不動ふどう

技解説
 「不動明王」を召喚し、居座って貰う術…降神。明王は何をするわけでもない、ただそこに存在するだけである。

ふどう
 

 コマンド :↓↓C
 ダメージ :20
 ヒット効果:ダウン
 ヒット数 :1
 ガード数 :10
 ガード  :両
 ゲージ回復:14カウント
 得点   :1000

 天外魔境真伝を代表する脅威の「体力半分削り」能力を持つ術。

 ヒット効果がダウンなので1ヒットしかしないものの攻撃判定は10回発生している為、全てガードさせると50ダメージ。体力の半分を削るという凄まじい事になります。
 発生が遅い為、ガードさせにくく、ガードさせたとしても1回ガードする度に相手は後ろに押されていく為、あっさりと不動の攻撃判定の外に出てしまいます。
 つまり、画面端近くで相手がダウンした時ぐらいしか使えない術という事になります。
 しかし「ダウン」と言っても、投げでは間合いが広がってしまい、足払いでは不動が間に合わず、実戦では弱王狼斬のヒット後にしか起き上がりに重ねるチャンスはまず訪れません。

 さて、では画面端近くの相手を弱王狼斬でダウンさせた後ですが…重ねのタイミングが早いと2、3回しか削れず(1フレで1回攻撃判定が発生するので、1フレずれるごとに削りが1回減ります)、重ねが遅いと空中ガードで逃げられてしまいます(空中ガードされた場合は1回しか削れません)。
 正直なところ、人間では毎回10回削るのは無理なので、7回以上削るのを目標に。それが出来ないのであれば重ねる意味無し!
 起き上がるまでの時間がキャラごとに違うので「このタイミング!」と一概には言えないのですが、地面に落ちる寸前から落ちた直後が大体の目安となります。
 絹は落地した後、綱手とカブキは地面に落ちた瞬間、それ以外のキャラは地面に落ちる直前辺りといった感じ。
 ただし、どんなに完璧に重ねても全キャラ「起き上がりリバーサルバックステップ」で回避出来ますし、空中ガードを狙ってレバーを後ろ斜め上に入れられていた場合、重ねが遅ければ空中ガードされてしまいますし、上手く重なっていても20ダメージで逃げられてしまいます。…つまり、どこまで極めようと相手には「避ける」と「喰らう」という逃げ方が存在しており、「起き上がりリバーサルバックステップ」は「まず操作ミスが起きない」ものです。…ここまで書いておいて何ですが、「相手が上級者だった場合」…不動を使うなど「有り得ない」かと思います。例外となるのは同キャラ戦の時で、八雲のバックステップはかなり時間がかかり、硬直も長いのでバックステップで回避されても立強斬りやダッシュ特大攻撃を当てる事が出来ます…大したダメージではないですが、ゲージがある時に画面端近くで王狼斬をヒットさせれば確定で何らリスクを背負う事なく、最低でも12ダメージ増加出来るという事です。…ダウンさせた時にバナナ、毒が飛んでくると「確定」とはいえなくなりますけど。