シザリオン

個人データ
名前シザリオン
 兄の仇である「冬の女王」を倒す為に…そして人々の幸せの為に力を振るう半人前道士。
 兄の仇討ちの為に「女」である事を捨て「男」として闘ってきたが…

男の子時代

「僕は男だ!弱い女なんかじゃない!」
「痴漢行為していて何を言う!どう見たってリジィオは嫌がってるぞ。第一、今はそんな事している場合じゃないだろうがっ!」
「僕が倒すんだ!兄の仇だ!兄は《冬の女王》に殺されたんだ!道士だったから、街の人に頼まれて出て行ったきり、帰ってこなかった。だから、僕が兄の仇をとる。他の奴には渡さない!」

 道士リジィオに出会い…リジィオが冬の女王の魂を救済する場面に立ち会い…リジィオの押し掛け弟子となり…以後、少しづつ(本人は意識していないかもしれないが)年齢相応の女の子らしくなっていく(微妙に少しづつ口調変わっていくんですよぉ…芸が細かいというか)。
 シザリオンのリジィオに対する感情は「師匠」というよりも「兄」に対するそれであり、そしてそこには「恋愛感情」も含まれている。
 逆にリジィオから見たシザリオンは「世話のかかる妹」といった感じであり、「シザリオンの兄」の姿を借りてシザリオンを諭したり…なかなかに苦労している模様…まあ優しいからこそだが。でも、それがシザリオンには気に入らない。
 彼女からしてみれば「何で僕の実力を認めてくれないんだ。僕だって道士なんだ!」というものである。だから「リジィオ」に少しでも自分を認めてもらおうと…おそらくはいつか「パートナー」として認めてもらおうと…時々暴走して…結局、リジィオに助けられ自分の未熟さを思い知るというのがパターンである。

それに、僕一人で解決できたら、リジィオも見直してくれるはずだ。弟子にしてくれるかもしれない

 まあ、何にせよ、愛すべき可愛い女の子であるのは間違いない。
 とりあえず、最新刊における彼女は間違いなく「女の子」であり「男の子」の印象は全くない。その口調は我々がよく知る「一人称ボク少女」のそれである…初登場時のあの男口調はムリしてそういうしゃべり方をしていたのではなく「自然」にああだったわけで…変われば変わるものである。

女の子時代

「僕が道士になったのも、兄さんの影響なんだ。兄さんは強くて、格好よかった」
「兄さん、僕のために苦労したんだ。だから僕は早く一人前になって、兄さんの手助けをしたかったのに……」
「僕がもっと強かったら、一緒に行っていたら、兄さんはあんな姿にならなくてすんだかもしれない」