闘婚と煩悩解放の主な違い

 基本的に「闘婚」のPS2移植の煩悩解放。って事でどこが違うかなんかを。

ストーリーが違う

 いや、重要ですよ。ストーリーが違う!
 闘婚は優勝すると王子か王女と結婚出来る!煩悩解放は優勝すると願いが叶う!
 びみょーに「豪2」と「外伝」に似てます。
 ラスボスが「主催者が招いた世界最強の男」って事まで一緒です(外伝のラスボスはパートナーですが、実際には)。

製造・販売元が違う

 いや、これも重要ですよ。
 闘婚は「SNKプレイモア」、煩悩解放は「エキサイト」が担当しています。
 SNKプレイモア社ではなくなったので……。

登場キャラが違う

 「ポチ」「ジミー」「エリアス」「リン」「ミスター・ジョーンズ」の5人が削除されました。
 ポチは新キャラの変身後のキャラとして登場するので、実質「削除されてません」が。
 残る4人は「レイジ・オブ・ザ・ドラゴンズ」のキャラであり、権利は「SNKプレイモア社」が有しているという事で「エキサイト」が販売する「煩悩解放」では当然のごとく「削られた」わけです。

 その代わりに「弧空院金田朗」「アンジェラ ベルテ」「ボビー オロゴン」の3キャラが追加されました。
 金田朗、アンジェラは旧シリーズでおなじみのキャラで、ボビーは実在の人物をモデルにした……とは言いがたいオリジナルキャラ。

黒子がいなくなった

 これが「魅力」と感じていた人も多数いたでしょうが、「邪魔」だと考えていた人、「無視」していた人の方が多分多数ですんで、まあ当然の変更です。  ただし、後述する「煩悩カード」にて、一応「黒子」は登場します。かなり別物ですが。

手合わせがなくなった

 つまり普通に「挑発」になりました。相手の挑発に対して「手合わせ」したくない場合、「挑発」し返す事が出来ず、かといって「反撃」が間に合うほどの余裕もないという事が結構ありましたし「黒子」と違って「面白い要素」などと考えていた人など、ほとんどいないであろう事を考えればこれも当然の変更ですね。

怒り爆発直後の下段ガード不可が無くなった

 まあ、当然でしょう。

クララの語尾から「にゅ」だの「にょ」が消えた

 まあ、当然でしょう。…いや、当然ですってば!!
 あと、一発奥義のボイスが無くなった。「お嫁さんになるんだぁ♪」とか「闘婚」だからこその事言ってたんでとーぜんですが。
 あー、ミラクルデスキッスがBD同時押しじゃなくなったってのもあるか。いや、この程度の変更いちいち書く事でもないんですがね。ロリキャラ好きとか公言してる以上、クララは語らないといけないかなーとか。

一部キャラの「コマンド」が変更された

 闘婚はKOF2002のMAX2の影響なのか、多くの超必に「けったいなコマンド」が採用されていましたが、そのほとんどが「大蛇薙」系コマンドに変更されました。
 溜め技がコマンド技になったっていうのもあります。

旧シリーズでの変身キャラが「変身」出来るようになった

 「お梅」「お種」「クララ」「干滋」「金田朗」の5キャラが変身出来ます。
 変身の方法はほぼ旧シリーズと同じですが…。

キャラ変身手段旧シリーズとの違い
お梅&お種地上通常投げK投げが無いので、通常投げを使うと絶対に変身する。
空中投げでは変身出来ない
通常投げ後に相手が気絶する
クララミラクルデスキッスドリームソルジャーパワフルチェーンジ。特に無い気がする。
干滋地上通常投げ変身は通常投げになりました。ヨボヨボ時でも超必が使える。
投げ後にやっぱり相手は気絶します。
金田朗地上通常投げK投げが無いので、通常投げを使うと絶対に変身する。
空中投げでは変身出来ない
通常投げ後に相手が気絶する
ポチも超必が使える

 まあ、ポチとヨボヨボ干滋は「闘婚」の名残つうか「変身前状態」が手抜きつうか(スーパー干滋と金田朗は「一発奥義」が無いんですよ)。

 ちなみに…変身したまま勝利すると、勝利ポーズはその姿のままで行い、次のラウンドも変身状態で登場します。PS版豪2は変身技で勝利すると「読み込み」が入って変身した直後に「読み込み」が入って元に戻って勝利ポーズっていう凄まじい仕様だったと記憶してます。変身後の勝利ポーズ入れられない程に容量不足だったんだろーか?

飛道具の性質が変化した

 性質というか、貫通するか相殺するかみたいな強弱が変更されました。

必殺技エフェクトがキレイになった

 ノイズ社独特の「汚いエフェクト」がかなりまともになりました。まあ、私が勝手に「汚い」って言ってるだけで、世間一般でどう思われてたかは知りませんが。

とーぜんながらラスボスが違う

 闘婚のラスボスであった「シシー」は対戦(&ミッションモード)専用キャラとなり、新キャラ「ボビー」がラスボスとなりました。
 シシーちゃんは今回、ストーリー上は完全に「脇役」

煩悩カードの存在そのもの

 どんなものなのかは、ノイズ社公式サイトを見ればわかります。
 「攻撃力アップ」だとか「黒子ガード」だとか色々あり、3枚まで装備可能。
 面白いのはやっぱり「必殺技キャンセル」。5回までという制限付きですが必殺技を必殺技でキャンセル出来ます。
 これにより「中段だけどヒットさせてさえ反撃を受けるアニーダイナミック」が「レインボーライズ」でキャンセルする事で反撃を受けなくなったり…。
 対空系の必殺技に「飛道具」を仕込んでおき「ガード」された時の保険にしたりと…まあ「KOFのどこでもキャンセル」みたいなもんなんですが、これにより結構「必殺技」の使い勝手が変わりました。まあ「ほとんど役に立たない」キャラもいますが…そーいうキャラは他のカードを装備すればいいだけの事。

プラクティスモード

 闘婚には無かったんですよね、そーいえば。
 安心して下さい「レイジ・オブ・ザ・ドラゴンズ」にあった「これはプラクティスとは違う」というものでは無く、普通にプラクティスなので。
 特別使い勝手がいいわけではないですが、まあ十分でしょう。「1ヒット後のガード」を選ぶとなかなかガードが解けなかったりするのが少し問題ですけど。

ヒット時にもストレスゲージが溜まるようになった

 攻撃当てておいてストレス溜めちゃダメだろ…。一般的にはこの方が評価高いんでしょうが、やっぱり改悪だと思います。
 ちなみに飛び道具ではたまりません…が、ストレスシュート、一発奥義でも溜まります。