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ケイオスリングス

5段階評価☆☆☆
トロフィー難度☆☆
プレイ理由フリープレイ
推しキャラギャリック
スクリーンショット15枚

感想

 スマホ出身という事で全く期待もしていなかったけど、普通によくまとまっていた作品でした。

 バランスは決してよくないし、ダンジョンの構成もよくはない。けれど、携帯機でテキトーに遊ぶ分にはこんなもんで十分だろ的な「大作でないからこそ許される」みたいな解釈で救われてる部分もあるかなと。

 ただ4組の主人公がいて、それぞれで「ほぼ同じ」事を繰り返すのは結構苦痛。それなりにキャラが育つ、育て直し、というのが何度も繰り返されるのはキツいです。

 そして何万年もの間、繰り返されてきている設定で、それでいて並行世界設定も普通に使われている。並行世界設定であれば、何万年と繰り返される中、「優勝者が違うから子孫も全然違う」世界も大量にあるはず。だというのに、最終決戦に集った各並行世界の「最後の優勝者たち」は全部、「1つ前の優勝者が同じ」極めて近い世界の人達。今回の大会だけでも優勝者は並行世界ごとに違っていた以上、今までは「どの並行世界でも優勝者が同じだった」は通らねぇよ。この辺り、いい加減な設定だよなぁと。せめて、「プレイヤーは操らないけど、この場には無数の並行世界から大量の歴代の数万、数億の勇者が集っていた」、その大量の勇者たちの中からプレイヤーは4組の勇者の戦いのみをピックアップという扱いならわかる。なのに、無数にいるラスボス相手にわずか8人で立ち向かう。それじゃ設定的にも勝てるわけがない。「勝てるわけがない」のに「勝った未来からの援軍」で勝利とか、何そののび犬のダイマキョー。未来からの援軍が無ければ「負ける」んだから、「勝利する未来」は無い。勝利出来ないんだから「未来からの援軍は不可能」。こうだろ?ならやっぱり数万数億の勇者の方が遥かにマシ。最後の最後にストーリーぶち怖し、これが残念でした。

トロフィー難度について

 最後までプレイすればいいだけ。特に難しいものはない。ただ、前述の通り、同じ事の繰り返しなんで、どうしても途中で挫折しやすくなる。故に☆2つ。

推しキャラについて

 他のPC達と同レベルのキャラデザインがされていて、声も「被り」などなく、三木さん。なのに、「おいィ、お前事態理解出来てる?話聞いてた?」な感じで無茶な突撃して開幕直後に死亡。茫然。…閉鎖された空間に集められた人達による生き残りをかけたゲームというありがちな作品に、「ありがちな開幕直後に厳しいルールを把握させるために殺されるキャラ」。こういうのはテキトーにデザインされがち。手の込んだ「生贄」だ。

 当時、そのあまりの扱いに、こう書いた「集められた10人中、お前ら2人以外は全員世界を救った勇者になる。バカだろ、こいつ。というか、バカ晒して死ぬためだけの役に三木さん使うなよ。三木さんクラス使ってるわけだし、この後どうせ出てくるんだろ?>出てきませんでした。ゾンビ化して敵になるとか何もなく本気でただ死ぬだけという。誰をPCにしてもすぐ死ぬ。誰か助けてあげてくれ。20周ぐらいすれば助かるとか何かないのか。ギャリックPC化とか。全ての並行世界で自信満々に「お前倒せばいいんだろ」とかやって死ぬアホ。どこか1つの世界でぐらい自重するギャリックいないのかよ」

 最初見た時点では「本当に完全に死亡」でこの後、出てこないとは思わなかったよ。エッシャー編終わって、シャモ編始めた時は「今度は別のキャラが犠牲になるのかな?」とか思った程度には「他の組と同じ扱い」だと信じてた。が、登場すらしなかったオーガ組は別として、毎度毎度、ゲームの主催者に逆らって死亡する展開。自信満々の台詞の数々と合わさり、本来ネタキャラでも何でもないし、決してバカでも無い、ただちょっと相手が悪かっただけなのに、もうネタキャラにしか思えず…愛おしかった。実際のところ、ギャリック達を冷めた目で見ていたオーガも前周期では「全く同じ」事をして、たまたま主催者の都合と機嫌で助かっただけ。つまり、ギャリック達が他の組に比べて弱いわけではないだろうし、ギャリック達が優勝した並行世界もきっとあった事だろう。最終決戦の場にしれっといて欲しかったぜ。

輪廻の果て

全てのトロフィーを獲得した。

 実際に費やす時間はそれほどでもないのだろうけれど、同じ事を4組で繰り返すため膨大な時間を費やしたかのように感じる。これがトロフィー難度☆2つになってしまう理由。

『ア・ドライグ・ゴッホ』を突破した!

『ア・ドライグ・ゴッホ』を倒した。

 普通にエッシャーから始めると最初に戦うボス。もちろん負けるわけもない。

『ケルベロス』を突破した!

『ケルベロス』を倒した。

 ア・ドライグ・ゴッホと同じダンジョンのラスボスの方。どちらも神話クラスの強敵とは思えない扱いを受けてますな。

『ゲノムス』を突破した!

『ゲノムス』を倒した。

 エッシャー編2番目のダンジョンの中ボス。まだまだ苦戦する相手ではない。ただ、こいつの元ネタは知らない。ゲノムスって何?

『アイラーヴァタ』を突破した!

『アイラーヴァタ』を倒した。

 セカンドダンジョンのラスボス。象さん。

『オンディーヌ』を突破した!

『オンディーヌ』を倒した。

 サードダンジョンの中ボス。いわゆるウンディーネの事だけど、ウンディーネ=美少女のイメージが強いだけに、なかなかにキツいビジュアル。

『オールド・ワン』を突破した!

『オールド・ワン』を倒した。

 サードダンジョンのラスボス。メカメカしい旧き神々。

『ラー』を突破した!

『ラー』を倒した。

 フォースダンジョンの中ボス。何故か四つ足の獣。

『プロトタイプ代弁者』を突破した!

『プロトタイプ代弁者』を倒した。

 普通プロトタイプというと、異常に強いものだが、幸いにしてもプロトタイプだから未完成品という扱いで普通の強さでした。

エッシャー編で原初の扉を通過した!

エッシャー編で原初の扉を通過した。

 これでとりあえずのクリア。この後残り3組でクリアして、更に4組分追加でクリアして、真のラスボスと戦う。長いよ。

シャモ編で原初の扉を通過した!

シャモ編を原初の扉を通過した。

 エッシャー編から特に新情報が無いので最も驚きのないシナリオ。まあ、シャモ編を先にプレイする事も出来るからなんだけど。

オーガ編で原初の扉を通過した!

オーガ編を原初の扉を通過した。

 新情報も出てきて、物語の大部分がはっきりしてくる頃。

アユタ編で原初の扉を通過した!

アユタ編を原初の扉を通過した。

 これで誰が何者で一体何が隠されていたのかはほぼ全て判明。後は真のラスボスを倒すだけだ。

『クオリア』を突破した!

『クオリア』を倒した。

 真のラスボスを4組すべてで倒す。ただ、1組ごとに相手するクオリアの強さが違うのがズルい。

ビジネスマンとの戦い

『ピュッピュ』を倒した。

 ストーリー上しっかりと設定のある存在でありながら異常な強さ。毎ターンものすごい勢いでHP回復する。世界を壊滅させるクオリアを消滅させる為に選ばれた戦士達…その戦士たちをたった1人で圧倒する変態。…これ程に強くてもクオリアにはかなわない…わけねぇよ。こいつ1人で大量のクオリア全滅させられたんじゃないのか?
 まあ、プレイヤー陣営は1人だと大した事ないけど2人になるとものすごく強くなるシステム持ってて、ペアで身がくれ月下使ってりゃ無敵だからね、シングルで使って次のターンにペアってのでも割と無敵感ある。メンタルウォール使って魔法反射状態にした後にペアってのも悪くない。最初は「ペアコマンドとかシングルで2回行動するより弱いし使い道あんのか?」だったけど、ホント強いのな、ペアコマンド。