OLD GAMERS白書を買ってはいけない

 昔のゲームを扱う書籍ですが、「愛が無いです」「知識も無いです」「モラルも無いです」「誤字、誤植はたくさんあります」。
 おそらく「Wikipedia」や「個人サイト」からネタを持ってきています。作品の難易度や評判はネット…というより「Google」で検索して上に来るサイトのものを参照しているようです。

 私はオールドゲームの知識はあまり無いので知っている作品の一部しか検証していませんが、一部検証しただけでボロボロ出てくるのだから…これは。
 この書籍を「昔のゲームが好きな人にお勧め」だとか言ってる人には要注意。薦めないでくれ、こんなのを。

 かつてクソゲーブーム時代に「クソゲー」扱いされた作品の多くは実際「偶然扱われた」だけであり、当時の多くの作品と大差の無い出来です。が、ロクに検証をしない方々にクソゲーとして扱われ続けており、本書においても堂々と「クソゲー」の文字が出ており、「オールドゲーマー」をいらだてます。自分が好きな作品が「クソゲー」扱いされたらどれだけ気分が悪いかわかっていない様子。

 まとめるのは面倒なので、購入当日に書いた雑記を下に転載する。ただし長文なので、まずは画像を使用して、少しだけ説明。スキャナ持ってないので、デジカメ撮影であり、腕が悪いのでかなりブレているのはご容赦。

 
20ページ中段。「隠しコマンドで昇龍拳を使用可能」のキャプションだが…明らかに昇龍拳ではない。
メストレベルのこの程度の誤植はありがちではあるが…内容がいい加減なだけでなく「校正もかなりいい加減だったのだろう」と想像が出来る代物。
16ページ上段。失礼極まりない一文。クソゲー本のように「笑いもの」にしたいという主旨の書籍ではないはずなのだが。そうだとしてもクソゲーの代名詞という程にヒドい作品ではなく、どちらかといえば名作の部類なのではないのか?
22ページ上段。失礼極まりない一文。トランスフォーマーについて書かれているのが、実際にはごくありふれた作品である。
39ページ下段。タイトルが違います。まともにタイトル検証すらしていない事がわかります。当然、タイトル間違いはこれだけではない。
95ページ中段。またメストか。ありがちではあるが、有り得ないレベルの間違いでもある。
130ページ中段。MD版侍魂のとこにあるのですが、MD版はSFC版より更にヒドいのですが。SFCとMDではユーザ数が絶対的に違っていて「SFC版は出来が悪い」という声はネットで多く見られても、「MD版」の感想はあまり転がっていない為「出来が良いかどうか」判断できなかったようである。
132ページ下段。かなりレアなので高額で取引されているそうだが、中古平均価格は5250円だそうだ。ありがちな誤植だが…そもそもがこの中古価格自体が「随分といい加減な代物」で、どのように調査したのか、どこに協力して貰ったのか何も書かれていない。アルカディアやファミ通よりヒドい。
151ページ右列。「始祖ジュラ」だけ漢字。該当ソフトでは「ジュラ」とされているので、「ジュラ」と記述すべきなのだが…そうでないなら他のキャラもゲーム準拠のひらがなではなく、漢字で「魔肖ネロ」「ネロ魔身」にすべき。おそらくは、個人サイト「198X」さんのビックリマンワールドを参考にしているのではないかと思います。画像も一部カットはされていますが、背景の位置とキャラの位置、ポーズが全く同じですし画像転載の疑いもあります(当該サイトに画像の著作権は存在しないので、その意味では問題は無いわけですが…)。もしかしたら当該ソフトのマニュアルにこんな画像があるのかもしれませんが。当該サイトはビックリマンワールドで検索すると、2009年6月現在上から2番目、個人サイトとしてはトップに来るサイトです。
150ページ下段。ぐ、ぐりーどあいらんど。高額だけど入手難度は低いらしい。間違ってハンターサイトを覗いてしまったようである。
156ページ上段。いいえ、豪華どころか…プロの声優さんは使っておりません。
156ページ右。豪華声優陣のリスト。これは3のキャストだ。ゲーム画像は紛れもなく2なのだが。そして「声なし」は豪華声優陣ではない。しかも何故にうみにんがヘンな位置に挟まっていて、クレハ姫をさしおいてバッチやチョピンが上に?どうやら、(6月4日発売から逆算するに1ヶ月前程度の記事である)Wikipedia(2009/5/4版)を参考にしたようだ。実際にプレイしてないから、3と2の違いに気づかなかったらしい。そして(3)の意味も理解出来なかったようだ。まあ、担当声優の欄に「声なし」と書くWikipediaがおかしいんだが、それを何の確認もせずに転載するのは論外。Wikipediaの過去の版を見ると何故にうみにんだとか紛れているのか、何故に上にいるのかある程度は理解出来るはずなので、興味ある方は履歴探ってみて下さい。「博士」が「豪徳寺博士」に変更されるのがもう少し遅ければ「ほぼ確定」だったんですけどねぇ、Wikipediaからの転載。もう少し遅ければ当該書籍の豪華声優陣の欄は「博士」と記述されていただろうから。
156ページ下段。難易度が高いシュビビンマン2に対して「攻略が難しくない」の暴言。これは個人サイト「新・大竹shige01のただいま!PCランド」さんのシュビビンマン2攻略ページを参考にしたからだと思われる。当該サイトの攻略は「ボス対策」に特化しており「安全地帯」という用語を多用している。一方、OLDGAMERS白書で「安全地帯」という単語は………。なお、当該サイトは、シュビビンマン2で検索するとトップに来るサイトである。

 以下、購入当日に書いた雑記を転記。

 OLDGAMERS白書VOL.1の。マリオ3のような「かなり難易度が低い作品」に対して2と双璧を成すみたいな事を書くような奴らなんで…。言ってる事がちぐはぐな程度ならそれは無視するとして……ツッコミ入れたいところがいっぱいあるんだが無視するとして、明らかに間違いがある部分だとかを。要するに「誤字脱字」の類やキャプションと写真が一致していないだとか「ゲーメスト」のような…内容もいい加減だけど、この辺りも相当ヒドいぜ、この雑誌。「買うな」の一言。
 ディスクシステムのゲームを一律「128KB」としてるようですが、どうやら実際には128無かったようですぞ、ディスクシステムのディスク。
 後は中古平均価格ってのは、何をもって平均としてるのかわからないんですが、どうにも「買取価格」の方なんじゃないかと思えます。こんな安く売ってないだろってのばっかりなんで。
 1ページ1ページ見ていくと非常に疲れるので、よく知っているタイトルなんで「読んでみて」?と思ったところ。後、ぱらぱらめくって「アレ?」って思ったものを。しかし、ツッコミ入れたい箇所がやはり多い。

ページ正or解説
20昇龍拳も使用可能ロックマンには詳しくないがロックバスターの画像に見えるが…
34メデューサメディウサ
35バンパイキラーバンパイキラー
38,39コナミワイワイワールド22のタイトルには「コナミ」はつかない。
39モアイくんより逆。ワイワイワールドのモアイが先にあって、それが主人公になったのがモアイくん。
ワイワイのモアイはグラディウスからっすね。
39月風魔伝シリーズシリーズ化されていません
39キングコングシリーズシリーズ化されていません(MSX2版とFC版と全く別モノの2作ありますが、それをシリーズと言っていいのか)。
そもそも出展は「キングコング2」なので、せめて「キングコング2シリーズ」とすべきか。
39ビッバイパーワイワイではビッグバイパー。ビッグバイパーと書いてる箇所もあるのでかなりテキトー
74PCNPCエンジンの事のようなので「PCE」ですかね?
84玄馬…中略…脇役親父は脇役じゃないと思うです
88マールスーパーヒーローズ当時はマーヴルです。パッケージとかちゃんと見ろよ。
94打撃技は投げに勝つ…えとKOF12の話でしょうか?WH2JET?ちなみに記事はストII
95AC版の…中略…ストIIターボそれはSFC版のタイトルだ。ストII´TURBOですな
95ケンザンギエフです。ケンが半裸で最も上級者向きの投げキャラとは思いません
95全く同じ性能いや、無印の頃からリュウとケンは少し性能違うらしいですよ、メスト調べだと。最低でも通常投げは違うわな
97ディージェディージェイ
 ROMカートリッジあっちこっちに書いてあるんですが、PCエンジンはHuカード。アレを「カートリッジ」と形容する人はいない。PCエンジンの実物知らないとしか思えん
130NEO GIOWHPのラスボスか?いや、しかしアレはNEO-DIOだ。ネオギオ…謎だ。NEO GEOですな。
1325250円かなりレアで高額取引とすぐ下に書いておいて、5000円かよ。中古価格はどれもテキトーなんですが説明と価格が一致していなかったので。
142TBLテトリスのジャンル。次のページではしれっとPZLになっている。どう分類しようが知った事じゃないが、統一しなさいな
15099999円高ッ。ビックリマンワールドの中古価格。入手しやすいらしい。グリードアイランドみたいなもんか。金さえ出せば手に入るから入手難度は低い、と。しかし当方…ハンターではございませんので10万円はちょっと…
151ネロ魔ネロ魔身。強そうな名前で結構な事だ。
151せいかいしせいかし。聖華士ですな、つまりは。始祖ジュラだけ漢字なのはゲーム仕様かな?
156超豪華声優陣…以下略下に書いた通り。2に声優は参加してねぇっす。2にクレハ姫もバッチもチョピンもいねっす。

 シュビビンマンのキャストで声無しキャラまでリストにあがってるのが不思議だったんですがwikipediaから転載したようですな、どうやら。不可思議なキャラの順番と「声なし」って表記の仕方まで同じだ。無断転載すると、Wikipediaは宣伝してくれるぜ、良かったじゃないか。ただで宣伝出来るなんて。ああ、でもただのリストに著作権は無いか、残念。でも、全タイトル調べると「あっちこっちにwikipediaから持ってきたな」って記事がありそうだ、この本の場合。
 そして難易度は攻略サイト参照か?「ボスは安全地帯があるから攻略は難しくない」。じゃあプレイしてみろよ、シュビビンマン2はかなり難易度高いから。ボスが弱いから簡単っていうなら初代悪魔城ドラキュラは無茶苦茶難易度低いって事になるわな。聖水だけで終わるから。
 多分、この検索で一番上のサイトを参照にしたんだと思うです。「安全地帯」とかって用語の使い方と、ボスの事しか触れてない事とで「ほぼ確実」でしょう、これは。ネットで難易度の感想とか検索すればいいだろうに…。どんだけ手抜きなんだ。この雑誌、2号ではRPG予定してるんですが…RPGの攻略載せてるサイトは注目してみればどうですか?無断転載される可能性あるから。

 どうも、ビックリマンワールドのキャラ紹介画像はこの検索で上位にきてるとあるサイトのものを使ってるように思える。寸分たがわず背景の位置まで同じってのは…有りえないと思うが。そのサイトの画像がどこかから持ってきたものならまた話は違うが。本を持ってる人は見比べて欲しいのですよ…寸分たがわず同じだから…激しい動きをするアクションゲームでポーズも背景の位置も同じって…。個人サイトから画像を無断転載ってのは考えがたいんですが、どうなってるんだろう?
 どうやら始祖ジュラはゲーム中では「ジュラ」としか表記されていないようで、件のサイトでは「始祖ジュラ」と記述している事を見るに…キャラ名は先のサイトから持ってきている。で「せいかし」を「せいかいし」と間違えてしまい、「始祖ジュラ」と書かれていたので、そのままジュラだけ「漢字表記」になってしまった。で、ついでに画像も持ち帰って…本に使ってしまったってとこですかね。そもそもがゲーム画像には著作権があるわけで、個人サイトから拝借したところで「個人サイト」の主は何も言えんのですが、だからといって「書籍にそれを転載」するなんて論外だと思うのですが。多分、ビックリマンを知らんから、「キャラ名」とか知りたくて参照したんだと思うのですが…。ゲームの紹介なんで原作を知らなくても仕方無い。でも、個人サイトを情報源にするな。Wikipediaも情報源にするな。無断転載もするな。

この手の本で無知は問題だ

 OLDGAMERS白書VOL.1。アクションゲーム編なるものを見かけたので買ってみた。「ネットでの評価を鵜呑みにして」テキトーな事が色々書いてある本と思って頂ければいいかと思う。クソゲー白書を思い出してしまうほどの悪書。…ってこれも「白書」かそーいえば。狙って言ったわけではない。問題は「それぞれの記事」の担当が誰なのかすらわからないという無責任さか。
 なので「ファイターズヒストリーダイナマイト」の評価が今現在かなり高いので、その前編の「ファイターズヒストリー」が何の説明も無く「カプコンに訴えられたけど対戦格闘として二重丸」みたいな評価。……そもそもこの訴訟の経緯も「違う」。初代ファイターズヒストリーは……名作ではない。この書籍で扱っているSFC版ともなれば…更にだ。

 一時期のクソゲーブームで「誹謗中傷」に近い評価を受けてしまったタイトルが未だに「その印象」のままなので、本来そんなにヒドいゲームでもないというか「当時としては割と当たり前だった」…トランスフォーマーとかが当然のごとくクソゲー認定されているとかどうなんでしょうね?今の時代「実はそうではない」みたいにやった方がウケがいいんじゃないか?シャーロックホームズなんかも「誹謗中傷」に近い評価を受けたタイトルだと思っとります。当時は何でもアクションゲームとシューティングゲームなんすよ。そして理不尽な謎解きも当たり前。それでクソゲー認定されるなら「ワルキューレの冒険」も「ドルアーガの塔」もクソゲーだ。「クソゲーブーム」を作った「超クソゲー」だとかが悪書だとは思わない。「読む楽しみ」を与え、過去作に興味を持つ機会を与えている。だが、それに便乗して「その評価をそのまま受け止め自身で再評価しようとしない」書籍は…悪書だ。
 この書籍では評価が高い「グーニーズ2」も…「笑いの種になるクソゲー要素満載」なんで、超クソゲーで「グーニーズ2」が扱われていたら、今でも「グーニーズ2」はクソゲー扱いされていたんだろうなと思うと…頭が痛い。個人的にはグーニーズ2はクソゲーだと思っているが、そういう問題ではなく。
 トランスフォーマーの場合「ステージ3以降、ボスのパターンが同じ」だとか言っとるのですが…スーパーマリオのクッパはいいのか?ファイヤマリオでないと直接攻撃出来ないんで、素通りするしかないって事で「障害物」置いてみたりはしてるんですが、ステージっつうかワールド1からワールド8まで基本的に同じだぞ…姿も。結局、バカにしようと思えばバカに出来るが「有名タイトルにも簡単に当てはめる事が出来る」。これがクソゲーブーム時のクソゲー紹介のあり方。本気で「こいつはクソゲーだ」みたいに扱うとなると「面白くも無い文章」になるしな。

 とりあえずテキストにセンスが無い。そもそも「自身ではプレイしてない」のだろうから「難易度」なんてつけようがない。だから「ファイナルファイトよりもスーパーマリオ3の方が難易度高い」なんて不可思議な事になる。スーパーマリオ2でもファイナルファイトには届かん。…いや、SFC版を紹介してるから、SFC版の難易度なのか。SFC版は知らん…ファイナルファイト2の異様な難易度の低さを思うとSFC版ファイナルファイトはとんでもなく難易度低いって事か?
 シュビビンマン2を「豪華声優陣が参加している超贅沢なゲーム」と紹介をして「キャスト一覧」まで掲載しているんでが…声優ついたのは3からです。クレハ姫とか2にはいません。まずは最低限、1分でもプレイしてから書いて下さい。ネットに頼らないで下さい。

 この本に限らないんですが「ファイターズヒストリーのキャラが濃い」って言ってる方々は「溝口」しか知らないんじゃないかと思うんですね。「地味」って言うんじゃないか、世間一般では?「濃い」ってのはストIIの面々の方を一般的には指すと思うぜ。

 一応、ドラキュラIIの事も語るか。「現在のドラキュラシリーズはアクションRPGなので、時期が悪かった。当時はアクションが好まれていたので悪魔城伝説が支持された」とかあるんですが、そいつぁ違うぜ。そもそもの完成度が違うのだ、ドラキュラIIと悪魔城伝説では。ドラキュラIIは音楽とグラフィックはとても良いが、それ以外の部分が「あまりにも微妙」なのだよ。
 「探索型」に近かったMSX2版ドラキュラを基にドラキュラIIは作られたかと思うんですが、何というか当時のゲームなんで「やっぱり謎解きが理不尽」。独力で無理というレベルではないが「謎」に意味が無いので、先に進めたとしても「何で?」と思えてくる。そして「ディスクシステム」なんで、「敵からダメージ受けて弾き飛ばされ」…街の中に入ってしまい「LOAD」とか「んぬぉぉぉ」と叫びたくなる要素つき。ディスクシステムのLOAD時間は結構長い。「うっ」でLOADに入るやるせなさを「体験」した人なら共感してもらえると思うんですね。今、ドラキュラIIをプレイするとなるとバーチャルコンソールだろうから、そこら辺が「今プレイしても理解出来ないところ」
 ドラキュラの遺骸を装備する事で特殊効果を得られるとかは面白いといえば面白いんですが、とことん微妙なのれす。
 「1年前もここで見かけたがまさか来年もか?」みたいな事を言う老婆が確かいたかと思うんですが、ストーリー設定では「前作から7年」経過してるわけで…。「来年も続編出すぜ」って意味だったかと思うんですが、そういうゲーム外のネタは冷めるんですね、プレイしていて。後、先祖伝来のムチよりもそこらで安価に売ってるムチの方が高性能なのが…。シモン以降「バンパイアキラー」と認識して使われてるムチは多分シモンが「安価に買ったムチ」です。分銅の鞭=バンパイアキラーじゃないか?…ドラクエIIIの「鉄仮面=ロトの兜」みたいなもんだ。
 ただ、ドラキュラIIが以降のシリーズに与えた影響は大きいんで「シリーズのファンはプレイ必須」ではあるはず…悪魔城ドラキュラやドラキュラ伝説はプレイしなくても大丈夫だけどドラキュラIIは大事。微妙だけど。

 サムライスピリッツのSFC版をMD版以下の評価にしてるとかは「ネオジオ対戦格闘サイト」の管理人として「ありえない」と断言する。確かにメガドライブ版の方が良いと思われる点はいくつかある…が、良くない点の方が遥かに多い。で、言わせて貰うとオリジナルは「NEOGIO」ではないですよ。中国か韓国辺りならありそうだけど、ネオギオ。
 龍虎の拳もメガドラ版だけ、やけに「ヘン」だし、餓狼2はある意味「名作」と呼べるぐらいな別モノで…「メガドラ版」のネオジオ対戦格闘は「どこかおかしい」。駄作100%のSFC版よりマシかもしれないが…。いや、WH2は別モノではあるが良い出来ではあったか。それ以外がダメだ。

 メガドラ版侍魂は通常技大幅カットしとるんですが、「斬鉄閃」をカットしちまってるんですぜ…何を考えているんだ、一体?
 以前「ダメな対戦格闘」というのを募集したことあるんですが、その時に「メガドラ版サムライスピリッツ」の名があがったので、どれ程ヒドい事になってるのかと調べ当時書いたのが、以下のもの。

 侍魂自体それ程やり込んでいないので変更点とかよくわかんないんですが…通常技、投げ技の大幅カット、勝ちポーズのカット、デモのカット、エンディングのカット…色々と切り取られてます。ナコルルは何故かやたらとよく出来てるんですけど…
 気づいた変更点としては覇王丸のしゃがみ強斬りを喰らってもナコルルが気絶しない事!ナコと覇王丸の対戦バランスは1:9ぐらいでナコにはほとんど勝ち目なかったんでいい変更と言えるでしょう。
 あとは強斬りがあたっても1ドットか2ドットぐらいしか減らない事が結構多いって事ですか?削りじゃないんです、ちゃんとヒットしてもそーなるんです、よくわかりません、このゲーム。近距離ではやたらと技がスカりますし…投げ技は全キャラ同じ威力とかマニュアルに書いてあるのに明らかに違いますし。特に凶悪なのが裂殺爪。といってもわからんですね、普通の人は…。ナコの素手強斬投げです。あのボコボコ殴る…これ…体力の半分減ります!強モズ落としの1.6〜1.7倍程の威力あります!素手になったらナコは武器を持ってはいけません!アンヌムツベがかなり使えない技になってるので素手の方が遙かに強いと言えるでしょう。
 一方、悲惨なのがタムタム。弱斬りと同じか、それ以下のダメージしか与えられません。しかもバグなのか仕様なのか知りませんが狂死郎を投げる事は出来ません、タムタムだけ…。
 1時間もプレイしていないというのに、こんなに見つかる不具合の数々!!このゲーム、ダメだ…でもSFC版では再現されてないダッシュ同士がぶつかるとつばぜり合いが起きるというのは再現してたりします。
 あぁ、あとマニュアルに不備ありますね。オリジナルは弱中強表記なのに、メガドラ版のマニュアルったらメスト式の小中大になっとります。意味不明です。大斬りってなんだろう?大きい斬り技ですか?