その昔行っていた、対戦格闘紹介より

「これ、対戦格闘じゃなくてプロレスゲームだよ、ホントにネタつきてきたんだ」
 んっんー、そうじゃないんだな。
「『プロレスも格闘には違いないだろ』とかってのは却下だよ!それいったら、当てはまるゲームいっぱいあるんだから」
 いや、そうでもなくて、ファイヤースープレックスは対戦格闘に近いんだよ、GANGAN行進曲に似てるかな?
「内容聞くまでもなく、つまらなそう」
 鋭いな、確かに面白いゲームじゃあない。とにかく連打あるのみなんだよねぇ。
「はい?」
 いや、だから、とにかく連打なんだよ。必殺技出すのも連打だし、投げるのも連打。
「必殺技はともかく、投げも連打なの?」
 そうだよ。プロレスゲームなんで、相手をいきなり投げる事は出来なくて、相手と組んでから、どっちが投げるか決まるんだが、その決定方法が連打。
「タイミングよくボタン押すとかじゃなくて連打?」
 だから、さっきからそう言ってるだろうが。相手と組むと、パワーゲージってのが出現する。連打する事で自分の方に傾いて、ゲージが多い方が投げる事が出来る。ただし、ゲージがそれ程、傾いてない場合は大技は失敗する。大技を決めるには、相手よりかなり連射スピードが上回らないといけない。
「つまり、このゲームで強い人ってのは連射が得意な人?」
 って事になる。必殺技もかなりの連射が必要だし、その他の打撃技は威力がたかが知れてるから…。基本的には、ちょっとでもゲージが傾けば決める事が出来るロープ投げを使って、跳ね返ってきた相手に必殺技ってのがパターン。
「何するにも連射しないといけないのか…やなゲームだね」
 プロレスゲームの名を借りた、連打対決ゲームだな、これは。ただね、連射力が劣っていても勝てないわけじゃない。打撃技をヒットさせると、隠しパラメータ的にパワーゲージが動いてるんだ、実は。この状態で相手と組むと初期状態で自分の方に既にちょっとだけ傾いてるから、少し有利になる。
「打撃技を当てまくってから組めば、かなり有利になるわけだ?」
 理論上はそうなる。けど、この見えないパワーゲージは傾きっぱなしってわけはなくて、相手の攻撃喰らえば当然で、時間経過でも中心点へと戻っていく。結構、自由に動けるんで、打撃技を喰らいまくった場合、逃げに徹するだろうから、打撃技を当てまくっても有利にはなりにくい。
「ホンットにやなゲームだね」
 だな、でもこれでもSNKコモンワールドを舞台にしてるから、龍虎や餓狼なんかと世界同じなんだぞ。ビッグボンバーダーは、ライデンというか、多分ライデン以前のビッグベアの元パートナーだし、テリーは千手掌打を使う。
「千手掌打って元ネタあったんだ?でも、誰もつっこまなかったよ」
 風雲シリーズは人気ないし、ファイヤースープレックスはマイナーだからな。しかし、謎な爺さんだな、伝説の狼から帽子もらってて、使う技が千手掌打…ボケてるんじゃないか?
「やっぱり、あの帽子、偽物じゃない?」
 そう思う、多分、あの爺、テリー=ロジャースを伝説の狼と勘違いしてるんだ。で、ロジャースも何だかよくわかんないけど、ファンらしき子供が欲しがってたんで、帽子をあげた、それが真相だろう。

その昔書いていた雑記より

「一応、100メガショックの第3弾でしょ?何で、そんな無視されるの?」
 風雲シリーズも似たようなもんだと思うけど…。まず第一に攻略は今更やっても仕方ない。第二に紹介しても面白くない。第三に知ってる人自体少ない。以上三点が大まかな理由だ。
 ネオジオというハンパなメディアも災いしてる。業務用なのか家庭用なのかはっきりしなくて。風雲はともかくファイヤースープレックスは、私はそうは思わないけど、一般的にはクソゲーと呼ばれるに十分なゲームだ。連打あるのみだし。でもネオジオだからクソゲーページでも扱ってもらえない。
 久々にプレイしたことだし、改めて紹介しなおそう。
「雑記だけど、いいの?」
 何書くか決まってないし、内容的によさそうなら、後でリンクしとくって事で。
 ゲーム自体はガンガン行進曲系の360度フリー移動可能でしゃがみとガードが出来ない対戦格闘だ。
「ガードがないってのは痛いね」
 一応はプロレスだからな。ガードしちゃったら観客からブーイング起きちゃう。で、互いが正面からぶつかると、画面下に連打ゲージが表示される。より多く連打した方にゲージは傾く。で、連打受付時間終了時にゲージが傾いてる方に投げる権利が発生する。ただし、投げには3レベルあって、傾いたゲージ量によって、使える投げが決まってる。大して傾いてもいないのに、大技を使おうとすると、相手が弱投げとか入力してると逆に投げられちゃう。だからゲージを見て、的確な投げを使う事が重要。
「その連打ゲージってのは、確か、見えないだけで普段から存在してて打撃技をヒットさせる事で動いてるんだったよね」
 そう、打撃技は必殺技(コマンドはボタン連打)はともかくとして、とにかく威力が低い。存在意義が不明に思う人も多いだろう。そう、打撃技は正に連打ゲージを動かす為にあるのだ!マニュアルには、んな事書いてないんだけど。プレイして自分で気づけって事だろうか?
「LIFEゲージは、あるの?」
 なかったら勝負つかんだろ。とにかく打撃技と投げ技でLIFEを削って、フォールするかギブアップさせるかで勝負は決する。リングアウトもあるけど、普通にプレイしてる分には有り得ないだろう。ちなみにストリートファイの場合、もちろんフォール3カウントなんて何の意味もないから、KOさせるしかない。ダウンさせて10カウントとれば勝ちだ!誰が10カウント数えてるのか知らないし、そもそも何で10カウントとる必要があるかもわからんけど。
「ストリートファイトってのは初めて聞いたんだけど」
 あれ?前回説明しなかったんだっけ…そっかそっか、あともう1つ、電流ロープステージもあります。
 では、最後に…あなたにCPU戦を教えてやろうか?
「真顔で言われると、すっごいイヤ」
 ストーリーはもちろんなし。とにかくチャンピオン目指して戦うのみ!
 CPUは連打能力強いんで、まともに組み合っても、常人じゃあ勝てない。だから、ちまちまと打撃技を当ててゲージを傾けておいてから組む。それでも弱投げが精一杯だと思う。それでOK、ロープ投げを選んで、気合で連打して必殺技をクリーンヒットさせる。一部のキャラでないと通用しないけど、その一部のキャラの必殺技は、多段ヒットして、かなりゲージ傾ける事出来るんで、すかさず組んで、最強投げを狙う。基本的に、この繰り返し。使うキャラはマスターがいいと思う、圧倒的に強いから。ちなみにタイムアップになると残りLIFEがどうあれ、強制的に負けになるんで、何が何でもダウンさせて、フォールするか関節技でギブアップさせる事、これ大事だから!
「聞いてる分には簡単そうだけど」
 当然、難しい。とにかく疲れるし、打撃技をヒットさせる事自体、結構難しいのだ。これを簡単にクリアできる奴は轟勇気ぐらいじゃねぇか?
「う〜ん…」
 で、そんなこんなで無事、勝利を収めると、何故か御同業のはずのプロレスラーがストリートファイとを挑んでくる。こんなんがバレたら、しばらく試合に出れなくなるのは必至だが、相手は、チャンピオンでも何でもないプレイヤーに恨みでもあるのか、問答無用に襲ってくるんで、倒さないといけない。以降、公式試合とストリートファイトが繰り返されて…最後にチャンピオンとの闘いになる。チャンピオンっつっても、強さは他のキャラと大差ないから、安心していい。性能は高いんだけど、プレイヤーの闘い方がプロレスを無視してるから…。
「うーん、さっきから考えてたんだけど、ファミコン拳がネオジオに通用するとは思えないんだけど」
 …さっきから、何か考えてるかと思えば…人の話聞けよ!ファミコン拳といってもファミコンでしか使えないわけじゃないだろ。
「だってさ、あの巨大コントローラだから50連打が可能だったんであって」
 それはそうかもしれんが、片手でも25連打だろ、十分だよ。それにボタンに直接触れない、スーパーインパルスアタック(だっけ?)もある!
「衝撃波でボタンを叩くっていう?」
 音速を超えたソニックブームみたいだから、ボタンどうこうよりコントローラが壊れそうな気もするが、そのスーパーインパルスアタックだ。
「壊れそうじゃなくって、間違いなく壊れるよ。それに勇気ってさ、重い十字キーに慣れきってて、軽いレバーだと、力が有り余って思うように操作出来ないんじゃなかった?記憶だと血まで吹き出してたような…」
 それは、成長してる事を願う。
「轟勇気より、石野あらしの方が望みあると思わない?」
 技出すのに時間かかるからダメ。ムーンサルトとかやろうもんなら、空中にいる間に連打受付時間終わってます。炎のコマはボタンじゃなくてレバーを激しく動かす技だし、もし通用したとしてもファイヤースープレックスでキャラがワープしても何の意味もない!
「そっかぁ…あらしは今のゲームに向いてないんだ」
 そっ、今のあらしは、多分ゲーム好きのただのおっさんだと思う。昔みたいに、うぉーらおらおらぁ、とか叫びながらプレイはしてないだろう。
「叫びはしないだろうけど、新技は開発してると思うよ、それで街の子供達のヒーローみたいな感じになってて」
 むぅ、そんな様な気もする。…唐突だけど、ファミコンキャップって知ってるか?
「インベーダーキャップみたいなの?」
 燐の方に記憶はいってんのか…マイナーで知らない人が多いけど、ファミコンロッキーと同時代に別冊コロコロコミックに連載されてたんだよ、そういうコミックが。ロッキーほど無茶じゃなかったけど。
「ロッキーはね…毎回毎回、よくもあんなデタラメ思いついたもんだって感心する」
 スターソルジャーの変なボーナスとか、ハットリくんが巨大化するとか…何周しようがハットリくんは巨大化しません!
「思うに勇気って毎回毎回、試合内容では負けてない?最後の最後に実際のゲームにないデタラメが発動して逆転とかそんなパターンばっかりだったと思うんだけど」
 所詮、50連打とその応用の十字キー高速回転しか能がない男だから…遊一郎の方が実力は間違いなく上だっただろう。ついでにいえばあらしも、あらしよりも悟の方が強かった。
「シューティングゲームで十字キーを回して意味ある?っていうか死なない?」
 勇気理論では、画面内を高速で移動する事で、出てくる敵は登場した途端に片っ端から倒せるから問題ないのです!
「いくら十字キーを高速で回しても、自機のスピードは…」
 炎のコマの応用だろ。激しい十字キーの動きに耐えられずにコンピュータが誤動作を起こして高速移動を可能にしたんだ。まぁ、理論があるだけましだろう。あらしのムーンサルトとかスーパーノヴァなんて、さっぱりわからんぞ。特にスーパーノヴァは何をやったのかすらわからない。
「レバーが折れた影響で、コンピュータが誤動作を起こして敵が全滅するような世界だから」
 凄いよな。レバーがコンピュータと直結してるんだ。アナログコントローラかな?