Direction of Identity and Operation system

 秘密結社ダムドが創り上げた生物兵器であり、液体金属で構成されたその肉体は頑強。その最強の能力故に人間を下等生物と見下し、創造主であるダムドを滅ぼし、ワールドヒーローズの第2回大会に乱入。自らの存在意義を賭けて最強の人間と闘い…そして敗れた戦士…通称「ディオ」

 後に、同じくダムドが創り上げた生物兵器「ネオ・ギガス」を取り込み、究極生物へと進化「NEO−DIO」を名乗り、再びワールドヒーローズに闘いを挑む。

 が、今回のNEO DIOは、NEO−DIOとは別の個体であり、WAREZが創り上げた生物兵器とのこと。
 となると、何故に「NEO」なのか…。

 ハンゾウがマッドマンの事を知っている事や、フウマとブラウン博士が知り合いである事を見るに、NBC世界でもワールドヒーローズ…世界英雄超武界は開催されていたようである。
 名前表記を見るに第2回大会と第3回大会の間…暗黒超武界の開催前後にNBC大会に紛れ込んでいるといったところであろう。まあ、もちろん、原作とは設定そのものが違うんだが…とりあえず、ディオは存在していたと思われる。

 実のところ、原作となるワールドヒーローズにおいてもNEO−DIOは2体存在しており、前述の「ディオから進化した個体」だけではなく、NEO−DIOが言うところの「ニセモノ」が確認されている。NEO−DIOは「ダムドの生き残りが創ったのではないか?」と考えている。
 NEO−DIOはディオと似た銀の体が基本の1Pカラーなのだが、CPU戦…ラスボスとして登場するNEO−DIOは(プレイヤーが2PカラーNEO−DIOを使っている場合を除き)2Pカラーの黄金色。
 そしてラスボスとして登場するNEO−DIOは(PCとしてNEO−DIOを使った場合を除き)進化したディオである。つまり、進化したNEO−DIOは金、ダムドの生き残りが創ったNEO−DIOは銀の体を持つ。

 NBC世界においては、ディオにダムドを潰された後、一部開発者はWAREZに拾われ「今度こそ創造主に逆らわないディオを」との志のもとにNEO DIOを創り上げたと思われる。所属はWAREZではあるが、創ったのはダムドの生き残り…それがNBC版NEO DIOなのではないだろうか?
 プロフィールを見るとディオと比べるとかなり体重は軽くなっており、材質を変更したかと思われる…が、CPUというかAIというか…その辺りはディオのものを流用してしまったのか、また随分と危険な性格…好きなものが「自分」?
 ワールドヒーローズ版のNEO−DIOとは全くプロフィールが異なり、好きなもの、嫌いなもの、血液型…何もかもが違うのだが…人類にとっては「敵」という点で何ら変わらない。
 所詮はダムドのする事、ミズチともどもWAREZを壊滅させそうな勢いのプロフィールである……。