本作のCPU戦はHPが2000しか無いにも関わらず、攻撃力の高いカードが多く、アクションカードでの補強も尋常でない為、先攻とれば3ターンで片がつく事が多いです。
多くのプレイヤーはCPU戦において以下のような形でバトルしているかと思います。
手札は最初は6枚。フォースは3。
手札を1枚捨ててフォースを4に増加。
フォース2:BP600
フォース1:BP300
フォース1:BP300
この辺りを1ターン目で場に出して、2ターン目、フォースは4で手札は3枚。手札を1枚捨てて、フォースが5。
フォース1でBP300増加、フォース4でBP600増加のカードがあるので、それを使って、BP900増加。
合計BP2100で2ターンエンド。あくまでも理想形であって、巧く必要なカードがそろうとも限らないので、まー大抵は3ターン。
実際、アクションカード(聖なる星、働き蜂、宝探し、パーツショップ、ハイエナ祭り辺り)でフォースと手札を水増しして、モグラ雷蔵で場のキャラの硬直解いてくとかすれば1ターン目で終わらせる事も可能だとは思いますが…
別に戦術を語りたいわけでも、本作の無茶苦茶さを語りたいわけでもなく…。
前置きにある通り、瞬殺が常識な作品。対人戦においてもその傾向はあまり変わらないかと思います。アクションカード、カウンターカードでの抵抗があるのと、HPが3000あるって事で、前置きにあるような戦い方ではダメですが。
…いや、戦術の話ではなくて。
つまりは先攻をとれば大抵は瞬殺で終わるCPU戦ですが、「何じゃこりゃー」という手札で、場に1枚しか出せないとか悲惨な状態になる事が意外とあります。
手札が「アクションカード」「カウンターカード」だらけなんですね。
私が組み込んでるアクションカウンター(以下ACと略)は6枚(死祟、酒借力、秘薬の力、運命の矢、インタビュー、…なっ!!)。
にも関わらず最初から3枚、4枚ある事がやけに多い。CPUキャラは勝ちたくないらしく、そんな状態でも負ける事は無いわけですが、それにしたって「確率」的におかしくないか?と。
「SRWの命中率90%は体感的には70%ぐらいだけど、実際に計測してみると90%程度」みたいな被害妄想もあるので、一応計算してみました。
カードは50枚で、最初の手札は6枚。ACも6枚。
全パターン数は1589万700通り。
AC数 | パターン数 | 確率 |
0 | 7,059,052 | 44.4225% |
1 | 6,516,048 | 41.0054% |
2 | 2,036,265 | 12.8142% |
3 | 264,880 | 1.6669% |
4 | 14,190 | 0.0893% |
5 | 264 | 0.0017% |
6 | 1 | 0.000…% |
というわけでAC6枚の場合、最初に3枚以上来る確率は「約1.7%」。
戦闘回数は255を超えるとカウントされなくなるので現在何回なのかはわかりませんが、350回ぐらいかと思います。
ただし、カードがある程度集まるまでは「手を加えないで」プレイしていたので、AC6枚になってからは300回ぐらいでしょうか。
この場合、確率的には「5回」です。でも、その10倍以上の回数起きてます、実際には。
私がよっぽど運が悪いとか、乱数の作り方に問題があるとかでなければ瞬殺しやすすぎなシステムをどうにかしようと考え「仕様」として「ピンチ状態」を作り出すようにしたんじゃないでしょーか?…まあ、そんな対処は「どんなにルールが腐れてても」しない方がいいのは当然。
しかしッ、本作は「新システム」というか導入したもののほとんど全てが「失敗」「裏目に出てる」ので、「意図的にピンチを作り出す」という意味のわからない仕様も「有り得る」んじゃないかと考えちゃうわけです。
個人的には「このルールじゃ、ダメだろ」って「プログラマさん」が勝手にやっちゃったというのを希望。
ハヤテのカードが6Fで貰えるのも「プログラマさん」が勝手にやっちゃったっていうのを希望。本来の仕様ではスクラッチで出るまで待つというものだったとか。そして、その仕様に反発して密かに救済策を入れたプログラマさんがいたなんて事になるとかなり萌える。