局、どうやっても邪魔になるだけかなと。一部、作者的に「絵が欲しい」場面があったとするなら、そこだけ特別に何かすればいい。そして、その絵に、人物であれば特定の顔はいらないって事だわ。

 辺獄の何たらは、さっき「狼と兎のゲーム」の時に書いた、クソ作家の例そのままだと思えばいい。クソフーゴ小説の作者もそうなんだけど、「自分が求める内容」の為に、そこまでの展開や人物描写はどうあるべきかを考えない。フーゴ小説だと、「フーゴのウィルスの広域拡散」という展開を考える。結果として、途中省くけど、「パッショーネは付近住民の誰がスタンド使いで、どんなスタンド能力なのかを完全に把握してる」トンデモ組織となる。ポルポいらねぇじゃん。「スタンド使い本人ですら知らない能力」まで把握してるからね、あの小説だと。それは全部自分が描きたい「フーゴのウィルスをヒロインが意図せずしてばらまいてしまう」という展開の為、この展開を描く為に特に何も考えずに「○○ならこれぐらい出来る」的な安易さでシナリオを組み立ててしまう。大きなものから小さなものまでこの連続。辺獄のも同じ。読者というかプレイヤーを騙す事しか考えてないから、途中で平気で設定が変わる。多分設定が変わってる事に作者自身が気づいてない。その上でアイデアもそこらの小学生が適当に考えたかのような稚拙なものだから救いが無いんよ。…これで、このシナリオも我孫子さんのだったら我孫子さんの評価本気で変えるぜ。

 たとえば、何らかのゲームで「誕生日イベント」を描きたいと考える。ところがそのゲームは夏休みのほんの2週間を描いた作品。じゃあ、それで誕生日イベントやるにはどうするか。キャラの誕生日をその2週間に収めればいい。これが1キャラならいい。じゃあ、作中に登場する全キャラでやりたいならどうする?「全員この2週間内に誕生日を設定してしまう」「過去の回想を描く」「誕生日じゃなくて誕生日イベントを行う」。方法は色々ある。でも、クソ作家はこの時に悩まないんだろう、多分。たとえば、一番最初の「全員作中の2週間に押し込んでしまえ」を選択した場合、その不自然さをどうするかだ。この不自然さを作品に絡めて「全員の誕生日が近い事には意味があったのか」とするのがプロの仕事だわ。ただ、それが安易であってはならない。そのアイデアが「小学生が考えたものかよ」「中学生並だな」ってなるぐらいなら、特に何の設定もなく「偶然誕生日が近かっただけ」の方がマシ。

 例が長くなって面倒だ。もう書くか。まず、主人公「透」が記憶喪失である事が前提の物語。じゃあ、どうやって記憶喪失になってもらうか。「死ぬと誰でも記憶喪失になるから」が答え。つまり、まあ死者の物語。…かなり早い段階でネタバレするからまあいいだろう、これぐらい。何で死ぬと記憶喪失になるのか、「そうじゃないと物語が成り立たないから」。死ぬと記憶喪失になるという設定はそれ以外に何の意味も無い。クソ作家のやり方ですよね、これは。

 「ペンションで全員死んだけど、透だけ死ななかった。真理は透が来るのを待っている。透が死んだ時に『ここ』に魂がたどり着けるように悪魔と契約までした」。この真相、「実は皆死んでいる」「透は透本人ではない」みたいなのをプレイヤーから隠す為に「真理以外のキャラも皆揃ってる…美樹本以外」、みんなで何故真理に付き合ってるのか?「みんな良い人だから」でもいい。でも、プレイヤーを騙す為の仕掛けとして「透が透本人でないとわかったらチェーンソーで頭ぶった切って殺す」という事をみんなでやっていて、真理にいい加減にしてくれと内心思ってる。早く本物の透が来てくれと。「このままじゃ心まで殺人鬼になる」とか、そんな台詞とかで真相に気づかせないようにしてる。別にそれがダメだとは言わない。そのためにしっかりとシナリオを組んだなら。でも、そうじゃない。

 何故、皆で真理に協力してるのか?」の答えが、「まとめて1か所で死んだから、全員揃ってこの世の未練断ち切らないと成仏できない」。何だ、そりゃ?中学生どころか小学生かよって言いたくなるわ。飛行機墜落とか大地震とかだと成仏不能じゃねぇか。「何で全員まとめて成仏しないといかんの?」に答えなんてない。「そういう設定だから」「そうじゃないと真理に協力する理由が無いから」。実際、真理に協力すべき理由なんて他に考えられるだろう。というか考えるべきなんですよね。でも、それをこの作者は放棄した。「全員まとめてじゃないと成仏できない。1人でも未練があるなら無理」とアホみたいな設定をつけただけ。

 何故、皆で「透」の頭をチェーンソーでぶった切るのかの答えが、真理の協力者たちと違って無理矢理引き込んだ魂なので、頭ぶった切って魂解放すれば、そいつは成仏できるから。…何だそりゃ?いや、その設定受け入れるとして、まず「どこからチェーンソー何て用意した」のか。今彼らがいる場所は本来何も無い空間で、全員の生前の記憶による妄想の産物。全員が犠牲になった「ペンション」が記憶に強いので、ペンションになってるっぽい。チェーンソーは何だ、一体?頭ぶった切るために誰かが妄想したというなら、チェーンソーはやめてやれよ。実際、毎度毎度チェーンソーで頭切る事に苦痛を感じてる。そして切られる方も絶叫をあげる。…もう、これが設定とかみあってないですよね。「何で頭をチェーンソーでぶった切るのか」>「プレイヤーが興味持ってくれるから、真相わかりづらくなるから」。この程度の理由しか無い。相手にも自分にも苦痛与えたくないなら、日本刀でもいいし、「何でも切れる刃」とかでもいい。チェーンソーとかどういう発想だよ?というか何で「生きたまま」チェーンソーで切るんだよ。作中途中で「気絶させてから」切るって方向にチェンジしたけどさ。「死ねない」という事は作中示されているとか、この雑記に文句つけるヤツもいそうだけど、死ねないのは「肉体」の無い真理たちであって肉体を与えられてる「透」は死ぬだろ、最低でも肉体は。もし、真理達みたいに傷つけても再生するんだとしても、再生する前に頭切ってやれよ。何でわざわざ苦痛与える殺し方するんすか?チェーンソーだの拘束器具だのあるなら、もっと他にあるだろ?まさか「チェーンソーで切る」が条件なのか?そうだとすると本気で作者救い無いんで、さすがにそんな設定ではないと思うんだが。

 そして、そもそも、この設定において、何故、「透」に状況を伝えずただただ殺し続けるのか。状況説明もせずに生きたまま…チェーンソー以上に「どこから調達したんだ?」という拘束器具で暴れる相手の四肢を拘束し抑えつけてチェーンソーで頭を切る。こんな非道が出来る奴らが「真理」を殺さない理由がわからない。ご丁寧に、今現在の空間にいられるのは後わずかとか、まるでゲームのような設定付き。このまま成仏できないと永遠の苦しみを味わう事になるっぽい。この状況で「透に未練が」とか抜かしてる真理は殺せ…拷問しろ。拷問の結果死んでも生き返るとか実に都合が良い。相手が死ぬかもしれない事を気にする事なく相手を痛め続ける事が出来るんだから、何度でも殺し続ければいい。成仏したくなるか透の事なんて忘れるまで殺し続けろ。その結果、「それでも透の事を」というなら仕方無いけど、まずは試すだろ、自分達の平穏の為に。それすらしないで無関係の人間を苦しめ続けるってどんだけクズ揃いなんだよ?何故か真理サマは守護られている。これをしない理由は特に無い。そんな事されたら作者が困る、ただそれだけだろう。

 この『透』達は傷つけられたり、殺されたりすると「血」がペンション内に残る。残るので「掃除」がどうとか言う。が、真理達は傷つき血を流しても、体が再生すると「血」も消える。床やら衣服やらに血が飛び散っても消える。つまり、被害者だけは「肉体」を持ってる、透そっくりの仮の肉体があって、頭が空っぽでその頭に魂を閉じ込めてると説明がある。なので、頭ぶった切って魂解放するって話になってる。「入れる事は出来るのに出すには頭ぶった切る必要がある」ってのは無理が無いかね?まあ、そもそも何で肉体用意してまで閉じ込めんの?本人だったら魂から作られる肉体もどきも透本人そっくりになるだろ。ヘンな肉体に閉じ込めて生前の姿わからなくしてから「透かどうかテスト」するのがまず意味不明。この点「肉体に魂を閉じ込める」理由は一切語られてない。「まず閉じ込める」が最前提になってる、多分作者はこの点に不自然さすら感じてないんだろう。頭悪すぎじゃね?この設定は「プレイヤーを騙す」以外に理由が無い。「この意味不明な試験は何なんだ?」と。そしてそのテストが無くて、魂捕まえた時点で「別人」だってわかれば凄惨な頭ぶった切りイベントもくりかえされない。…つまり、ここに「何故肉体に閉じ込めないといけないのか」の明確な理由を設定しないといけなかった。だが、やっていない。これも小学生にしか許されないやり方っすな。中学生にもなったらむしろ、「どうすればこの設定に納得いく理由がつくだろうか」とトンデモ方向に思考走らせる。それすら出来ないとか何歳だよ?

 終わらないチェーンソー殺人に「心を死なせてまで生き永らえるぐらいなら、温かな心のままぷっつり死んだ方がマシ」発言。でも、この発言も当然有りえない。彼らは「生き永らえたい」んじゃなくて「死にたい」んですもん。要するにこのシナリオは「真理の絶対権限に逆らえず、生きる為に仕方なく本物の透君とやらが現れるまで仕方なくチェーンソーしてる」という形で作者は進めてる。というかそう誤解させようとしてる。でも、その為に作中のキャラに「生き永らえる」とか正反対の事言わせちゃダメだよね。我孫子さんなら絶対やらんのよ、これ。むしろ「あれ、この台詞おかしくね?」と違和感のある台詞が出てくる。でも、最後まで読むとそれがやっぱり伏線で、叙述トリックだった事がわかる。これが我孫子さん。なので、明らかに「我孫子さんの書いたシナリオではない」とこれだけでも断言出来るわけっすよ。読者を騙すのは好きだけど、その為に「何それ?」な設定もつけないし、台詞にも気を使う。このシナリオの作者はそれをしない。「何でしないんだ?お前はバカなのか?小学生並の知能しか無いのか」とだから思ってしまう。だって、普通「無理あるよな」とやらんだろ、プロなら?

 上記の「心を死なせてまで生き永らえるぐらいなら」に対して「誰も反論しない。全員の気持ちを代弁していたからだ」とまで。そりゃ「死にたい」というか「成仏したい」とは思ってるだろうけど、この台詞の意味とは違うだろ、それ。

 「こんなチェーンソー繰り返しても透に会えない事ぐらい真理だって気づいてるはず。奇跡を信じたいけど」。これも真相からすれば有りえない台詞なんですよね。透の魂を捕まえるようにするための悪魔との契約で、謎の透テストとチェーンソーは関係無い。透本人じゃないけど、透テスト合格する人が出るかどうかっていう事であれば「そんな人いるわけ無いと真理だって気づいてる」「それでも奇跡を信じたい」ってのは意味が通じる。でも、真理が待ってるのは透本人なんで、奇跡でも何でもな、とっとと透が死んでくれればそれで話は終わるんですよね。奇跡は関係無い。それぐらい、他の人物もわかってる。要するにプレイヤーを騙す以外の理由が無い台詞の1つ。まあ、こんな有りえない発言ばっかりだけど、他にも。「真理は1日でいいから透と2人で過ごせれば納得すると言ってる」とかさ、設定上、1日も何も無いだろ。1日だけ透が死ぬのか?まあ、どうやら「奇跡的に息を吹き返す」事で、この死者のペンションから「この世」に戻る事が出来るのがエピローグで確認されてるから、実際「1日だけ透が来て、その後、透は生き返りました」も有りえるといえば有りえるんだけど。

 そもそもがね、死者は皆記憶喪失になる。けど、すぐに自分が死んだ状況を含めて思い出す。という設定で、どうやら1日ぐらいで思い出すっぽい。何でそれまで待てないの?何で謎の透テストやるの?「何だ、やっぱり透クンじゃないのか。迷惑かけてすまなかったね。君はもう成仏したまえ」で終わるじゃん。「肉体に閉じ込める」>「記憶取り戻す前に透テストやる」>「頭をチェーンソーでぶった切る」。全部無駄な工程だよね、これ?これがやりたいなら、それをしないといけない設定が必要なんよ?何でこの程度の事すら出来ないの?本気で死ねばいいのにとすら思えてくる、ここまでヒドいもの作るヤツに対しては。これが商業作品なだけに。

 そして、ここまで色々やって、「透は事件の1年後に自殺してました」。少し前に「両親が遺書まで見せるわけねぇだろ」って書いたやつな。「透君の友人と言ったら住所教えてくれた」とか、アホかよ、美樹本みたいに付け髭でもして年齢偽る事をお勧めするよ、私ぁ。でも、どうもそんな事もせずに行ったようで、お前の中で一体何歳の時の友達って設定だったんだい、『透』クンよ?で、ペンションでは最低でも10年は過ぎてるだろう。何故、透が真理と再会できなかったのかは語られてなくて、『透』は「広すぎてペンション見つからなかった」とか考えてた。えと、それを捕らえる為の悪魔の邪法じゃなかったんですかね?

 可能性@:悪魔の邪法なんて所詮デタラメだった。 可能性A:悪魔の邪法を施したのは透が自殺した後だった。 可能性B:あんなクソテスト、透本人だって記憶喪失で受ければ不合格になるに決まってんだろ。透本人とっくにチェーンソーでぶった切られて成仏してた。……Bだな、きっと。悪魔との契約において、悪魔は真摯でありウソをつかない。これは基本。もちろん、かまいたちの夜でもそうだとは限らない。けれど、悪魔が「まだ現世にいる透が死んだ時にその魂を捕らえる」と言ったなら、その通りだろう。ウソはつかないと思うんだ。つまり、望みはかなえた。その上で「透本人だと気づかず殺害」、その後はもう希望は無くなってる事に気づかずに苦しみ続ける真理達を眺めていた。これだな。

 まあ、こんな感じ。これ、作った連中は「ヒドいシナリオ」「無茶苦茶な内容」だなんて思わなかったって事だよな?救えないな、全く。

 検索してみると「辺獄の真理編」が絶賛されてて笑う。クソ絵けなしてクソ絵よりヒドいシナリオ絶賛とか。これ、恥ずかしい名前のクソ作者の新シナリオとの事。…信者多いっぽいし、信者が活動してるんだな。そうじゃないなら関係者だ。絶賛してる人の中にまともに何が良いか書いてる奴がいないし。1年も経てば、正しい評価がより上位で検索されるようになるだろう、きっと。まともな脳持った奴がこれ誉めるとかありえんからね。シナリオ内容が中学生が考えるもので、真新しさ一切無い。そしてシナリオ詳細は上述の通り、シナリオの為に設定を犠牲にするというやり方。普段、クソアニメしか見てなかったとしたって、ここまで出来悪いと、さすがにわかるだろ。これを絶賛出来るなら駄作、駄文の類一切存在しない。これより出来が悪いもの発表する方が難しいだろ。だってデビュー出来ねぇもん、こんなレベルじゃ、作家として。まあ、この人は作家じゃないのか。作家じゃないなら引っ込んでろだけどな、こんなのしか書けないなら。竜騎士何たらとかいうカスは自分の作品以外で二度と活動すんなよって事だ。