橘 右京

声優:矢野 栄路
個人データ
名前橘 右京(たちばな うきょう)
流派神夢想一刀流
武器銘自作・無名
生年月日1764年 9月20日
年齢25歳
出生地近江甲賀群・馬杉村
血ノ型AB型
身長5尺8寸
体重11貫目
趣向……刺繍
家族構成……ほしい
宝物真の自分を理解してくれている女性「小田桐 圭」
好きな物孤独な自分を感じること
嫌いな物真の孤独
コンプレックス明るい太平の世の中にいまいち溶け込めないこと
剣の道について……こわい
尊敬する人……
特技刺繍(仕上がりは雑巾だという)
平和だと思うとき圭殿といるとき
好みのタイプ圭殿
現代社会では…?入院患者
公式ストーリー
 男はただ歩いている。

満つ月の…………

 歩みを進める男の手には青い花が握り締められている。しかし、水分が失われた花弁には生気は無く、今際に臨むひとの手を思わせた。

絶えぬ白波に………鏡に……鏡にうつす…………

 数日前、右京は魔界に踏み込み、この世の者でない怪物と戦っていた。怪物は一匹ではなく、美しい女に連れられている。怪物はとてつもなく大きく、女は壮絶な邪念を発している。人間がまともに挑んで倒せるとは思わなかったが、そもそも彼らが巣食う「魔界」に入って行ったのは、右京の意志であった。

「右京様は花がお好きですか?さりげなく咲く花には心がひかれますね」
 右京の心には、人生を捧げ敬愛する女性がいた。その女性、──圭に出会うまでの右京には常に死の影が付きまとい、物事の暗なる側面しか感じられなかった。しかし、野の花を愛でる優しい圭の眼差しは、彼の生き方そのものを変えてしまった。その日から右京は愛する圭の笑顔を見んが為、魔界の入り口に咲くという「究極の華」を探して旅に出た。その行程は決して楽なものではなく、進行する肺病との戦いの日々であったが、ついに究極の華が存在する魔界へと辿り着いたのだった。

 そして死闘。

満つ月の…………鏡にうつる君……君が背の………

 魔界の門を開き、最後の決戦が近づいて来た頃から、右京の心に一つの句が出来上がりつつあった。

 淫らな邪句を叫ぶ女。血臭を吐き散らしながら突進する魔獣。つばめ返し。

 怒号。

 静寂。

 艱難辛苦、魔獣は滅び、右京は生き延びた。

 右京の斬り上げた一閃で凶命を断たれた魔獣は、邪鳴を上げながら滅んで行った。地獄の門もその入口を閉じ、究極の華は右京の手に入った。そして世のありとあらゆる魔なる者は門の中へと吸収され、世には平和の暖かい光が満ちていた。

満つ月の…………鏡にうつる………君が背に…
吾……我が…心はや…

 右京は満足だった。もちろん勝ち延びた事ではなく、彼女への魂を込めた究極の華を手に出来た事が嬉しかった。華は彼女に途切れぬ笑顔を与え、その笑みは右京を陽のあたる場所へと導いてくれるだろう。一刻も早く帰らねばなるまい。先程までの死闘が想像も出来ないような静かな木々の中、右京は立ち上がろうとした。

 と、

 喉の奥に激しく込み上げた物を右京は片手で受け止めた。血。

 肺病みは今に始まった事ではなく、これまで幾度となく喀血しているが、これ程の大量の血を見た事が無かった。思わずその場に倒れてしまう。焦点が定まらず、意識も朦朧として……そして、句は完成した。

満つ月の 鏡にうつる 君が背に
         我が心はや 立つる野に無し   右京

 ………。
 そうか、そういう事なのか。…………。

 ………、ふふふふふ。俳の心とは恐ろしい。我が死命を察するとはね。

 ……………………しかし。

 まてまてまてまて。

 まだだ、右京、まだだぞ。まだここで朽ち果てる訳には行かん。華を……圭殿にこの華をお渡しするまで朽ちる訳には……

 右京は立ち上がった。幾何残されているやも知れない生命を燃やしながら、己の魂を陽のあたる場所におく為に、太陽の下へと歩き始めた。

プロローグ
 右京が手に入れた魔界の華は、彼が求める「究極の華」ではなかった。
「この華はかとれあ、だな。文献には魔界の中心に究極の華が咲くとあるが、本当に存在するかは……わからぬ」
 武蔵の国の老学者は語った。
「文献にあるならば、かならず究極の華はそこにあるはずです。わたしは、その華を探しに行きます」
 右京はふたたび、魔界を目指す旅にでた。

挑戦メッセージ
同キャラ対戦
 ・・・お、同じ顔・・・・・。・・・う・・・・・美しい・・
その他
 ・・・・・。
 (・・・・・・・・・・)

勝利メッセージ
同キャラ対戦
 ぬばたまの 闇にうかぶる不知火の かぼそきいのちの あはれなりけり
殺害勝利
 ・・・急がねば・・・・・・なるまい・・・。
 あらかねの よい闇染めしぬれ刀 右手のうたげに さむし我胸
その他勝利
 つきくさのひがんにとどむ花一りん 誰が為にとぞ あれ野をわたらん

開始デモ
島原の凶事より時は流れ いま再び 嵐の予感があった
「・・・・・。」

ステージ8後デモ
右京「・・・真の・・・・・魔界花・・・何処に?」
黒子「大丈夫、オーケー!自分を信じてゴーです」
右京「・・あなどれん・・。」

ステージ12後デモ
「・・やっと・・・・・・・・・みつけた・・」
ラキキラ無理無理キキキッ!ンキキラッ、喰ってやろう!!!!
「・・・・・。」

エンディング
右京「しまった、魔界が・・・」
右京「・・・圭どの・・・・」
圭「右京様・・・・」
圭「・・花?・・・・・ゆきの花・・・」
 
圭「それからずっとこの日にゆきの花が降る様になったんだよ。」
子供「おばぁちゃん、ほんとにゆきのお花が降るの?」
圭「ほんとうだよ・・・・・・ほら・・・・」
子供「あっ、お花。きれい、きれい。」
圭「ありがとう・・・・」

必殺技紹介

秘剣ひけん ささめゆき

 ↓←AorBorAB(要武器)
 懐からリンゴを取りだし放り投げ、そして抜刀素早く刀を数度振るい、リンゴと、ついでに対戦相手を切り裂く技です。
 密着でヒットさせたとしても途中で空振るので、止めの削り専用とも言える技です。前作と違い強で出してもダウンを奪えませんしね。
「とうっ」

非剣ひけん ささめゆき

 ↓←CorDorCD
 リンゴを放り上げる技。右京唯一の素手でも出せる技ですが、リンゴは攻撃判定は無いので意味はありません。
「秘剣」の方のリンゴ投げと違い、懐からリンゴを取り出すモーションがカットされているので、隙は小さめですが…だからと言って挑発以外の使い道は無いのでどうでもいい事です。挑発する時は当然連発するのが礼儀!
「とうっ」

秘剣ひけん つばめがえ

 空中→AorBorAB(要武器)
 空中で抜刀し下方向に回すように刀を振るい、そしてその勢いで炎の鳥を飛び道具として飛ばす技です。
 刀部分と炎の鳥との両方に攻撃判定があり、刀部分は中段判定なので地上入力の超低空つばめ返しを出すと見切るのがかなり難しい中段技として重宝します。ガードされると反撃受けますが。
 普通に空中で出した場合は刀と鳥の両方をガードさせると反撃を受けにくくなります。また、バックダッシュ中にも出す事が可能で隙の小さい飛道具として使う事が出来ます。
「つばめがえしっ」

残像ざんぞう

 ↓→AorBorAB(要武器)
 残像を作りながら高速で突進し抜刀し斬る技。
 残像と言いつつ、実は本体は一番後ろにいます。つまり、実際に攻撃してるのは残像の方で、本体は後ろからついていってるだけ…これ、本当に「残像」なんですか?残像が先行するってどーなってるんですか?まあ、こんな性質なので「無敵な人」が攻撃して、その影に「喰らい判定」を持った人がいるという…相手にとってはかなりイヤな技です。
 これで走り回るのが今回の右京の真骨頂。強すぎです!弱が連続技用で、中が削り用、強が反撃用と言った感じ。
「ふんっ」

ツバメ六連ろくれん

 →←→AB(要武器)
 火の鳥の代わりに巨大なリンゴを飛ばす技…ではなくて。つばめ返しの回転を6回も繰り返す大技。
 ささめゆきのようにリンゴを放り上げた後に跳び上がりツバメ返しを繰り返します。つばめ返しと違って出が遅い上にしゃがみガードも可能で削りダメージも無し、ガードされると反撃確定と辛い技ですが、怒り右京の恐ろしく高い攻撃力増加率と相まって、ヒットするとかなりのダメージを与えます。具体的には体力の半分程(ダメージがランダムなので毎回違うんですよぉ)。相手は素手になるので、右京有利すぎ…ヒット=勝利ですね、これ。
「とうっ はっはっはっはっはっ つばめろくれん!」