公式ストーリー
ガルフォードは幼い頃に父を亡くし(※1)、女系家族の中で育った(※2)せいか、細かい事にこだわったり、くだらない噂話や中傷をするのが嫌いだった。(※3)そのため、あまり友達とも遊ばずにいつも船着き場に行っては、いろんな国を回る船乗りたちの冒険談やその国の様子を聞くのが好きな子供だった。その中でも一番心惹かれたのが、黄金の国と呼ばれるジパングにいるニンジャの話で、この話を聞いてからはいつもニンジャになることを夢見ていた。(※4)この時代、それは途方もない事だったが、夢多き少年の心の中では計画が着々と進行中であった。
月がやたら大きく見える晩だった。彼は家族が寝静まるのを待って自室の窓から家を出た。母や姉妹たちに何も言わずに出て行ってしまうことに良心が痛んだが、「数年度、立派になって帰ってくることでこの際は良しとしよう!(※5)」と自分に言い聞かせ、明日の朝出航するジパング行きのオランダ船に密航するために一路港へと向かっていた。この時間、船乗りたちはまだ酒場で休んでいるはずである。この隙に船に乗り込んでしまおう、というスバラシイ計画である。(※6)
港の近くまでに来たときにガルフォードの足元で大きな影が動いた。月明かりが映し出したその姿は、おなかの大きな雌犬だった。見ると随分と衰弱しており、今にも子犬が生まれそうな雰囲気だったので、ガルフォードはその場を動けなくなってしまった。
「参ったなぁ。このまま放ってはおけないし。ええい、いいや。ジパングにはいつでも行けるしな!」
本音を言えばすぐにでも船に潜り込みたかったが、ガルフォードの良心がそれを許さなかった。(※7)家出の荷物の中から、柔らかいタオルやシャツを取り出して母犬に敷いてやった。そしてまもなく子犬が生まれだし、ガルフォードの表情は喜びに満ちたがすぐに険しく変わった。生まれた子犬のうち一匹を除いて全て死産だったのである。(※8)
「チキショウ!なんてこった!!」
涙ぐむガルフォードの前で母犬までもが息を引き取った。よく見ると母犬の体には数カ所打撲の跡があった。ガルフォードは母犬と死産した子供に墓を作ってやり、生き残った子犬を優しく抱き上げた。(※9)
「コイツは俺が立派に育ててやるぜ。いじめられても、負けないぐらい立派にな!」
その後、幼いパピーを連れてジパングへと渡る訳だが(※10)、母犬に誓ったようにパピーは立派な忍犬に育つことになる。(※11)
これは持ち前の正義感だけで、天草を討とうとする数年前の出来事である。
(※1)ガルフォードの父はサンフランシスコきっての名保安官だった。ただ、かなり融通の効かない正義感だったらしい。ガルフォードの正義感あふれる性格は父親譲りのものであるといえる。
(※2)母マリア、二人の姉ルージェとシェーラ、妹セレナとの間に挟まれて育ったせいか、女性には弱いようである。ガルフォード曰く「ヒーローはヒロインに弱いもの」。
(※3)ことこの事に関しては、たとえ大人であっても勝負(喧嘩ではない)を挑み、相手が否を認めるまでやめなかったという。
(※4)「猿飛佐助」や「霧隠才蔵」などの名前も出たが、特に多かったのは「服部半蔵」の名前だった。これにより「服部半蔵」はガルフォードの目標であった。
(※5)たしかに立派になって帰ってきたが、まさか家族も「日本人かぶれのニンジャおたく」になって帰ってくるとは思ってもみなかったであろう。
(※6)実はこの計画を母マリアは知っていたのである。彼女はガルフォードの性格を見抜き、黙って見送ったのである。
(※7)この事があって、第一回目の密航には失敗するのだが、二回目にはパピーとともに密航を成功させる。
(※8)この時ほど自分自身の無力さを感じたことは無いという。幼いながらもヒーローとしての資質は備えていたようである。
(※9)これがパピーとの衝撃的な出会いである。ちなみにパピーはシベリアンハスキーとボルゾイのハーフ、やはり…雌であった。
(※10)日本に着いたガルフォードは、甲賀くの一だったという女性と出会い、忍術を教わる。またしても女性である。どうやら、ガルフォードは女性と縁があるようだ。
(※11)まさか、母犬も忍犬に育てられるとは思ってもいなかったであろうが……。
挑戦メッセージ
同キャラ
おまえの最大の剣撃でこい。俺がくだく。
その他
刀をつかう、米人はめずらしいか?目はあおくても大和魂さ!
おまえと戦ってみたかった。PIERCE TO STING
勝利メッセージ
同キャラ
というわけだ、ボーイ。 俺をかたるには、十年はやかったな。
斬勝利
ゆるせよ、 俺にはまだやらねばならないことがあるのだ!
必殺技勝利
剣をあやつる楽しさにおぼれたな。 いずれおまえにも、さとれたであろうに…
その他勝利
フーッ、いまのはあぶなかったぜ なっ、パピー? 「ワンワン」
エンディング
またひとつ、でんせつをつくっちまったぜ! なっ、パピー? 「ワンワン」
オープニング
| | 「やっとジパングにゆくふねにしのびこめたぜ! これで俺もながねんのゆめだった忍者になることができる」 「そうかおまえも忍者、いや忍犬になろうな、パピー」 |
パピー | 「ワン!」 「ハハハ…おっとしずかにしていなきゃな」 |
ステージ4後デモ
| ガルフォード | 「このにくしみの気は」 |
天草 | 「クク、クククク…… われこそは、天草が怨霊(おんりょう)。 さぁ暗黒神がお呼びだ」 |
ガルフォード | 「アンブロジァのてさきか」 |
天草 | 「ククク… わが暗黒神のまえでは正義などむりょく! わがもとへくるがいい、暗黒の力をさずけてやろう」 |
ガルフォード | 「うせろ!きさまとアンブロジァは、おれたちがたおす!」 |
天草 | 「ククク…… ならば死をまっておれ」 |
ガルフォード | 「正義はかならず勝つ!!」 |
エンディング
| ガルフォード | 「こんなものがあるからひとは狂ってしまうんだ! 正義のために 斬る!」 バキンッ! |
| 天草 | 「これで魔性の魂からかいほうされることができた、礼をいうぞ」 |
| | 「さーていくぜ! パピー」 |
技紹介
プラズマブレード
↓
→斬
半蔵の烈風手裏剣に該当する技で電気を纏った苦無を2本同時に飛ばす技です。苦無には見えませんが。
オリジナルと違ってボイスに反応されて反撃されるという事が無いのがお得。
ストライク・ヘッズ
→↓
蹴
半蔵のもず落としに該当する技で相手を抱きしめて垂直にジャンプし、体勢を入れ替え頭を下にしてそのまま落下、相手は頭から高速着地しダメージを受けるという技。
コマンド面倒なので却下という方向で。ダメージは大きいですが、通常投げで十分です。
シャドーコピー
→←
↓
→斬or蹴
姿を消した後に3体に分身する技で半蔵の影分身に該当する技です。ボタンで3カ所から出現位置を選ぶ事が出来、相手を幻惑させる事が出来ます。
オリジナルと違い、コマンド入力後、再度ボタンを押す事で(分身前であろうと)すぐに実体化します。テレポート技として使えるかも。
リア・レプリカアタック
→
↓
←斬蹴
姿を消した後に相手の頭上上空に現れそのまま腕を下に構えて落下する技。オリジナルと違い、ヘッド・レプリカアタックと攻撃内容が同じ。
ガードされると危険ですが、ヒットするともっと危険です。先読み対空に使うしかないですね、この性能だと。
ヘッド・レプリカアタック
ダメージ中斬蹴
相手に斬られると煙を残して姿を消し、相手頭上上空に現れ、煙の中からは木が…いわゆるうつせみ。リア・レプリカと違い剣を下に構え突き刺すようになっています。半蔵でいうところのうつせみ地斬。ガードされて手痛い反撃受けるだけなので使い道はありません。ヒットするとガードされた時より痛い反撃受けますし。
ラッシュドッグ
↓
←弱斬
パピーを突進させる技です。
プラズマブレードと同じくボイスに反応されるという事が無いのがオリジナルとは違う強み。硬直長いので使いませんけど、どーせ。
マシンガンドッグ
↓
←蹴
パピーを突進させる技です。突進したパピーは相手に噛み付きしばらくまとわりつきます。
かなり攻撃発生が遅くて到底使える性能ではありません。無闇に攻撃演出時間が長いので不快ですし。
ダイビングドッグ
↓
←強斬
パピーを突進させる技です。突進したパピーは突進の勢いで相手を押し倒します。それだけ。
CPUガルフォードは犬技で使うのはこれ。何故か他のは全然使ってこない。