ゲーム画像等には著作権が存在している為、使用する為に当サイトのアドレスを記した上で各社に問い合わせしました。
ビスコ :条件付きで使用可
SNKプレイモア :公式に認める事は出来ないが、商業活動や悪質な事をしない限り訴える事はしない
ノイズファクトリー:同上
ジー・モード :同上
ハドソン :返信無し
サンソフト :返信無し
アトラス :不可
という結果となりました。アトラス社の場合は「テキストの転載」も不可との回答を頂いたので、勝利メッセージやエンディングメッセージ等の公開もありません。
一応の許可を頂けたビスコ社及び…公的に許可を頂いたわけではありませんし「問題が無い」という回答を頂いたわけでもないですが、ファン活動を阻害するのは本意ではないとして、著作権侵害「問題」とは捉えないという回答を下さったSNKプレイモア社及びジー・モード社、ノイズファクトリー社には感謝と敬意です。
著作権法における引用は「書籍」等のテキストやイラストのみでなく「テレビドラマ」や「アニメ」、もちろん「ゲーム画像」に対しても実は適用されます(当たり前といえば当たり前ですけどね)。
引用をWikipediaで見てみると…。(ちなみにここでの転載は「法令(ここでは著作権法ですね)に著作権は無い」ので問題とならないわけです)
とあります。3の引用部分は「画像」となるので、特別の注意は不要。4も特別の注意は不要。5は出所は「ゲーム画像」なので解説不要。
問題は1と2ですね。「著作物を引用する必然性」。「画像の量が少ないからOK」だとか「多いからNG」という話ではなく必要なのかどうかです。
多くのサイトでゲームの「タイトルロゴ」を使用していますが「タイトルロゴの研究」なんていうコンテンツでもないなら「引用する必然性」などありません。「テキストで十分」なわけです。
背景に「無意味に大量にゲーム画像」などというのは「一切、引用する必然性」は無いので当然NG。
当サイトでゲーム画像を使用するのはキャラ紹介の場合は「右上」のキャラ画像、エンディング等画像、必殺技画像。このウチ、右上の「キャラ画像」には必然性は無いので「引用」は成り立ちません。
エンディング画像も「エンディングを紹介」するという目的においては「必然」となりますが、その「紹介」という行為が「ゲーム内容の公開」であり、それが既に「著作権侵害」となるので引用とはなりません。
最後の必殺技画像。これが微妙なところ。必殺技がどういうものかの解説には必要となる場合もあります…が。そもそもが「ゲームの紹介」が目的のコンテンツにおいて必殺技を紹介するという行為自体に「必然性」があるのかどうか。無いと思います。
必然性があったとして、2番目「主従」関係。必殺技画像びっしりで、解説が1行。これでは「引用」が成り立ちません。
結論として、当サイトにおいては「引用」でゲーム画像を使用可能な「メインコンテンツ」は存在しない。一部「成り立つ」と思われるコンテンツも以前は存在していましたが。
当サイトに限らず「ゲーム画像」を使用したいという意図がある場合、「引用」の範囲での「活動」など「ほぼ無理」だと思います。「ゲーム画像を使用してサイト公開」を行う事は多くの場合は「著作権侵害を行っている…が、権利者に黙認されている」状態であることを自覚しておく必要があるはずです。
ゲーム紹介と題して「不特定のゲーム画面」を1つ2つ公開しているサイトも多いかと思いますが、これも「引用」とはなりません、普通に。要するに「画像があった場合」「無かった場合」とを比べて「無いと何を言ってるのかさっぱりわからない」のがまず大事で、「さっぱりわからなかった」として、その「コンテンツ内容」自体がどうなのかが次の問題。
ちなみに4番に相当するゲーム画像は「未発売に終わったゲームだが何故か出回っているもの」「発売されてはいるが、データ改造等しないと有り得ないゲーム画面」辺りかと思います。まあ、そもそもその辺りの画像を出す人が「引用」だとか言い出すとも思いませんけど。
ノイズファクトリー社のサイトを見て頂ければわかるかと思いますが、著作権侵害を敢えて見逃した結果の成功があります。
しかし、今回のこの日記のようなものは、著作権侵害を推進するものではないです。ノイズファクトリー社にしても何から何まで著作権侵害を見逃すというわけでもないでしょう。悪意があるかどうか、著作者としての意図、意思がどうなのか。今回のパターンでは「見逃す」「放置」で問題無いと判断したというだけで。
私自身は「you tube」等の明らかな著作権侵害動画が多く、それを自浄する力さえ無い動画サイトは認められませんし、同様にゲームのエミュレータなども認めません。これを前提とした上で…
個人サイトでのゲーム画像の使用やゲーム動画の公開さえも認めず、法律上認められている引用さえ認めない(法律で認められているので「認めない」としても効力は無いんですが)というゲームメーカーも多く…。それらを無視して活動しているサイトを「放置」しているのが実情。
以前、似たような事を既に書いてますが「個人サイトに警告」する事自体が、メーカーにとっては負の材料。
本来、悪いのは「間違った事をしている」警告を受けたサイトなのですが、実際には警告をしたメーカーに多くの方が悪印象を持ちます。結果…「放置」となります。
これではメーカーの言いつけを守る純正なファンの方が活動の幅が狭まるだけ。そして自社サイト上では「禁止」しておきながら実際に違反していても「放置」しているのは、それはそれで「印象が悪い」ものです。
悪意あるゲームの紹介や、不必要なゲーム画像の使用の仕方等…いちいち、見て回りチェックするのは困難な為、一律「禁止」とした方が楽なのは確かですが、多くの「ファンサイト」ではそのメーカーやゲームに対して悪意を抱き活動しているのではなく「紹介したい」という思いからのもの。
「禁止としておきながらも、実際には野放しになっている」よりも引用の範囲をある程度超えていたとしても、「悪意が無い」「商売に利用していない」等の条件が満たされていれば「使用可能」程度とした方が、その事実自体がユーザーに好印象を与えますし、そのゲーム画像等が使用可能になった事で「真面目」な人が使うようになれば「メーカーの意向を無視して活動しているサイト」よりもいいモノが出てくる可能性は高く、それを見た訪問者が作品に興味を持つかもしれません。
文化の発展が著作権の理念のようですが、「個人サイト」での活動を制限する事は正直「発展を阻害」こそすれ「発展」しないのではないかなと。
著作者の利益や名誉等を守る為にこそ著作権は存在しており、確かに著作権法上は「個人サイトでの活動」も著作権侵害となりますが、「著作権の理念に違反」しているのではないかなと、それでは。著作権濫用かと思っています、私は。
もちろん著作者の意思こそが大事で、著作権者=ゲームメーカーがダメだといえばそれが著作権の濫用だとしても、その意思は尊重し「ゲーム画像の使用」はしません。引用という形では使用するかもしれませんが。
ネオジオ対戦格闘サイトではサイトアドレスを記し、(それが当然ですが)実名で「ゲーム画像使用の可否」を各社に問い合わせました。
結果としては「著作権侵害は当然認めないが、悪意が無ければ訴える事はしない」といった系統のものと「何であれ認めない」というものと「完全無視、返答無し」というものと大きくわけて3種類ありました。
SNKプレイモア社、ノイズファクトリー社、ビスコ社、ジー・モード社の4社については最初のパターン「ファン活動を阻害する事はマイナスになる」という考え方のようです。この4社にはかなり感謝です、実際。
サイト公開時には「著作権侵害ではないのか?」等の問い合わせにいちいち答えるのも面倒なので、各社の対応をリスト化していましたが「返答無し」はそのメーカーのイメージを損なうかとも思いますので「認めない」という対応だったのか「返答無し」という対応だったのかは今回は記しません。
というわけで「ゲーム画像の使用を絶対認めないという態度は著作権の理念に違反してませんか?」「著作権の理念がどうあれ侵害サイトを放置しているのであれば認めた方が良くないですか?」「法がどうあれメーカーの意思は尊重すべき」という3つを主張してみました。
当サイトでは「エンディング公開」をしていた(している)為、ゲーム画像を使用しての活動が「メーカーにとってマイナスにならない」という保証は無かったわけですが、「明らかにマイナスにならないであろうサイト」に対しても同様に「ゲーム画像使用不可」という態度では「ファンサイトが活発化」しませんよね?「自社サイトで積極的に活動している」のなら話は違うのですが…。
他の個人サイトで何をしていようと私自身は別にそれをどうとも思いませんが引用の範囲を遥かに超えてゲーム画像を濫用して使用いるのに「引用だから問題ない」と主張しているサイトは…さすがに笑えました。
「どこのメーカーも何も言ってこない」っていうのも「そりゃそーだろ」っていう…前述の通り「放置」してますからね、よっぽど有害な存在にならない限りは。
私も、「自社サイトで禁止を明言しているカプコン」社のゲーム画像かつては使用していましたが「何も言われた事はありません」。でも、メールで問い合わせれば「ダメ」と言われます(SNKプレイモア社開発の「SVC」のカプコンキャラのゲーム画像の使用可否を問い合わせた結果、NGという返答でしたから自社のゲームであれば確実にダメと言われるでしょう)。