鳥寄とりよ

技解説
 その神秘の力で鳥を呼び寄せて攻撃して貰う技です。
 絹がプレイヤーとして使用出来る作品は天外魔境II、天外魔境電脳絡繰格闘伝、天外魔境真伝の3つですが、その全てで使えるのはこの「鳥寄せ」だけです。これが絹を代表する奥義という事でしょうか?
 実際、絹は小動物と会話が可能であり、小鳥と戯れている姿はとても絵になっていたりするのですが、この鳥寄せの場合は「敵の攻撃を受けてもらう為の盾」だったり…何か「使い捨て」感溢れてます。いいのかなぁ?

とりよ

 コマンド :↓溜め↑A(溜め時間:46フレーム〜)
 ダメージ :5、5×3、18
 ヒット効果:のけぞり
 ヒット数 :1、3、1
 ガード数 :1、3、1
 ガード  :全
 得点   :500、500×3、1000

 上空から斜め下という軌道の「飛び道具」です。
 溜め時間で性能が変化し、ゲーム中のタイマーで丁度1カウントで1段階目の溜めが完了し、以後、1カウントづつで性能が変化していきます。
 1カウントで小鳥が1匹、2カウントで小鳥が3匹(写真では右から2番目)、3カウント以上で大鳥(写真、一番右)を召還します。
 どの段階であろうと、絹本人が攻撃を受けるとその時点で攻撃判定消失。つまり鳥は逃げちゃいます。
 攻撃判定の発生自体は実は割と早いのですが、上空から現れるので地上の相手に当たるのは入力から30〜40フレームもかかり…つまりは凍竜並に遅いという事になります。まあ、間合いが広いのでそれ程には問題無いのですが。
 本作は飛び道具でも「ヒットストップ」が発生する…にも関わらず、本体はそのヒットストップ中も行動が可能な為、(鳥寄せに限らず飛び道具が全てそうなのですが)のけぞり時間(or防御硬直)が異様に長く…当てさえすれば、防御されてもかなり有利な状態となります。ヒットした場合は、かなり出の遅い技でも追撃可能です!
 ただし、大鳥(3カウント以上溜め)は、その異様に長いのけぞり時間を超えて絹の硬直時間の方が長いので、地上の相手に対してはヒットさせたとしても反撃を受ける可能性高いです。攻撃判定は見た通り大きいのでジャンプ防止…じゃなくて、実際にジャンプした相手に対して「先読み対空」として当てるしか無いです。もっと簡単に言えば3カウント以上溜めてしまったら、溜めを解除した方がいい。ヒットしてさえ反撃受けるのですから、ガードされたら…。

式神寄生に関して
 式神寄生の始動の為にはこの奥義を使う必要があるわけですが、何でああなるのかはわかりませんが、まず間違いないのは「画面内に飛び道具(鳥)が残っているのに、飛び道具(式神)を出そうとするから」ああなるという事です。つまり、硬直が異様に長い大鳥の後にリバーサルで式神を放っても、ただ式神が発射されて終わります。まあ、大鳥自体お勧めしないのは上に書いた通りで、大鳥を出してしまったらリバーサルも何も反撃受けるでしょうから気にする必要は無いといえば無い話ですけどねぇ。

 一方で、寄生解除として鳥寄せを使う場合…この場合は「式神」がまず発射されるので「しゃがみ弱パンチ」からでも鳥寄せが連続技になるという……「絹には縁が無い」はずだった「キャンセル技」が連続技用に使えるという事になります。しかも当然ながら、相手のすぐ近くにいるので「めくり式神」の時ほどではないですが、かなり大きな追撃が可能です。画面端の相手にしゃがみ強パンチキャンセルから鳥寄せ式神を使えば防御力の低いキャラ相手なら簡単に10割持っていけます。にも関わらず、本サイトにおいて「主な連続技」の箇所に鳥寄せ式神始動の連続技が無いのは……

発射条件が不明だから


 です。ダッシュ特大やオーラ投げなどでは確実に発射される式神ですが、鳥寄せの場合は発射される時とされない時と…そして「発射されない」場合でも「寄生」は「解除」されてしまいます。…つまり、術ゲージの無駄使いに終わってしまいます。これでは…ねぇ?
 何かしらの条件があるのでしょうが、私にはわかりません。以上!!