黄金聖闘士、獅子座のアイオリアの従者…10歳。
聖闘士ではなく、そしてまだ子供とは言え、女性が仮面もせずアテナに仕えているというのはいかがなものか?聖闘士でないとはいえ、聖闘士の最高位「黄金聖闘士」の従者ですし。
ボク…死んでみる!!
彫刻家であった父が仕事の途中に病に倒れ「娘を残してはいけない」という強い思いだけが自身の作った石像に宿り、娘「リトス」を探し暴れまわる。
その石像を倒しにきた獅子座のアイオリアに対し、父の思いを知るリトスは叫ぶ。
だから…ボクが死ねばあいつ止まると思うんだ!!!
ボク…死んでみる!!あいつが止まったらやっつけて欲しいんだ
結局はアイオリアが独力で石像を倒した事で、リトスの命は救われ、リトスはアイオリアの従者となる。
しかし、命を救われたといっても本編の「前編」にあたる作品のキャラであり、その本編には(当然の事ですが)存在していない以上、どこぞで死ぬのでしょう、きっと。…可哀想に。
聖域に対して(何故か)反抗的なアイオリアの立場を守る為に暴走し勝手な判断でアイオリア宛の勅令書を見て、それをアイオリアに届けないなどという事をしでかし、その挙句に黄金聖闘士、蟹座のデスマスクに蹴られるという実に楽しい人生を送ってます。
どーでもいー事ですが「主人思いな健気な女の子(リトス)」よりも「その女の子を蹴る非道な男(デスマスク)」の方に多くの読者は共感を覚えたようで……。私も思わず雑記で「デスマスクに蹴られました。いい気味」などと書いてしまいましたが…どうにも報われないキャラです。
しかし、アイオリアに「ウチで最強はリトスかよ!!」と言わしめ、聖衣を纏った黄金聖闘士の蹴りを受けて無傷でいる辺り、恐るべきお子様。
「はい!!最強はボクです」
「なンだろ?ボク アイオリア様おこらせるようなコトしちゃったカナ?」