キム カッファン

声優:橋本 さとし

個人データ
名前金 甲喚
コピーテコンドー一筋の熱血漢
格闘スタイルテコンドー
生年月日1964年12月21日(28歳)
出身地韓国
身長176cm
体重78s
血液型A型
趣味カラオケ
好きな食べ物イカフェ
得意スポーツ体操
大切なもの2人の息子
好きな音楽ムード歌謡曲
嫌いなもの

※好きな食べ物:餓狼SP以前の資料であるにも関わらず「焼肉」となっているものも…謎です。

キャラ設定

 テコンドーこそが世界最強の武術と、強く信じる男。韓国格闘界の威信をかけ“キング・オブ・ザ・ファイターズ”へ挑む。スピードある攻防一体となった技で、相手から着実にダメージを奪うファイティング・スタイルは彼の性格そのものだ。
「貴様たちは私とテコンドーの敵ではないのだ。」

公式ストーリー

 息子たちが私の見様見真似で、テコンドーを始めたのはいくつの時だったろうか?私が始めた頃よりも小さかったかもしれない、とキム・カッファンは思った。
「おとうさん、ぼくもいつかは飛燕斬とか、できるようになる?」
 幼い息子が期待に満ちた顔で父親の顔を見上げた。
「馬鹿だなぁ。足も真っすぐに上がらないのに飛燕斬なんかできるもんか」
 質問の答えは父親からではなく、兄から返ってきた。
「お兄ちゃんなんかに聞いてないよ!ねえ、おとうさん、できるよね?」
 弟は半分涙ぐみながら、師であり、尊敬する父親のズボンの裾を引っ張った。
「そうだな。お前たちはこれからどんどん上達するだろう。ただし、それは真面目に修業を積んだら、ということだ。もしかすると、とうさんよりも強くなるかもしれない。だからお前たちも世界一を目指す気持ちで頑張りなさい」
 幼い息子たちに言い聞かせるように、また自分も初心に帰れるように、ひとつひとつ言葉を区切りながら言い含めるのだった。
「我が息子ながら筋がいい」。そう妻に語ったことがある。すると、「あなたは子供たちにテコンドーを教えるときが一番楽しそうにみえるわ」と返事がきてキム・カッファンは赤面した。
 最愛の息子たちがテコンドーを始めてくれたことはうれしかったが、教える時にどうしても甘くなってしまうのは、まだまだ未熟な証拠だとキム・カッファンは反省する。
「さあ、稽古のときはおとうさんじゃなくて師匠と呼びなさい。甘えた気持ちでは修業はできないぞ」
「はい、お師匠さま」
 未来の格闘王たちは大きな返事をした。

悠的コメント

 今現在はかなり有名な話となっていますが、当初は「キム=ハイフォン」という名前で、ちょびひげで白目な怪しいオヤジで、しかもCPU専用キャラだったようです。
 ところが、韓国からのお客さん(=実在カッファン氏)に「こんな名前なんか無い!(有り得ない)」とツッコみを受け、しかも怪しいオヤジなデザインを見てそのお客様は相当にショックを受けたらしく、韓国市場を考えるとこのデザインじゃダメだ!という事になり、デザイン変更及び名前変更されたという経緯があります。

 実在カッファン氏はネットを検索すると韓国のゲーム会社社長の金甲煥みたいに書かれていたりしますが、餓狼伝説の謎やネオジオフリークによれば、ゲームキャラのカッファンは漢字では「金甲喚」と記述するようです。元々「煥」なのを、単純ミスで「喚」としてしまった可能性が高いのですが……。

 息子であるドンファンが「東煥」表記であり、親子で同じ行列字(火)を持つのは有り得ないという事で敢えて「口」にしたという可能性も。結局、実在カッファン氏と漢字表記が何故違うのかは謎のまま。実際、火を口にしたところで行列字の思想では「甲喚>東煥」や「甲喚>在勲」という親子関係が成り立つのかどうかはよくわかりません…甲が行列字だとすると、息子は乙。煥も勲も乙じゃないので違う。じゃあ、喚なのかと言うと…????(甲煥>在勲であれば火>土と妥当性のある親子関係です。実際にカッファン氏の息子としてジェイフン氏がいるのは確認されているので、妥当性があって当然ですが)。ジェイフン、ドンファン共に「ハイフォン有り得ない」発言をした実在カッファン氏から頂いた名のはずなのに、何故にこのような(有り得ない事はないんでしょうが)納得のいかない名前になるのか、かなり謎です。

エンディング

挑戦メッセージ

 あなたのウワサは聞いている。是非、私と手合わせ願いたい!

勝利メッセージ

対キム カッファン

 ほんもののキム・カッファンの力を思い知ったか!

その他

 我がテコンドーの前には、手も足も出まい。

 我がテコンドーが最強!誰にも止めはさせぬ!

 同じ武道を志すものとして、いい勉強をさせてもらいました。

 ウワサどおりの強さだ。また手合わせできることを楽しみにしている。

必殺技

半月斬はんげつざん

↓↙←BorD

 側転浴びせ蹴りだとか解説される技で、2回削れるので削りに多用される技。キャンセルからこれを出してちまちま削るのが餓狼2キムの基本。決して隙の小さい技ではないので、生出しは厳禁。

「はんげつざん」


飛燕斬ひえんざん

↓溜め↑BorD

 一見して対空技ですけど、無敵時間がなく対空性能は低いです。その攻撃判定の大きさと発生の速さを利用して対地用に。動こうとした相手を斬る感じで。とはいえ、隙が大きいので多用するような技ではありませんね。

「ひえんざん」


飛翔脚ひしょうきゃく

ジャンプ中↓BorD

 餓狼2唯一の空中必殺技。急降下して連続して踏みつける独特の技でヒットするととても気持ちがいい。
 ガードされると大きく跳ね返り全キャラから反撃を受けるので多用出来ません。チンは慣れないとガード後の反撃が意外と難しいので、対チンではイヤがらせに使ってみるのもアリですけど。

「アタタタタタ」


超必殺技

鳳凰脚ほうおうきゃく

↓↙←↙→BD

 ガードポーズをとられてしまうダッシュ投げ。乱舞技。
 コマンド完成と同時に投げ判定が発生するので投げ間合い内で発動した場合は普通にコマンド投げとして使えます。投げ間合いは狭いのでガード崩しには到底、使えませんけど。
 ガード可能とはいえ、判定は投げな為、ガードされると相手にめりこみ…当然のごとく投げで反撃を受けてしまいます。
 とはいえ、確定状況が非常に多く、餓狼2の超必殺技の中では有用な部類。

「アタタタアタタタ…」