「以前からそうなんですが、無知な方々がどうにもあのらいぶらりぃの画像をもって「お前もエミュ使ってるだろ」とかって言ってるんで、説明します」
ビデオキャプチャです。
「半透明は出来ないだろって話もあるんですが、出来るんです。まず、動画として取り込みます。ネオジオの半透明は1フレごとの点滅で行ってるので、2フレを1フレとして扱うと半透明になります」
ただし…前にも言ったけど、静止してる場合にしか通用しない手で、動いてる場合……ぶれます。当たり前だけど。
「実は私自身、昔は謎に思ってました。AASNK対戦格闘のエンディングとかで半透明処理されてるのを見て。…加工したのか?とか思ったんですけど、ようは静止画として取り込むんでなくて、まず動画として取り込む事で可能になるわけです。…AASNK対戦格闘の場合は違う気がしますが」
はっきり言うと…エミュ使ってるサイトの画像と見比べればわかるけど…どうしても画質で劣ります。まず、動画で取り込む…この時点で最初の劣化があって、その後、BMPとして静止画取り込みして切り貼りしてJPGにする。ここでまた大きく劣化する。どうしたってエミュには勝てない、画質では。ちなみに今使ってるビデオキャプチャと静止画取り込みツールだと、普通に勝手に2フレ単位の収録になっちゃうから、取り込みが困難だったりします。
「ワールドヒーローズ2のマッスルが面白いかと思います。動きが早いものは、2フレ分もあるとキャラが分身しちゃうんで、ポーズかけてから収録します。すると「影」が無いか真っ黒になります。これがマッスルボンバーとトルネードブリーカー。そうでなくて、2フレ以上同じポーズをとってるなら普通に取り込んでもOKなので、影が半透明になります。これがジャイアントスイング」
問題は、ポーズで…ポーズかけると文字が表示されて邪魔になる。
「デバッグネオジオの場合、自由に静止かけられるんでそれで収録出来るんです…が、そんな事が出来ないPS2だと…もしかしたらちょっと疑問に思った人もいるかもしれないんですが、技によって画質が結構違います」
画質がいいのは2フレ以上同じポーズとっててくれる技。
「そうでないのは2通りの方法を使い分けてます。1つは取り込み方法を変えるっていう。2フレを1フレとして扱うんでなくて、2フレに1回だけ取り込むって形…つまり情報落ち。KOF95の作業してる頃に書いたかと思います、これ」
2フレに1回しか取り込まないからタイミング悪いと、擬似半透明処理されてる飛道具とかはずーっと透明のままっていう。点滅と同期して取り込んでるから、消えてるタイミングで取り込む事になると透明の飛び道具になっちゃう。
「あとは95のライバルチームステージのステージ下にある煙も半透明処理されてるんで、タイミング悪いと足元見えなくなります。99の砂漠も同じ」
ただ、1フレは1フレとして扱うから分身しちゃう事は無い。
「欠点は取り込みの最大サイズが小さい事で、最初に取り込む段階で小さいんで、どうしても画像は荒くなる。これも以前、説明したかと思います、RODの時に」
2002の真吾クンの朧車とか琴月がこのタイプでの収録。鬼焼きは一番右の飛び上がってるのだけがこのタイプで、飛び上がる前の2つは普通に取り込んでます」
「一目瞭然ですよね、一番右のだけが何か画質が悪いんで」
画質が悪いっていうかぼやけてるっていうか。それは…普通に収録した時の1/2サイズで収録してるからそうなっちゃう。
「ってわけで別の方法を使ったのがキングさん以降。まずはビデオに収録して、一時停止とコマ送りを使って収録」
こっちだと収録のサイズは同じ。ただビデオに収録した時点でかなり画質が落ちちゃうのが欠点。
「キングだとわかりにくいんで暴走庵見るとわかりやすいかと思います。闇払いは通常の収録で、その上にある百合折りがビデオからの収録」
琴月もそーだね。
「八酒杯に何で火柱が無いんだ!って思った方はいるかと思いますが、あれ火柱が立つと画面が揺れるんで通常の収録は出来ませんでした。でも、私…この程度の速度なら2フレ以上は同じ場に火柱立ってるな…普通に収録しても大丈夫!と判断してビデオ収録しませんでした。そして取り込んだものを見て後で「何これ?」ってなって。その場でまたビデオ収録すればよかったんですが、面倒でやりませんでした。これが2002暴走庵の静止画の八酒杯に火柱が無い理由」
ちなみに、まずは収録するだけ収録して…後で静止画にして取り込んでます。取り込んだその場で確認すれば起きない失敗なんだけどね、こういうのって。
「とーぜんこういうやり方してるんで、時々収録し忘れる必殺技があります。公開初日は時々、1つだけ必殺技の画像が表示されない事ありますが、あれは収録し忘れです」
というわけでした。
「まあ、デバッグネオジオ使ってエミュどうこう言うのはどうなんだ?ってツッコミは的確なのかもしれませんが、それについては何度か説明してるんでここでは書かない」
別に答えたわけじゃなくて、説明しただけだし、疑問に思ってる人もいるかもしれないって事で。
「ん、侍零だと、どうやってもライフゲージとかが入っちゃいます!っていうものがライフゲージ無い状態で収録されてたりしますが、これはデバッグネオジオの機能です。ゲージ類消してフルに見える状態でコマ送り出来て…発生フレーム数を調査出来たのはこの機能あってこそ」
欠点は、その状態だとキャラが怒り状態と同じ色になっちゃう事で…武器飛ばしでしか使えなかったっていう。怒っても体の色が変わんない破沙羅は例外として。
「あと、一部の技を出すとフリーズしちゃう事。撫子、天猛金翅、一八、…あと、ミナの立強斬りと地弓心もそうだったかな?」
そんなとこかな。
「しかし…ファイトフィーバーとブレイカーズリベンジが無いのは「エミュを使ってないと思わせるためのフェイクだ」とか思われてんですか?」
ネオジオポケットのゲームは文字だけで構成されてるのもフェイクだと思われてるって事です。
「って事は私は何か?ネオジオに加えてネオジオCD、SFC、MD、PCエンジン、PS、SS、DC、GB、PS2のエミュレータを揃えてるエミュレータコレクターだと?」
PS2のってあるの?
「知りません。あったとして、こんなノートPCでどれだけ動くのかわからない」
らいぶらりぃでは扱ってないけど、FXのゲームも扱ってたっけ。だからFXのエミュレータも無いといけないって事になる。
「ふぅ。毎回毎回雑記に書いても仕方ないんで、明日の雑記でわかりやすいように画像付けて説明して、らいぶらりぃのとこ置いておくかな」
最近、今日の一言をまた忘れてない?って心の中で思ってる田村です。
「忘れてた。けど、まずは今さっき取り込んだこれを」