クローン優香

声優:野上 ゆかな
個人データ
名前クローン優香(くろーんゆか)

キミこそ誰よ?ボクは武内優香だよ

 V.G及びA.V.Gシリーズ主人公である武内優香の2Pキャラですが、クローン優香が登場するのはA.V.G(1)のみ。

店長さぁーんや・だ・よぉ そんな事言っちゃ ボク泣いちゃうよぉ

 謝華ミランダのボディ…マテリアル候補であった武内優香は両親により謝華グループより逃がされ、その際に身代わりとなったのが、このクローン優香である。
 ひたすらに(いい意味で)頭の悪い展開だったA.V.G.がこのクローン優香の登場をもって唐突にシリアスに、そして暗いストーリーへと変貌する。
 なお、クローンだからといって一人称まで同じなわけはなく、クローン優香の一人称は「私」であり、ホンモノのフリをしていたからこそ「ボク」と言っていただけに過ぎない。ボク娘ではない!?いやいや、そんな事は無いですよ。

わかる?15年間白い壁の部屋に閉じ込められ実験動物のように身体をいじくられる苦痛が!

 クローンとして生まれた恨み、ホンモノは幸せに生きて、そして自分は実験体として生きている。
 他のクローン体は実験材料としてあっさりとその生を終えていく。その中、身代わりとなったこのクローン優香だけは、クローン体として生き続ける苦痛を味わい続け、そしてオリジナルに恨み、憎しみをつのらせていく。

 先にクローンだからといって一人称まで同じなわけはないと書きましたが、それと同じく旭神館空手で鍛えたオリジナルと毎日実験台となっていただけのクローンとで戦闘能力が同じなわけもなく、強化処置を受けた結果の戦闘能力。……そして、その無理な強化故にオリジナルとの戦闘後にその身体は崩れていき……。

 オリジナルから聞かされた真実。謝華に騙されていた自分。オリジナルへの憎しみは消え、そしてオリジナルに抱かれその身体は消えていく。


だってアナタとは元々1人だったんだから

 別れを告げるオリジナルの武内優香。


「さよなら……もう1人のボク……」

 そして、クローン優香の魂はオリジナルに宿る。武内優香の思い込みかもしれない、そうだとしても優香は1つとなった。そしてオリジナルに宿ったクローン優香の一人称は「ボク」へと変化する。
 単なる2Pキャラというには、実に哀れであり悲しい存在…それがクローン優香である。

 ちなみにA.V.G.の基本ストーリーはKOFのネスツシリーズに思いっきり盗まれた事をここに記しておく。
 最強の肉体を欲しがるラスボス。その肉体候補である主人公。同じく候補となったKシリーズと呼称されるK1、K2兄妹。…偶然というにはあまりにも悪質なまでにネスツシリーズにコピーされてます。