不知火 幻庵

個人データ
名前不知火 幻庵(しらぬい げんあん)
コピー葬られし一族の雄
流派魔道な流
武器銘あざみ
生年月日1762年 3月25日
年齢26歳
出生地鬼哭島
血ノ型人とは血液構造が違う
身長5尺
体重18貫目
趣向家族と魔道なひととき
家族構成あざみ(妻)、ざくろ(長女)、むくろ(長男)
宝物昔一族の勇者が倒したといわれる鬼族の骨(実はプテラノドンの頭骨)
好きな物家族のまがまがしい笑顔
嫌いな物怒った時の自分の肌色
コンプレックス最近めっきり減った頭髪
剣の道について真っ二つに切り裂いた瞬間の快感を得るための手段
公式ストーリー
 機は熟した。

「……幻庵様、あなた、行ってしまわれるのですね?」
「あざみ。未練がましいケ」

 不知火一族の最強戦士である幻庵は、血が騒めくのを感じていた。その感覚は海鳥たちが渡っていく頃から始まり、嵐が続くいま、ピークに達していた。それを感じているのは幻庵だけではなく、一族の者全てが何かを感じ取っていた。皆、時が経つにつれてだんだんと落ち着きがなくなり、そわそわとした様子を見せた。ただ、それは不快な感覚ではなく、人を殺める爽快感や、女子供の泣き叫ぶ声など、邪を好み闇に生きる一族にとっては、むしろ心地良いものであった。(※1)

 だが幻庵には、他の者とは少し異なる感情があった。心地良き魔性の歓喜の中で、なおかつ気に入らない要素が心の中に生じていた。自分に変わる何者かが魔の頂点に立とうとしているのではないか?原始的でがあるが、彼の第6感(※2)がそう告げていた。

「血がワシを呼んでいるケ、この赤黒き血の教えるところに、殺戮の喜びを与えねばならんヤツがいるケ。そいつを倒した時こそ、ワシが魔道の王となるケ!ケ、ケ、ケケケケケ!」

 不知火一族の歴史を遡ると魔界にまで通じている。何らかの影響で不知火の祖先にあたる者が人間界に落ち、交わり、現在に至ったのだろう。その有様を語り継ぐ物品も残されてはいないが、邪悪なDNAに刻み付けられた魔界の記憶が、天草四郎時貞の復活と共鳴し合うのだろう。

「オトウチャ、どっかいくのケ?」
「えー、オトウチャ、どこどこ?」
 幻庵と同じ様に耳の尖った子供達が、不気味な笑顔(※3)を浮かべて聞く。純粋な彼らには母親の涙は理解出来ない。子供らの声が、妻ざみの悲しみを煽る。

「あなた、どうかお気をつけて……」
 あざみはその場で泣き崩れた。
「行かせてくれるケ……すまない、お前……」
 こうして幻庵は鬼哭島を後にした。手には妻の名をつけた武器を持っていた。

(※1)ヒトでいうと、思春期に好きな人に対して思うやや無謀な衝動、イライラするような気持ち良いような感じ、とでも申しましょうか。懐かしい原始的なアレですね。
(※2)ヒトでいうと「虫の報せ」というヤツだが、不知火一族では「骨髄のささやき」とされている。
(※3)ヒトでいうところの「無邪気な」や「可愛い」といった表現である。その他「邪悪な」「陰気な」「薄暗い」「薄情な」なども他人を褒める表現となる。

挑戦メッセージ
同キャラ
 ぬしも魔道、ワシも魔道。のこったほうが、ほんものの魔道だケ。
その他
 ケケケケ、暗黒にしずめ!ぬしのむくろワシがいただくケ。
 殺せ、憎め!怨みに狂う者を斬るのは楽しいケ!

勝利メッセージ
同キャラ
 ぬしの、ふくと、つめ、かたみにもらうぞ…  おおっ!ぴったりだケ。
斬勝利
 ケケケケッ!  ぬしの魂、  ワシが魔道へひきこんでやったケ。
必殺技勝利
 堕ちれば、魔道もわるくないだケ!
その他勝利
 ひきょう者? ケケケケケケッ!  ありがたい、ほめことばだケ!
エンディング
 ケケケケッ……  どうだケ、ヌシもワシと魔道に堕ちてみんケ?

オープニング
あざみ「幻庵さま、いってしまわれるのですね」
不知火幻庵「魔道の血がワシをよぶヶ、  血がさわぐほうにすすみ そこにいる者をむくろとかえるヶ、そしてすべてをたおしたとき、ワシが魔道の王だケケヶ」
ざくろ「オトウチャ…  いってらっしゃい」
あざみ「幻庵さま、どうかおきをつけて」
不知火幻庵「ついてくるなヶ」
あざみ「うぅっ……」

ステージ4後デモ
 「堕ちた堕ちた、ケケッ…ケケッ?」
天草「クク、クククク……  われこそは、天草が怨霊(おんりょう)。  さぁ暗黒神がお呼びだ」
不知火幻庵「ヌシも魔道ケ?」
天草「そう、おまえとおなじ、魔にいきるもの。  にくしみ、ねたみ、うらむことこそわれらがよろこび!  さぁわれにつづけ!」
不知火幻庵「ケケッ!  わらわせるヶ。  魔道の王はオレさまだケ」
天草「ククク……  ならば死をまっておれ」
不知火幻庵「ヘンなやつだケ……」

エンディング
あざみ「幻庵さま」
不知火幻庵「あざみ!」
「ついてくるなといったはずだケ、魔道に女はふよう!」
あざみ「幻庵さま」
不知火幻庵「……」
「女だからって、あまく見ないことね!」
不知火幻庵「ケッ こんな女に……グケッ」
「あ…あざみ……」
「不知火幻庵 −西暦−789年鬼哭島にて死亡−」

必殺技紹介

毒吹雪どくふぶき

 ↓→斬
 毒を吐き出す技。オリジナルと違って口に毒を含む動作が無いので、熱闘版の幻庵は毒を体内で作る能力があるって事ですね。
 ヒットすると相手が長い事、硬直して鬱陶しいので使わないように。

肉転突にくてんづ

 →↓
 ゴロゴロ転がる技。相手の体をゴロゴロ転がる。大した技でもないのでいらない。