突然の頭主失踪により急遽開催された「豪血寺一族頭主決定格闘技大会」。そして壮絶な戦いの末、ついに新頭主が誕生したのだった!新頭主の名は弧空院もとい、豪血寺干滋その人だった!
 苦節60年を見事乗り越え頭主になった干滋は、お祝いに駆けつけた人々を全て島内に招き入れた。6カ月間昼夜を問わず祝宴の日々が続いた…。
 宴会の馬鹿騒ぎにそろそろ飽きてきた干滋は、頭主の権限を利用して何か面白い事は出来ないかと考えた、そして名案が閃いた!
「あやつらにチームを組ませ試合させると面白いかのぅ…。可愛い女の子とチームを組むと…(想像)ウヒョヒョえぇのう〜」
 完全に不健全な事を想像している干滋は頭主たる掟の第十条を施行した。

第十条 一族の者は頭主より命を受けた場合、原則としてそれを拒否する事はできない。

 干滋の命を受けた前大会出場者達は再び豪血寺家本家のある人工島へ集合してきた。
 ただ試合だけでは面白くないと思った干滋は世界最強の格闘家を交えた一族親睦格闘技大会が今ここに始まろうとしていた。