庵 | 「優勝セレモニーだと・・・くだらんな」 「ゴフッ、何だ・・・」 「クッ、この大会にもオロチがからんでいる様だな」 「血が・・・さわぐ」 「なめるなよオロチ。俺は貴様等の血に支配などされん!」 「ゴフォオオオ・・・」 |
「何!?」 | |
庵 | 「・・・・・」 |
「様子がおかしい」 | |
庵 | 「ぐうおおおゥゥゥ!!」 |
『血の暴走か・・・』 | |
「何・・・?」 | |
『面白い出し物だったわ』 | |
「誰・・・!」 | |
『オロチと言えばわかるか?』 | |
「オロチ・・・」 | |
社 | 「驚いたか?」 |
「何を企んでいる?」 | |
社 | 「企み?ほとんどは済ませちまった。お前等がな」 |
「それは一体・・・?」 | |
社 | 「オロチの覚醒はゲーニッツが成功させた。その覚醒をより完全にするのに必要なのは多くの精神力だ」 |
「精神力?」 | |
社 | 「そうだ。多くの精神力が一時に集まる『場』。それを探すのが俺達の役目だ」 |
シェルミー | 「並々ならない精神力を持った格闘家がぶつかり合う『場』。わかるでしょ?」 |
「そうか!」 | |
「キング・オブ・ファイターズを利用した!」 | |
社 | 「お前達が必死に闘う。その間にオロチは復活に十分なエネルギーを頂戴するって寸法だ」 |
「そんな!!」 | |
社 | 「これ程うまくいくとはな。しかし、まだツメが足りない。俺達と闘ってもらうぞ」 |
「・・・・・!!」 | |
社 | 「ま、勝ったところでお前達に待っているのは地獄だろうがな」 |
「!」 | |
シェルミー | 「もうすぐだわ」 |
「まさか・・・」 | |
「何・・・!?」 | |
クリス | 「時が来た・・・」 |
「一体・・・何者・・・!?」 | |
クリス | 「・・・オ・ロ・チ・・・」 |
社 | 「これでオロチ一族の願いが完遂される」 |
「そんな事はさせない!!」 | |
オロチ | 「お前達に私は倒せない。お前達が何をしようとしているかは手に取る様にわかる。私を倒して束の間の平和を手に入れようとなどとは愚かな考えだ。」 |
「!!!」 | |
「人の心が読めるのか!?」 | |
オロチ | 「お前達の心ばかりではない。私には全ての人間が何を考えているかがわかる・・・、救い難いものだ。ここにいにしえの儀式を完遂させる」 |
「勝手な事を!好きにはさせない!」 |
オロチ | 「わからぬものだ・・・1800年前もそうだった。何をあがく?お前達には確実に滅びの日が来るというのに・・・なぜだ?」 | |
「仮にそうだとしても、あんたの心配する事じゃない」 | ||
オロチ | 「ふっ・・・」 | |
「!!」 | ||
「何・・・!?」 | ||
「わあーっ!」 | ||
ロバート | 「ここは・・・?」 | |
オロチ | 『無の世界・・・・』 | |
「何!!それじゃ、まさか・・・!?」 | ||
オロチ | 『そうではない。私が再び眠りにつくだけだ。しかし、どうなのだろうな。これから何千年か先の世界で、お前達人間に再び相まみえることがあるのだろうか?楽しみだ・・・』 | |
「どこにいる!?」 | ||
「!!」 | ||
「こ・・・これは・・・!!」 | ||
「終わった?」 | ||
「多分・・・」 | ||
戦いは終わった・・・ 地上最強の格闘家によって、 人類はかろうじて 生き延びる事が出来た。 それが、正しいのか、悪いのか、 それは誰にも分からない・・・ しかし、人類の思い上がりが この世界を支配しつづける限り、 オロチが復活するのは、そう先の事ではないだろう・・・ 破滅から逃れるには人類は 気付くのが遅すぎたのか・・・ 多くの人々の望みは いつしかこの星を死へと、 追いやるものと なってしまったのか・・・ それを止める為に、 オロチは存在している のではないか? オロチ・・・それは、 あるいは神の代行者 なのかもしれない・・・ そして、人類は・・・ オロチの言う様にあらがう者 なのかもしれない・・・ あらがい、もがき、 生き延びようとする人類・・・ だが、決して忘れてはいけない。 本当の敵はオロチではなく、 人類自身なのだという事を・・・ |
庵 | 「優勝セレモニーだと・・・くだらんな」 「ゴフッ、何だ・・・」 「クッ、この大会にもオロチがからんでいる様だな」 「血が・・・さわぐ」 「なめるなよオロチ。俺は貴様等の血に支配などされん!」 「ゴフォオオオ・・・」 |
「何!?」 | |
庵 | 「・・・・・」 |
レオナ | 「かわいそうな人・・・」 |
庵 | 「ぐうおおおゥゥゥ!!」 |
『血の暴走か・・・』 | |
レオナ | 「何・・・?」 |
『面白い出し物だったわ』 | |
「誰・・・!」 | |
『オロチと言えばわかるか?』 | |
「オロチ・・・」 | |
「・・・!」 | |
社 | 「驚いたか?」 |
「何を企んでいる?」 | |
社 | 「企み?ほとんどは済ませちまった。お前等がな」 |
「それは一体・・・?」 | |
社 | 「オロチの覚醒はゲーニッツが成功させた。その覚醒をより完全にするのに必要なのは多くの精神力だ」 |
レオナ | 「精神力・・・」 |
社 | 「そうだ。多くの精神力が一時に集まる『場』。それを探すのが俺達の役目だ」 |
シェルミー | 「並々ならない精神力を持った格闘家がぶつかり合う『場』。わかるでしょ?」 |
「そうか!」 | |
「キング・オブ・ファイターズを利用した!」 | |
社 | 「お前達が必死に闘う。その間にオロチは復活に十分なエネルギーを頂戴するって寸法だ」 |
「そんな・・・!!」 | |
社 | 「これ程うまくいくとはな。しかし、まだツメが足りない。俺達と闘ってもらうぞ」 |
レオナ | 「結果は見えてるわ・・・それでも闘うのね・・・」 |
社 | 「まあな、だが、俺達に勝ったところでお前達に待っているのは地獄だろうぜ」 |
レオナ | 「こんな所に・・・誰、私を呼んだのは?」 「!!」 「何?目が見えない・・・。あ、頭が・・・」 |
ゲーニッツ | 「初めての覚醒にしてはなかなかのものです」 「あなたが次に目覚めるのはより多くの同士と巡り会う時・・・」 「その日を楽しみにしていますよ。フハハハ・・・」 |
レオナ | 「今のは・・・?」 |
ゲーニッツ | 「さあ、目覚めるのです!八傑集の血を継ぎし者、レオナよ!!!」 |
ラルフ | 「レオナ!!どうした!?」 |
クラーク | 「まさか!!血の暴走!!」 |
ラルフ | 「そう見て間違いない。・・・食い止めるぞ」 |
クラーク | 「了解!!」 |
「ウゥゥゥゥ・・・・・」 |
『血の暴走か・・・』 | |
ラルフ | 「何だ?」 |
『面白い出し物だったわ』 | |
クラーク | 「誰だ・・・!」 |
『オロチと言えばわかるか?』 | |
ラルフ | 「オロチ・・・・・・だと!」 |
ラルフ | 「お前達がオロチだと!?そうか、それでレオナも・・・」 |
社 | 「驚いたか?無理もないな」 |
ラルフ | 「何を企んでやがる?」 |
社 | 「企み?ほとんどは済ませちまった。お前等がな」 |
ラルフ | 「俺達が?どういうことだ?」 |
社 | 「オロチの覚醒はゲーニッツが成功させた。その覚醒をより完全にするのに必要なのは多くの精神力だ」 |
ラルフ | 「精神力?」 |
社 | 「そうだ。多くの精神力が一時に集まる『場』。これを探すのが俺達の役目だ」 |
シェルミー | 「並々ならない精神力を持った格闘家がぶつかり合う『場』。わかるでしょ?」 |
クラーク | 「そうか!キング・オブ・ファイターズを利用した!」 |
ラルフ | 「何だと!?」 |
社 | 「お前達が必死に闘う。その間にオロチは復活に十分なエネルギーを頂戴するって寸法だ」 |
ラルフ | 「なめたことを・・・!!」 |
社 | 「これ程うまくいくとはな。しかし、まだツメが足りない。俺達と闘ってもらうぞ」 |
ラルフ | 「いいだろう。だが、生きて帰れると思うなよ!!」 |
社 | 「威勢がいいな。だが無駄だ。勝ったところでお前達に待っているのは地獄なんだからな」 |
庵 | 「優勝か・・・くだらん」 |
庵 | 「ゴフッ・・・」 |
レオナ | 「!!!」 |
庵 | 「貴様にも解るようだなこの大会に、オロチの存在がからんでいることを・・・」 「クッ、・・・血がさわぐ・・・」 「なめるなオロチ!!俺は、貴様等の血などに屈せん」 「グハァッ・・・」 「はぁはぁ・・・くっ、何も見えん!!」 「なにっ!!」 「・・・・・」 「俺・・・自身と闘えというのか!!」 「ふふふははははは!!!面白い!!」 |
レオナ | 「八神・・・・どうしたの・・・」 |
庵 | 「はぁはぁはぁ・・・!!!なんだ・・・俺はいったい・・・何を・・・もう一人の俺は・・どうした・・・」 |
レオナ | 「・・・そんなの始めから、いないわ」 |
『だいぶ重傷だな・・・』 | |
庵 | 「・・・!!」 |
『現実も幻想も見分けがつかないなんてね』 | |
『いたずらにぼくたちの力を弄ぶからだ・・・』 | |
庵 | 「誰だ!!」 |
『オロチと言えばわかるか?』 | |
「お前達が・・・」 | |
「オロチ!!」 | |
庵 | 「残党登場か・・・貴様等だったとはな・・・」 |
社 | 「驚いたか?」 |
庵 | 「何を企んでいる」 |
社 | 「企み?ほとんど済ませちまったぜ、お前等がな」 |
庵 | 「・・・・・!!」 |
社 | 「オロチの覚醒はゲーニッツが成功させた。その覚醒をより完全にするのに必要なのは多くの精神力だ」 |
庵 | 「精神力か・・・」 |
社 | 「そうだ。多くの精神力が一時に集まる『場』。これを探すのが俺達の役目だ」 |
シェルミー | 「並々ならない精神力を持った格闘家がぶつかり合う『場』。わかるでしょ?」 |
庵 | 「そこでこの茶番を利用したというわけか」 |
社 | 「お前達が必死に闘う。その間にオロチは復活に十分なエネルギーをお前達から頂戴するって寸法だ」 |
レオナ | 「・・・・・」 |
社 | 「これ程うまくいくとはな。しかし、まだツメが足りない。俺達と闘ってもらうぞ」 |
庵 | 「あぁ、すぐに地獄に連れていってやる」 |
社 | 「ふん。ま、勝ったところで、お前達にも地獄が待っているだろうがな」 |
大会から一カ月後・・・ 舞、ユリ、キング、ジャンの四人は休暇をかねて海に来ていた。 | ||
ジャン | 「とったあー!」 | |
ユリ | 「ちょっと、ジャン君!許さないわよ!返しなさーい!」 | |
舞 | 「ジャン君!逃げろ逃げろー!」 | |
キング | (全く、三人共、元気いいわね) |
ラルフ | 「元祖主人公といったらオレ達だろ!!」 「よし!次は、このカッコで出場してみようぜ!!」 | |
クラーク | 「私は、別にいいですけど・・・」 | |
アテナ | 「私は・・・コレですか・・・?」 | |
ケンスウ | 「おーい、誰か忘れてへんか・・・!!」 |
紅丸 | 「さあ、どうするね。お二人さん!世界最強になった俺には到底勝てないぜ!」 | |
ジョー | 「馬鹿いってんじゃねえー!世界最強は昔からジョー東様と決まってんだよ!」 | |
キム | 「その傲慢な態度!修正に値する!私が鍛え直してやろう!」 | |
「うおおおおおー!!」 |
京 | 「やっぱり、オレ達が負けるわけにはいかねぇよな」 | |
リョウ | 「当たり前だぜ!だてにカンバン背負ってるわけじゃないからな」 | |
テリー | 「でも、お前のカンバンは、ロバートにとられたんじゃないのか?」 | |
リョウ | 「・・・・・」 |