作業希望1位になりながら「あまりにもテキストが気色悪い(自分のシナリオ、台詞に酔いすぎ)。羅刹丸、外道シナリオ等でキャラを汚しすぎている」という事で、作業する気を無くしてしまいましたが、だからといって何もしないのもどうかなと思い、出来る範囲の事をしてみようと今回のテキストを公開する事としました。
 同人誌を作る事自体が自慰行為だといわれることもありますが、天下一剣客伝のシナリオがそんな感じで、そんな自己満足な…程度の低いモンを延々と読ませ続けられるとどうしたって嫌になるわけで…悪いのは多分、サムライスピリッツを私物と勘違いしてしまったシナリオ担当なんですよ。

天下一剣客伝のネタについて

 その出来がどうであろうが、2Dサムライ最終作という位置づけの作品。
 中間デモやエンディング等…歴代作品を知っているのと知らないのとではかなり印象が変わる作品です。
 とりあえず、当サイトにて初代〜零は公式ストーリー、中間デモ、エンディング、勝利メッセージ等公開していますんで、それを見ればわかります…が、わかりにくいネタも含まれていますんで、それをまとめてみようかな、と。

 ただ…プレイするのを拒否してしまった作品で、クリアしたのは20キャラに満たないので、見てないネタが多数ある事は先に言っておきます。
 細かく見ていけば、かなりの量のネタがばらまかれてるかと思いますんで、テキトーに探してみてはどーでしょうか?私はやる気しませんが。

天照封魔掌

 メストムックがかました「天照封凰拏」の誤植。本誌では「天照封凰掌」だとかやった事もある。どっちにしても「掌」は無いだろ、掌は。どこに掌使ってるんよ?
 メストムックも本誌と同じ位に誤植が多いが、これはあまり有名ではない。まるで本当の技名かのように広まった「大爆刹」と比べると不遇(?)。

封魔真言

 AA真サムライスピリッツがかました「對魔」の誤植「封魔」を技名に用いたもの。
 「封魔」で「たいま」と読むのはかなり無理があります。「ふうま」としか読めません。上記のものと違いAA真サムライスピリッツは未だに入手が簡単な為、「封魔」と信じている人が多そうで、それに油を注ぐかのようなことをするのはどうかとも思いますが(封魔掌を正式に技名に採用するのはOKと言ってるわけではないです。封魔掌にしてもシリーズを愚弄してるかと思いますし、それを正式採用するのは)

七の太刀 遊蝶華

 アルカディア誌にて初公開された時の「遊蝶華」の技名。公式サイトやPS2版でPAUSE中に見れる技名は「遊蝶華」となっており、「アルカディア」誌が勝手に「七の太刀」としたのではないかと思われたもの。
 今回「七の太刀」とついたのは「ネタ」なのか、「公式サイト」が間違っていたのかイマイチ判別がつきませんが…七の太刀は「慶寅」なので、おそらくは「ネタ」だと思われます。

キム ウンチェ

 わかりやすいネタですが、一応。斬紅郎無双剣の韓国版における骸羅のキャラ名「キム ウンジェ」から。
 斬紅郎無双剣当時のキャラ名は「ウンジェ」のようですが、キャラ名コールは「ウンチェ」としか聴こえませんし、ウンジェもウンチェも「日本語表記」の問題なんで、結局は「同一人物」ですね、斬紅郎無双剣のと。

黒子エンディング

 「熱闘サムライスピリッツ」の黒子エンディングの焼き直し。偶然似てるだけかもしれませんが。

我旺声優

 零は「ガオウ:ラオウ」というネタで今回は「ガオー:ガトー」というネタ…だと思います、多分。

チャムチャム口調

 「真説サムライスピリッツ」でのチャムチャムの「不安定な口調」を再現したものだと思います。「だゾだゾ」うるさくてたまりません。チャムチャムファンとしてはたまったもんじゃないです。

無駄無駄

 天草が覇王丸に放ったらしくない台詞ですが、元ネタは明らかに「DIO」。天草降臨等で「掌を顔面に当てる」というDIO様ポーズをとっていたりする事からでしょうね。

天下一剣客伝の黒子について

 PS2版天下一剣客伝では黒子が参戦しています。賛否両論あるかと思いますが…当サイト…私は賛成の側にいます。
 いつか、真サムライスピリッツについて書くかと思うんですが、真サムライスピリッツの黒子をリアルタイムに知らない人にとって今回の黒子がどう感じられたのかという事で。

 黒子の参戦自体には否定的であったとしても「その必殺技群」は面白いと感じたりしなかったでしょうか?感じなかったならもうそれでいいです。読み飛ばしちゃって下さい。

 真サムライスピリッツでの黒子参戦も当然、賛否両論。その使う必殺技の数々はサムライスピリッツの世界を根底から壊すものであり…。
 とはいえ、真サムライスピリッツは「エンターテイメント(エンタテインメントですか?)」に特化した作品。徹底したネタ尽しのそのキャラは、ただそれだけで「楽しませる」事が出来てたんですよー。
 特に大事なのが「SNKファン」だからこそわかる「数々のコピー技」。

 そして、「鳳凰脚」ポーズで走りヒットすると乱舞、トドメに「エクスプロージョンボール>ビルトアッパー」という流れの「黒子乱舞」に、「リョウ」と「舞」の挑発。(ネタという面では更に色々ありますが、乱舞だけでも)
 これを「知った上で」触れるのと、リアルタイムに触れたのでは全く感覚が違うと思うんですよ、私は。

 今回の黒子。最初に画面写真を見た時や技を知った時、正直がっかりしました。毎回毎回「全く違うキャラ」に仕上がっていた黒子が、今回のは明らかに「真サムライスピリッツ」と同系統の「パロディキャラ」。
 それを認めるにしても八極弾にも必殺技にも面白みが無い。そう思いました。
 真サムライスピリッツで黒子に触れた時の「おぉぉ、メガスマッシュかよ」だとか「ブリッツボールを上下同時に撃ってやがる」だとかっていう、ある種の「感動」が感じられなかったんです。何ていうか「KOFで見飽きた技」使ってるだけだなと。
 必殺技にしても「撃放」だとかのインパクトが無い。
 でも、実際に触れてみると…悪くないなと。今更「龍虎」も「餓狼」も無い…現在もシリーズが続いているのは「KOF」のみなので、「KOF」からの選択になるのは当然。その中にあって「溜め技」の「クロスカッター」を入れてみたり、何げに「重ね当て」が「龍虎版」であったり、NBCのキャラ選択と比べればかなり出来のいい「選択」でした、あの8個。

 黒子オリジナルの必殺技が(黒子乱舞以外に)無い。真サムライの時ほどにインパクトのある技が無いだとか、不満な点は多々あります(オラオラ挑発は明らかに真サムライに劣ってますしね…っていうかあの挑発には勝つのは困難でしょうが。渋い低い声でオラオラ…)。
 インパクトというのを考えると「歴代ボスキャラ」の技を装備させるという「下品」な事をしてみたり、えと、たとえば。

 だとか、もう下らないぐらいに下品でバカらしくて、そしてわかりやすい。これぐらいの方がすがすがしかったかなーとか思うです。
 武器飛ばしが2つあるのにどちらもも乱舞で、特に「工夫」が無かった(そのまんま八稚女&豺華なのと、黒子乱舞)ので。同じ乱舞にしてもサイキック9とか…八稚女使うにしても何かネタが欲しかったとは思います。
 ただ、それを差し引いても「真サムライ」をリアルタイムにプレイし「黒子の存在に楽しみ…使用コマンドを求めた」あの日々の思いが少しは今回の黒子で伝わったのではないかなと思うので、とても賛成なのですよ、今回の黒子参戦と、黒子の必殺技群には。
 敢えて、今回の黒子で良くない点をあげると「カタカナを無意味にひらがな」にしてる技名と「キャラ名がモザイクになってない」点ですかねー。黒子って、普通にカタカナも英語も使ってますし。
 ゲーム的に良い部分は「ゲーム的には使う意味のない八極弾」が真サムライにはありました…具体的には「虎煌拳」と「斬鉄波」。それぞれ「ブリッツボール」「覇王翔吼拳」が完全に「上位版で劣ってる面が無い」ので。それに対して今回の八極弾は「ぱわぁうぇいぶ」「花蝶扇」が微妙な位置にいるかと思いますが、八極弾のうち「げいざー」以外は全て当てると強化される必殺技があるという事で、意味を持たされたという点。

 まあ、なんていうかテキストの気色悪さが何もかも台無しにしてるのが勿体無い作品ですね。駄目な点は他にも多々ありますが、黒子とかのセンスは悪くないだけに…勿体無いですね。