不知火 幻庵

声優:矢野 栄路
個人データ
名前不知火 幻庵(しらぬい げんあん)
流派魔道な流
武器銘あざみ
生年月日1762年 3月25日
年齢27歳
出生地鬼哭島
血ノ型ヒトとは血液構造がちがう
身長5尺
体重18貫目
趣向家族との魔道なひととき
家族構成あざみ(妻)、ざくろ(長女)、むくろ(長男)、へどら(次男)
宝物昔、一族の勇者が倒したと言われる「鬼族の骨」(じつはプテラノドンの頭骨)
好きな物家族のまがまがしい笑顔
嫌いな物怒ったときの自分の肌の色
コンプレックス最近めっきり減った頭髪
剣の道について真っ二つに切り裂いた瞬間の快感を得るための手段
尊敬する人じつはアンブロジァ
特技延髄引き抜き
平和だと思うとき人間の血潮が飛び散り、殺した相手が悶え苦しむ瞬間
好みのタイプ不潔で狡猾、醜悪で禍々しい人
現代社会では…?現代でも魔道の一族の頃の容姿をし、周囲から浮いているようだ
公式ストーリー
 鬼哭島。
 人界と魔界の狭間にその島はあった。
 人と魔の申し子……不知火一族は、破滅と恐怖をこの世に送り出し、嘆きや狂気を人に植え付けることを喜びとした。
 不知火一族きっての優秀な戦士、不知火幻庵は人の弱い心に付け込んでは、戦を起こさせ、殺人の限りを尽くしていた。

 不知火幻庵、20歳の夏のことだった。
 その年の夏は近年まれにみる猛暑で、生き物たちは木陰に隠れ、日中は蝉の声が響くだけでその他は静かなものだった。
 もともと不知火一族は夜行性であり、夕方から夜中にかけて活動する。今年は猛暑を避けるかの如く、住処にしている洞穴の奥の奥まで潜り、外には滅多に出なかった。
 だが、その日は珍しく幻庵は外にでることにした。理由などなにもない。ただ、本能がそうさせただけである。
 鬼哭島の東、この島に住まう者が塵芥を捨てている貝塚も、ここ数日の猛暑で腐臭がひどく、幻庵は心地よい香りを楽しんでいた。
 そこで幻庵は一人の女と出会った。
 陰気な笑顔、吐き気さえもよおすその香り、なんという醜女。(※1)
 その瞬間、幻庵に悪寒が走った。(※2)
 幻庵はゆっくりと、その女の方へと歩いていった。
「不知火……幻庵様?」
 女はひどく不吉な表情(※3)で幻庵に話しかけて来た。
「貴様はここで何をしているのだケ」
「はい、汚物を捨てにまいりました。幻庵様は汚物がお好きですか?さりげなく捨てられる汚物には心ひかれるものがありますね」
 女の名はあざみと言った。
 同じ不知火一族でも住まう洞穴が違えば交流はほとんど無い。あざみは幻庵とは違う、火山下の洞穴の女だった。
 幻庵はあざみと初対面であったが、あざみは幻庵の事をよく知っていた。なぜなら、幻庵は鬼哭島きっての優秀な戦士であり、不知火の姓を持つ者で幻庵の名を知らないものは一人もいなかった。また、幻庵はその禍々しい容貌、醜く曲がった背中、強靱な生殖能力、狡猾で悪辣な性格と女性に好まれる要素を全て有していた。
 幻庵はあざみを嘗めるように見て、こう言った。
「ぬしの入れ歯を洗いたいケ」
「共に魔道に堕ちましょう」
 その夜、二人は結ばれた。

 一年も待たずして長女ざくろが、そしてもう十ヵ月後には長男むくろが生まれ、幻庵は地獄の炎に焼かれるような快楽を味わっていた。
 あの日までは。
「つべこべいわずにかかってらっしゃい!」
 アンブロジァを復活させようとする魔物の先遣り「天草四郎時貞」を滅ぼし、自分が魔道の王だと信じていた時であった。均整のとれた肉体を艶やかな衣装で身を包んだ(※4)くノ一が、幻庵に勝負を挑んできたのだ。
 天草に勝利した自信が幻庵を慢心させた。
 くノ一の繰り出す紅蓮の炎に焼かれ、幻庵はこの世のものでは無くなったのである。

 それから一年。色も、音も、匂いもない陰うつな魔界で幻庵は亡者と共に魔界を漂い、アンブロジァの声を聞くのである。
「肉を切り裂き、血が吸いたいだろう。泣き叫ぶ悲鳴が聞きたいだろう。不知火幻庵よ、貴様の肉体を復活させてやるぞ。……代償として、我に従え」
 幻庵はその声の主の言うことに従った。
 そうして幻庵は新しい肉体を得て、現世に復活をする。家族の元へと戻った時のあざみの喜びようは例えようもなかった。
「幻庵様。もう危険なことはおやめになってください」
「心配はいらないケ。二度と同じあやまちはしないケケケ」
 幻庵は再び戦いに身を置く。自らの快楽の為に、愛する妻と子の為に。
(※1)これを普通の感性の言葉に直すなら「こぼれるような笑顔、うっとりするような香り、なんという美女」である。
(※2)これを普通の感性の言葉に直すなら「幻庵に衝撃が走った」要するに一目ぼれである。
(※3)これを普通の感性の言葉に直すなら「ひどく幸せそうな表情で」である。
(※4)これを幻庵の言葉で表すなら「不格好で見窄らしい格好をした」となる。

プロローグ
 嘆きや狂気、怨念が渦巻く魔界に幻庵はいた。そんな幻庵に
「下僕になるなら肉体を復活させてやろう」
 という声が飛び込んできた。声の主は魔界を掌握する者、と名乗った。幻庵は
「ケケケ……まことに復活できるなら、手下になってもいいケ」
 と取り引きに応じつつも、スキを見つけてはその者を倒し、自分が魔界の王にならんと企んでいた。

挑戦メッセージ
同キャラ対戦
 ケ!汚い服だケ。
その他
 魔道トハ殺ス事ト見ツケタリ・・・なんちて、ンケケケケケ!
 (HE HE HE, I DRAG YOUR SOUL IN THE EVIL WORLD.)

勝利メッセージ
同キャラ対戦
 ンケケケケケ!おちた、落ちた、堕ちた!
殺害勝利
 ワシの心は魔道のもの。ヒトの悲鳴を懐かしむ。ンケケケケケ!
 ワシの前に魔道はない。ワシの後ろに魔道は出来る。ンケケケケケ!
その他勝利
 ひきょう者?ケケっ!残酷?ケケケケケっ!!も、もっと言ってくれい、もっと!

開始デモ
島原の凶事より時は流れ いま再び 嵐の予感があった
「誰じゃ、ワシの眠りを邪魔するヤツは!?」

ステージ8後デモ
「約束通り、みんな魔道に堕としてやったケ。」
ラキキキ・・・うまくいってるようだな?残りはもう四人だ。望みかなえたくば ささ、はよう殺してこい。
「わかったケ。」
「真の魔王はワシだケ!」

ステージ12後デモ
「魔王?ケッ!必ず殺しちゃるケ!」
ラキキラ無理無理キキキッ!ンキキラッ、喰ってやろう!!!!
「んんん〜、魔王はワシだと言っとるケ〜!!」

エンディング
幻庵「まったく笑わせるケ、魔道の王はワシだケ。さぁて、今度は誰を魔道に堕としてやるケな。」
幻庵「殺せ、憎め、おぬしの心の怒りのままに生きるんだケ」
龍白「ふん。こわっぱめが。お前などわしの・・・・っておい・・・・。」
幻庵「あざみ!!」
あざみ「あなた、これ以上あぶない事は やめて下さい!」
幻庵「ケケッ、魔道に女は、いらないケッ!」
むくろ「とうちゃん。帰るケケ。母ちゃんのおなかにあかちゃんいるケ。」
むくろ「ボク、みんなでごはん喰べたいっケケ・・・・。」
幻庵「・・・・・。」
幻庵「・・・・・わかったケ。」
ざくろ「ワーイ!!」
龍白「泣かせるのぅ。」
 
幻庵「おお、よしよし。・・・・・!・・こらっ!!」
 

必殺技紹介

毒吹雪どくふぶき

 ↓→AorBorAB
 毒を口に含み、煙だか霧だかにして吹き出す魔道な技。
 性能は前作とほとんど同じで、弱だと飛ばずに目の前に停滞。強だと画面端まで高速で飛び、中はその中間。攻撃判定の大きさ、攻撃判定の出現時間どちらも優秀。でも相変わらず出が遅い。
「プッ」

肉転突にくてんづ

 →↓AorBorAB
 黄色く発光し、奇声をあげながらゴロゴロと転がる魔道っぽい技。
 これまた前作同様、対空や連続技に便利ですが、ガードされると反撃を受けますし、強ではヒットしても技が終わるまでに時間がかかりあまりおいしくありません。
「ウケケケケケケケケケ」

つめつまみ

 →←AorBorAB(要武器)
 ヒット即気絶技ですが、技後の硬直が無茶苦茶長いので、ヒットしても反撃受けます。ヒット即気絶なのに反撃受ける程の硬直って…。使う事自体危険な技。
「ほれっ」

幻庵脱皮げんあんだっぴ

 BCD
 服や武器ごと脱皮して肉転突きのようにローリングアタックを仕掛ける技です。脱皮する武器って……。
 奇襲にしかなっておらず、その用途では肉転突きで十分。裏ガードを狙えますが、ヒットしても反撃受けますし…そんな技ばっかしですね。魔道…逆風。
「しねぇぇ」

幻庵げんあんうつせみ脱皮だっぴ

 ダメージ中BCD
 幻庵脱皮と同じ技で、発動の契機が相手の攻撃を受けた時というだけの事。
 性能的には幻庵脱皮と違い、脱皮する時は無敵なので潰されにくくなっています。でも、発生が遅いので相手の連続技に反撃みたいな使い方は出来ないですね。
「しねぇぇ」

M.D.C(魔道まどうダイビングクロー)

 →←→A(要武器)
 両腕を上げて走り寄り、相手を地面に押し倒した後に、前作で通常投げとして使っていた「幻庵殺爪陣」を放つ技です。
 攻撃判定の発生が早く、判定も強め、そして腕を上げているので上方向への攻撃範囲も広く対空にもなります。必殺技にロクな技が無い分、武器破壊技は高性能でいい感じです。
 ただ…素手攻撃は判定が強いので、爪攻撃の判定が激弱の幻庵にとっては、あまり嬉しい状況にはならないのが…何だかなぁ。
「げこっ げげげげげげこっ しねぇぇぇ けけけ けけけ」