噛かみつき

技解説
　シロが突進して相手に噛み付いて振り回す技です。ちなみにマントーＡが使うのは「かみつき」…バカだから平仮名。

シロッ

　コマンド　：←溜め→ＣＤ（要犬）（溜め時間：３２フレーム）
　ダメージ　：２４
　ヒット効果：ダウン
　ヒット数　：１
　ガード数　：０
　ガード　　：全
　得点　　　：１０００

　投げ判定の突進技です。判定が投げなので、のけぞり中の相手やガードポーズを取っている相手には当たりません。それでいてこの技に対して、相手はレバーを後ろ方向に入れればガードポーズを取る事が出来るので…つまり実質「ガード可能な投げ技」という使えなさ爆発な分類となります。相手は実際にはこの技をガードしているわけではなく、ただ単に「シロ」が投げに失敗しているだけなので、ガード硬直などというものは存在しません。そしてこの技には絶大な硬直時間があります。たとえ、この技が打撃判定でガード硬直があったとして反撃確実であったであろうこの硬直時間。それでいて相手のガード硬直は０。こんな技を不用意に出したらジャンプ攻撃から連続技とかかなり危険な事になります。

　しかし、全く使えない技なのかと言えば、突進力があり発生も…他の奥義に比べれば早い（それでも遅いんですが）ので、硬直の長い技に対して反撃技として使っていく事が出来ます。幸いにして溜め時間自体は短いのでその用途として使うのに問題はありません。

　ちなみに、メストムックに「弱かまいたち」より早いので反撃に使えると書かれていますが、現実として「ウソ」と言うしかありません。投げ判定自体は確かに「弱かまいたち」より１フレ早く発生している…と思います。しかし、投げ間合いが極端に狭いので相手に到達するまでの時間というものがあり、相手に密着かつ「犬が絹より前」にいる状態から出しても、捕らえるまでに１４フレームもかかります。これだと「中かまいたち」並です。密着で反撃なら投げの方がよほど確実ですし、実際にはもう少し離れた間合いという事で１５〜２０フレーム辺りを見積もっておくといいかと思います。で、そうなると…反撃に向いた技とは到底言えません。反撃用としては「遅すぎ」です。あくまでも硬直の長い技に対して反撃に使えるというだけの事。…実際、反撃出来る技とか調べたみたいですが、それで「何でこの発生速度でこんなにも反撃出来ない？」とか疑問に思わなかったのかが謎。…公式データだけを信頼しすぎて攻略記事を書くと「データと言ってる事とやってる事がちぐはぐになる」という実例。