過去も未来も黒子は黒子らしいです。和狆が出会った数十年前から黒子らしいです。侍魂では20代でしたが…生まれる前から和狆と組んで魔物狩りしてた位に昔から黒子なんです。
 その黒子ですが…そもそもあの人は「時空」越えてると思われます。そうでないと生まれる前に既に黒子で魔物狩りをしていたり、極限流の技を使ったりは出来ませんし、時間切れで「アンブロジァ」の使い魔に…

「か、か、か必ずやぁィィィィィ」

 などと言わせるのは無理だと思います。世界を賭けた真剣勝負に「時間切れ」って何よ、一体?しかもそれに素直に従って「消滅」する「天草」って…?…「ミヅキ」ちゃんもそうだけど…
「おのれぇ!キサマを放っておいたが我が野望の不覚なり」などと消滅間際に天草は言ってますが、この「キサマ」って「黒子」の事だと悠ちゃんは思うんですね。
 ちなみに「黒子」が審判をしてない「斬紅郎無双剣」では、ラスボスの「斬紅郎」は「時間切れで体力が負け」ていても無理矢理自分の勝ちにしてしまいます。…性能の関係で時間内に斬紅郎を始末しにくい「天草」にとってこの仕様はかなり泣けます。体力勝ちしていてもタイムアップになると負けになるんですから…黒子連れて来ましょうよ、あの鬼、ずるいから!!
 かように「黒子」はあの世界において「絶対」の存在なわけです!!
 ちなみに黒子は20人以上いる事が確認されてますから、真侍、斬紅郎無双剣、ポリゴン侍に登場したそれぞれの黒子が全く能力が違うというのは「中身は別人」であるからではないかと考察されます。
 しかし、注目は「真侍」における「同キャラ勝利」時の「この商い、私1人で十分」との言葉。…まさか、あれ全部…クローン?五つ子となってますが、その弟達も黒子とはどこにも書いてませんし…。やたらと医療技術に長けているようですし…クローンぐらい…。そしてこの絶対的権力…確かに1人で十分!
 もう1つ考えられるのは…時空を越えてる以上は…別の時空の黒子が同じ時間、場所に勢揃いして一緒に…恐いですね。

 さてさて、謎の黒子ですが…「黒子」はストーリーモードで使えない以上…本来「黒子」の同キャラ対決での「挑戦メッセージ」はあるわけないのですが…何故かプログラム上は設定されています。つまり「見る事」が出来ないだけでROMにメッセージは埋もれているわけです。それはネオジオでもMVSでもPSでも同じ…。
 さてさて…黒子をストーリーモードで使う方法…ありますよねぇ…改造という。ネオジオならデバッグチップ、PSなら改造ツールが色々と…これで無理矢理、黒子を使ってプレイしてみると…「おや?」…んー、私はやった事無いから知らないですけど。ネオジオはまっとうですし…敢えて遅い「PS版」を起動させようとも思いませんし。
 黒子はおそらくは隠しキャラとして使用可能にしようという意図があったかと思われます。ただ…結果として「とてつもなく強い」キャラになってしまったので家庭用で「対戦」モードのみという事に落ち着いたのではないかと。
 ちなみに「黒子」を最初に使用可能にしたのは「タカラ」のGB版侍魂だったりします。何か凄いヘンでした。
 他に黒子と言えば「豪血寺一族」の「黒子」もかなり味のある闘い方をするのですが、ネオジオではないのであまり話題には出来ません。

 ども、悠だよ!お久しぶり♪
 上の悠ちゃんの話を踏まえてボクはこう考えました。
 量子論は知ってるかなぁ?あったま悪いSF作家とか、あったま悪いゲーム作家とかが「過去を変えられる」とか「万物は意志を持ってる」とか変な勘違いで「怪奇現象」何でもオッケーみたいなものと勘違いしちゃってるアレ。
 「猫は50%だけ生きている」とか「月は見えていない時は存在しない」みたいな量子論の説明で使われる言葉も誤解招く原因だと思うけど…。
 んー…量子論の解説は難しいんだけど、しないとこっから話進まないしなぁ…
 んと…量子論は確率で表されます。それは電子が不確定だから。「50%の確率でこの場所にある」と言う事は出来ても、それ以上は無理。
 不確定な量子状態は「確認」しないと確定しない。
 これを大きく解釈していくと…人間の意志も「量子」。うーん…この世界って「必然」で動いてる…「風が吹けば桶屋が儲かる」みたいな…「地震」が起きたから「火山」が噴火したみたいな。何から何まで「計算」…全ての出来事は必然。この時に「A」という人が「D」という選択をすれば「D」という結果が生まれる。この「D」という結果から…次の選択肢が生まれて…この世界は色んな対象の選択肢の「選択」の結果、必然で動いてる。だから、未来はどこまでも予想出来るはず。人間の意志も含めて必然なはずだから。
 でも、予想は出来ない。何で?それは「この世界」は必然なのに、マクロな量子の世界では違うから。
 どう言えばいいかな?「○+□=3」って式、これって□がわかれば○も必然的にわかる…この世界はこの連続で成り立ってて…でも、この□を確定する為の世界が不確定…確率で動いてる。
 つまり、この世界は「偶然」の結果として「必然」で動いてる。電子が不確定だから、何もかもが不確定。
 言ってみれば「見て確認したモノ以外は確定出来ない」。高い確率でこうなる、とは言えても絶対こうなるとは言えない。
 「観察」するっていう行為で性質が変化する。観察する前は不確定で2つの性質を持っていたのに、観察すると1つの確定した性質になる。…これは考え方の問題とか例えじゃなくて、現実のもの。
 だから「遥か昔に放たれた光」を「観察」する事で「光」の「性質」を確定させ変化させる事は「過去を変化させ、今ある現実を別のものとしてしまう」みたいな説明がされて、自分で調べもしない作家がその部分だけ「面白い」と思って安易に「量子論」って単語使っちゃって…結果としてまっとうな最先端の科学なのに、「限りなく怪しい」モノみたいに扱われてるっていう。
 実際のとこ、量子は不可解で未来が見えてるみたいな動きをしてるようにも見えるけど、そうじゃなくて。
 とにかくボクが言いたい事は黒子は量子現象だって言う事!!
 黒子は顔がわかんない。自分で見てみるまでは黒子の正体は確定しない。だから黒子は50%の確率で多分黒子!
 黒子偽刃投も量子!あれは偽物を投げてるけど、どっちかが本物でどっちかが偽物っていうんじゃなくて…どっちも50%だけ本物で、50%だけ偽物なの!…ずーっと素手で闘ってる場合、どっちが本物か何て関係なくて価値観は全く同じ。この状態で「どっちかが偽物」と決めるのは間違ってる。もしかしたら、揺らいでるかもしれない…手に取って確かめてみて初めて確定する。科学的に理解出来なくても、考え方としては理解出来るよね「50%だけ本物」っていう考え方。どっちかわかんないって事は、手に取ってみないとそれは本物である価値は無い…んだから。
 そう!黒子は量子現象の塊!
 量子論には「多世界」っていう考え方もあるんだけど…。
 観測者Aが確認したモノは確定する。でも、観測者Aはその事実を自分だけのものにする。この状態だとA以外の人達にとっては「不確定」のまま。だって「わかんない」んだから。
 でも、人間の立場として不確定だからって、確定された情報が「不確定」っておかしくない?…量子論の悩みがこれ。
 人間が観測するかしないかなんて関係なくて…この世界は動いてる。規則性なんて無いけど、動いてる。ランダムにランダムに…。
 でも、例えば全ての電子とか光子とか…がいっつも「2択」状態だったとして、その決定はどうなってるのかな?わかるわけない…。
 もしもたった1つの「電子」が「違う」選択を過去1回でもしていたら、この世界は無かったかもしれない。その「もしも」の世界…世界はいっつも分岐していて、その「選択」が行われた世界も存在してる。これが多世界。わかりやすく言うと「もしもボックス」で創り出した世界は元の世界に戻ってもそのまま存在し続けてその世界だけの歴史を作っていく…でも、それは元の世界には影響を与える事は無い…その世界は生まれる直前まで元の世界と同じ歴史を歩んできた(はずなんだけど、時々…違うのが何か…魔界大冒険とかだと、あっきらかにもしもボックス使う前からあの世界存在してたはずだし…もしかして誰かが過去の世界で、のび太と同じ事言ったのかな?『もしも、魔法のある世界だったら!』とか)っていうだけ、そこから先は因果関係無し)。
 上の悠ちゃんが言う別の時空の「黒子」とか、これは多世界の概念かな?…ま、こんな「5流SF」みたいな事を「科学」で「平気」で言い出すから、量子論っておもちゃにされちゃうんだけど。…ま、逆に言うと「量子論」どうこう言い出した作家は「5流」って証だから覚えておくといいかも。
 ちなみに黒子が量子現象とか言ってるボクも5流、えへっ♪