天草四郎 時貞

個人データ
名前天草四郎 時貞(あまくさしろう ときさだ)
流派不明
武器銘ガダマーの宝珠
生年月日不明
年齢不明
出生地不明
血ノ型不明
身長不明
体重不明
趣向人間の暗黒面を誘い魔界に引きずり込むこと
家族構成不明
宝物昔ただひとり愛した女性の頭骨
好きな物人間の邪悪な魂
嫌いな物陰のない人間
コンプレックス己の心の奥底にほんの一握りの良心があること
剣の道について人間の持つ魔性を呼び起こすきっかけ
公式ストーリー
 ねっとりとした空気が漂っている。周囲は完全な黒、闇さえもここでは輝いてしまう程の究極の暗黒。ここは現世の者達がいうところの魔界である。亡者のすすり泣く声が無限に続くBGM。ありとあらゆる負の感情が辺りをおし包んでいた。(※1)

 この男の魂も他の亡者と同じように混沌とした闇に溶け込み、宙を漂っていた。時折、現世での恨みの声を吐きながら。

「おのれ徳川おのれ徳川おのれ世の中おのれ人間おのれ今におのれ見ておれおのれこのおのれ恨みおのれ晴らさずにおのれおくものかおのれオノレおのれおおオおおおオおおお」

 そんな彼の意識に割って入ったものがあった。
「GFGFFFFF。その憎悪、気に入った。どうだ現世での恨みを晴らしたいとは思わないか、天草よ。GFGFFF」
 魔界に堕ちてからというもの、自分の叫びしか耳に入らなかったため、突然の呼び掛けに天草は驚いた。
「わたしを呼ぶのは誰か」
 彼はここに来て初めて言葉らしい言葉を発した。懐かしくも気怠い我が声。
「我の真の名は誰にも呼べない。アンブロジァ(※2)と呼ぶがよい」
 声は続けた。
「貴様ら人間どもには、神とも呼ばれている」
 彼は答えた。
「神?お前の名は我が主のものとは違う。主の名は…」
 声の主がにやりと笑ったような気がした。
「FFF。思い出せ、あの屈辱を。幕府はお前の信仰心を利用したのよ。自分の信じる道を貫き通すお前の心を。殺されまでするいわれはないよのう。今こそ復活の時が来たのだ、天草四郎時貞よ!」

 天草の朦朧とした意識の中に、鮮やかな映像が流れ込んで来た。それは島原で起きた戦いの様子だった。炎上する島原城、同志の断末魔の悲鳴が聞こえてくる。絶え間なく降り注ぐ銃弾、子供の泣き声……そして祈りの声。天草にとって最後で最大の悲劇であった。

 再び、暗黒。

「……殺したい……だな?」
 声が天草を揺さ振る。
「わ、わたしは……」
 天草は激しく動揺した。
「その気持ち、その気持ちだ。復讐だな、復讐したいのだな?我ならばお前に力を貸してやる事が出来る。我と共に来い。そしてお前が正しい事を世界中の民に知らせよ」
 声は力強く言った。
「ほ、本当に私に力を与えてくれるのか?……復讐の……力を……」
 天草は自分自身の復讐の意志をはっきりと確認した。
「そうよ、我と共に塵のごとき人間どもを抹殺し、世界を美しい闇へと変えようぞ。まずは新しき肉体を手に入れ、人間界に降りよ。そして我を現世に呼び起こすのだ」
 天草の顔に否定の意志は無かった。悪魔との契約が成立した。

 哀れ天草四郎時貞、今や邪神の下僕となり果てて世界を暗雲に変えようとしていた。

(※1)ここを文章化する事は非常に難しい。あえて文字を使用するならば……
     黒     泣き声     恨み      黒   悲鳴
      怨念        黒        嫉妬        怒り
   叫び        嫉み      殺 黒    憎悪   黒    黒
黒    殺   黒        中傷           怨念
       憎悪    悲鳴        黒    嫉み    泣き声
……とまあこんな感じ
(※2)あえて表記したが、日本語で表す事はかなり難しい。どうか「アンブロジァ」とハッキリ発音しないでほしい。

挑戦メッセージ
同キャラ
 フッ…かげが、このわたしにさからうのか…こざかしい!
その他
 暗黒神アンブロジァよ。おろかものさばきを!
 クククク…大いなる暗黒神よ、我に力を!

勝利メッセージ
斬勝利
 きこえるか? あのすべらやらかなこえが!  なんじを天門へみちびいてくださるそうだ。
必殺技勝利
 ちかうがよい。私へのしょうがいのふくじゅうを!  なんじの魂は暗黒の快感にようだろう。
その他勝利
 つづけるのか?  我が暗黒神は、ぜったいむはいだよ
エンディング
 我こそ真の闇のしはい者  いずれアンブロジァをも、しのいでみせよう!!  クックックックッ………

開幕デモ
 「…時貞、時貞…うき世でのうらみ、はらしたいとはおもわぬか」
天草「……この魔界の闇のなか、我が名をよぶのはいずれか」
 「われは、アンブロジァ。  おまえらが、神とよぶものよ」
天草「神?  おまえの名は、我が主のものとは違う、  主の御名は……」
アンブロジァ「おもいだせ、あのくつじょくを、島原のいくさのことを、  きゃつらにいまいちど一太刀、いや最期をくれてやりたいとはおもわぬか、  さぁおもいだせ、天草四郎時貞よ」
天草「わ…わたしは……」
アンブロジア「われとともに、世界を闇にかえようぞ」

ステージ3後デモ
クク、クククク……  われ、めざめたり!
わが名は、天草四郎時貞。  いまこそ たいへいの世に はかいとめつぼうを!

ステージ6後デモ
クク、クククク……  また一つ国がきえてゆくか
…………か、……快感
ン?…こやつは、きけんじゃ  ただならぬ覇気をまとうておる

ステージ9後デモ
なんじがぶれい、いまなら許そう  わが魔道のまえにひざまづくがよい!

ステージ12後デモ
きさまとはたたかう、うんめいに、あったようだ  こい! 我、うるわしき暗黒のふちへ!

天草消滅デモ
おのれぇ!きさまをほっておいたが、わがやぼうのふかくなりィィィー!  ィィィィィか、かならずやぁィィィィふ、ふっかつ−−−−−

エンディング
この大うつけめ、われをかたるとはかたはらいたいわ、  われこそが闇のしはいしゃじゃ
いまこそ はかいとめつぼうを!
たいへいの世を 闇の世に!!
ハァッハッハハハ……

技紹介

怨獄死霊刃おんごくしりょうじん

 ↓←斬(要武器)
 ガダマーの宝珠を前方に突き出し、炎の霊を飛ばす飛道具技。
 普通な飛び道具でヒット効果はダウン。多用するような技じゃあない。

ダークサンダー

 斬蹴溜め>放す(要武器)
 ガダマーの宝珠を前方に突き出し、丸い何かを飛ばす技。ダークとか言ってるのに白いのは何のつもりなのか?何故、オリジナルと同じに黒くしなかったのか?
 性質もオリジナルとは違い、ふっつーーーーの飛道具で死霊刃と同じくヒット効果はダウン。いらない。

なんじ暗転入滅あんてんにゅうめつせよ

 三角跳び中斬(要武器)
 三角跳び中に笑いながら自ら炎の珠と化し、相手に突進をかける大技。
 相手にガードされると着地硬直が無くなるけど、そーでない場合は地上でしばらく攻撃判定に包まれたまま硬直する。…意味のわからない性能だ。

みワープ

 ↓→斬(要武器)
 半透明になって完全無敵状態で移動。移動速度は遅い。
 踏み込みの無い天草は移動が遅くて困るというのに踏み込みワープまで移動が遅いっていうんじゃ…。

退みワープ

 ↓→蹴(要武器)
 踏み込みワープと見分けつかないでしょうが、半透明になって後退してます。当然、移動は遅いので逃げる手段としては全然役に立ちません。
 調整したんでしょうか、このゲームは、キャラ性能とか…。何か跳び蹴りに攻撃判定無いみたいだし、この人。

嘲笑ちょうしょう

 遠距離斬蹴
 何かヘンな構えをとる技。…声が無いので嘲笑してるようには見えず、キャラが小さすぎて挑発してるようにも見えず、ヘンな構えをとっているようにしか見えない、やっぱり。
 んー、まあこんな技までわざわざ再現した努力は認めますが。