| 名前 | ＰＯＰＰＹ |
「何だかわからない悪者め！ この子の未来を奪う権利がどこにあるっていうんだ！」
躊躇することなどなかった。ガルフォードは禍々しさに満ちた光の柱へと飛び込み、捕らわれていたパピーの子供をその腕に抱きしめる。
上空の暗き雲の隙間より、歪な光の門が邪悪な意思を従えて見下す。光の柱とともに、ガルフォードはそこへと吸い込まれていく。もがいても、あがいても、何一つ思うようにはいかない。
「Ｓｈｉｔ！ 抜け出せない！ 何て力だ！ こうなったら！」
力任せにガルフォードは身体を捩り、パピーの子供だけを光の外へ放り投げる。パピーがしっかりと我が子を受け止めたことを確認すると、ガルフォードは微笑む。
「悪には正義の裁きを！ 子供たちには未来を！！」
満足だった。自分はともかく、大切な親友パピーの子供を救うことができたのだ。
ただ──満足だけではない。あきらめに似た感情が、ガルフォードの中で渦巻く。故郷の家族にもう会えないかもしれない。大好きなジャパンの平和のためいん、もう戦えないかもしれない。──悔いがないといえば、嘘になる。
「サヨナラはいわないぜパピー！ 正義の使者は必ず復活する！」
しかし、ガルフォードはいつもの満面の笑顔をパピーに向ける。どうしようもない恐怖に震える奥歯を噛み締め、真っ直ぐにパピーの瞳を見つめる。苦楽を共にしてきた親友に、恐怖に歪んだ顔など見せられるものか──。
「パピー！ 正義の為に生きてくれ！」
パピーは思う。サヨナラなんか聞きたくない。
パピーは絶対に忘れない。大好きなご主人の笑顔を。
パピーは誓う。今こそ、己の信じる正義のために──。
| パピー | ワンワンワン！ |
ワン！
ワンワン！
ワンワンワン！
ワンワンワンワン！
| 夢路 | 少しは楽しめると思いましたが……失望させてくれますね。おや……？なにやら…………………………犬？……いやいや、犬といえども調教しだいでは十分な戦力と成り得ましょう。我旺様に仕えるに値するか、試させていただきましょう。 |
| パピー | ワン！ワンワンワン！ |
| 三九六 | ちょっと待てぇ！次は俺様の番だぜ！が〜はっはっはっは！鬼と恐れられた、この俺様に……………………犬？ |
| 夢路 | いいでしょう。お任せします。…………多少なり手心を加えられませ。 |
| パピー | ガルルル……！ワンワンワン！ |
| 三九六 | なんだ、てめぇ！犬鍋にして食っちまうぞ！ |
ワン！
ワンワン！
ワンワンワン！
ワンワンワンワン！
| 夢路 | おや、意外な……三九六が遅れを？三九六よりは剛の者……と？……ん…………むぅ……。犬殿。念のためにお尋ねしますが我旺様に仕える心積もりはありませんか？ |
| パピー | ワン！ワンワンワン！ワン！ワンワン！ワンワンワン！ |
| 夢路 | ……駄目……ですか？まぁ……その……期待はしておりませんでしたが。しかし……どれほどの強さなのか……気になって仕方ありませんね。……気は退けますが黒河内夢路、参る！ |
ワォーン！
| 我旺 | 夢路を倒せしますらおはうぬか。よい覇気をしておるわ！ |
| パピー | ワン！ワンワン！ |
| 我旺 | 犬！ 畜生ごときが……國賊に与しあまつさえ我が覇道を邪魔するか。我が志は、國賊徳川を打ち滅ぼし、真のますらおによる國を築くこと。ならば！夢路よりも剛の犬畜生といえども我が覇道の仇となるなれば斬って捨てるもやむを得まい。ゆくぞ、犬畜生！死して時代の礎となれぃ！ |
| 我旺 | ふははははっ！震えが止まらぬわ！よもや、犬畜生に不覚をとるとは！……屈辱！一応、礼を言おうぞ。この度し難き怒り……最期に人の心を思いだしたわ。そして……人を捨てる決意も固まったわ！犬畜生に足蹴にされてまで人であろう必要など無いわ！！闇キ皇よ！我が魂、存分に食らえぃ！ |
| パピー | ガルルルルルル……ワンワン！ワン！！ |
 | ガルフォード | Ｗｈａｔ！？ これは一体？イヤ、そんなことを言ってる場合じゃない！ |
 | ガルフォード | 何だかわからない悪者め！この子の未来を奪う権利がどこにあるって言うんだ！Ｓｈｉｔ！抜け出せない！ 何て力だ！こうなったら！ |
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 | ガルフォード | 悪には正義の裁きを！子供達には未来を！！サヨナラは言わないぜパピー！正義の使者は必ず復活する！パピー！正義の為に生きてくれ！ |
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 | ガルフォード | Ｎｏ！やめろ、パピー！子供を残して、死ぬつもりか！？ |
 | ガルフォード | Ｎｏｏｏｏｏｏｏｏ！パピイイイイイイィィィィィ！！ |
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 | ガルフォード | Ｇｏ！ パピー！ |
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 | ガルフォード | Ｇｏｏｄ！ よしよし。すっかり大きくなったな……。お前の母親も、きっと天国でよろこんでいるさ。 |
 | ガルフォード | パピー。どうやらまた、ジャパンが危ないらしい 俺は正義のニンジャ、ガルフォード！そして親友のパピーだ！暗黒の野望がオレを呼んでいる！叩きつぶせと呼んでいる！正義の風がジャスティスなオレを呼んでいる！悪の栄えたためしなし！ |
| ガルフォード | 行くぜ！ パピー！ |
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ワン！
ワンワン！
ワォーン！
ワンワン！
ワン！
↓↘→ＡorＢ
弱：１２フレーム 中：１４フレーム。
赤く光って突進する技。
「ワォーン」
↓↘→Ｃ
２２フレーム。
赤く光らないで突進する技。
「ワォーン」
↓↙←ＡorＢorＡＢ
３６フレーム。
消えて上から降ってくる技。
→↓↘Ｃ
５フレーム。
相手にしがみついて舞い上がって高速落下する投げ技。
ご主人様のストライクヘッズよりもかなり痛い。
主力…というか、これを狙うしかない。
↓↘→ＣＤ
５フレーム。
スパークしまくりのストライクドッグ。発生速度はストライクドッグと同じ…恐ろしい。
かなり減る。
弱いご主人様にレベルを合わせる必要がなくなると、パピーはこんなにも強くなる…。